「…原因は魔力の不足でしょう。ただでさえ弱っているところを無理したに違いありません。召喚部屋で何があったか聞いていますか?」
「三人連続でサーヴァントを召喚したと聞きました」
「なんてことだ…彼女には負担が大きすぎる。そんなことを職員は許したのか…」
「…職員は止めたらしいですが、彼女は聞き入れずに続けたそうです」
「…目が覚めたら話を聞きましょう」
「はい」
それからベッドに横たわる彼女の横で、手を握り側にいる事しかできないもどかしさを、噛み締めていた。
一晩経ち、寝ずに見守っていたが彼女の目が覚めることはなかった。ただ、運ばれた時から多少容体は安定している。その内魔力が回復すれば目覚めるだろうとのことだ。
目が覚めるまでここを離れるわけにはいかない。横で見守っていると、後ろから声をかけられる。
「よお、はじめまして。ロビンフッドだ。オタクと同じマスターに召喚されたサーヴァントだ」
明るく差し出された手を握り、ああ、と返事を返す。そして彼は僕が見守っていたベッドに目を移す。
「…マスター、まだ目ぇ覚めそうにない感じですかねぇ?」
「…しばらくすれば目が覚めると聞いていますが、今のところ兆候はありません」
「そうかい。…ところでサンソンさん、アンタ寝てないだろ?サーヴァントだって疲れるもんは疲れるんだから、一回寝たほうがいいといいと思うけどねぇ。オレが、代わりにみてるからさ」
「……いや、僕は彼女の状態を知っていた。なのに止めることがてきなかった…僕の責任だ」
「…そうかい。まあ、オレたちは待ってるんでね。なんかあったら声かけてくれよ、ヨロシク」
「…ああ」
そうだ、僕の責任なんだ。