成功しろ。成功しろ。役に立てるような戦力を。ううん、それだけじゃない…大切な仲間を。
機械音が鳴り、目の前が光でいっぱいになる。すると、人影が現れて緑の上着を翻しながらそのサーヴァントは現れた。
「ほいほい。呼ばれたからにはそれなりに働きますよっと…」
成功した。このまま、立香くんのように、役に立てるように。引き続き魔力を込め続ける。私が召喚を続けているのを見て、職員のうちの一人が止めた方がいい、と言ったのが聞こえた気がした。
いや、私は続けたい、誰にも止めさせない。
そう強く思い、力を込めると、ぶわっと光が広がり、二つの人影が見える。
「東方の大英雄、アーラシュとは俺のことだ。よろしくな!」
「僕はアマデウス、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト!戦闘はともかく、キミの人生を飾る事だけは約束しよう!」
2人の声を最後まで聞く前にばち、と体の中が弾ける感覚に襲われる。続いて酷い頭痛、四肢が痺れて頭が回らなくなる。動け、動けと願うも体は逆に床に沈んでいく。あの職員の声が、遠くで聞こえる。
ああ、また人に迷惑をかけてしまう。