「な、何これ!」


こんな小学生みたいなことすんの誰だよ、今時小学生でもしねーっつの!いやマジやめろよ!日番の欄に、相合い傘で飾り付けられている私と土方くんの名前をみて恥ずかしさと怒りで拳が震えた。いつからうちのクラスは相合い傘をつけるようになったんだよ!こんなことして喜ぶのは近藤くんだけだろ…。神楽ちゃんか総悟だ、絶対そうだ!ていうか、いつから?え、ちょ…いつから?全然気づかなかった!もしかして、みんなに見られた?え、やだ、どーしよ!もう恥ずかしくてお嫁にいけない!土方くんとどーやって接したらいいんだよ、コノヤロー。


「何してんだ?」
「ひひひじ土方くん!」
「何動揺してんだよ」
「べべべ別に!土方くんこそどうしたの?」


私は土方くんに見られないように黒板の前に立つ。マジヤバい!ピンチ!どうするよ、自分。怪訝な表情をする土方くんに愛想笑い。最悪だって、絶対土方くんに変な人だと思われた!放課後の教室で黒板に張り付いて笑ってるとか、明らかにおかしい人じゃん…!明日絶対あいつら問い詰めてシバく!


「日誌書いてくれたのか」
「え、あ…うん!土方くん部活だと思って」
「サンキュ」


ああ、笑顔の土方くんはなんて素敵なんだ。眩しい!眩しすぎる!日誌をみて中々帰らない土方くんを見つめて、私はニヤニヤしてしまった。あーヤバいヤバい。流石に一人でこれはヤバいかも。惜しいけど早く帰ってくれ土方くん!


「なぁ、さっきから何してんだ?」
「え?いや、べべべ別に…!」
「何か隠してんだろ」
「な、に言ってんだコノヤロー!」


あーまじ最悪だ!好きな人にコノヤローとか言っちゃった!泣きたい。そして消えたい。神様仏様坂田様、何とかしてください。これからテストで欠点とらないから!


「あ、足下にゴキブリ」
「どっどどどこ?!」
「嘘」


んだよ、コノヤロー!ビックリして飛び跳ねちゃったよ、恥ずかしいよ、ほんとに。虫如きで何ビビッちゃってんの私。黒板見られる方が怖いって!
……あ、黒板見られた。


「み、み…見た?」
「見た」
「ごめんね!!誰かがイタズラしたみたい!多分神楽ちゃんか総悟か総悟だから!」
「それ書いたの…俺」


あいあいがさ
(ええええ!?)(悪ぃ、消すの忘れてた)
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