※口悪ヒロイン注意
「ゴルァ、このクソ執事ィ!」
「何だよ、んなデケー声出して。発情期か」
「違うわボケェ!母さんと父さんが旅行行ったからって、執事は執事なんだからね!働けコノヤロー!」
「執事だって人間なんですぅー、羊じゃないんですぅー。労働者に休息を」
私のベッドに寝転がっているこの生意気な銀髪の男は、一応この家で雇っている執事だったりする。顔はまぁカッコいい方だし、身長もそこそこだし…普通にしていれば自慢の執事だ。(普通にしていればね!)今日は父さんと母さんが居ないからってこの有り様。
「とりあえず、そこ退いてくれない?」
「えー…銀さん眠ぅーい」
「知るか。自分の部屋行けよ」
「何で?お前の執事なのに」
「じゃあ、おかしいよね。この配置」
突っ立ってる私と寝転がってる執事。逆じゃね?私がお嬢様じゃね?何てこの男には関係ないらしく、既に布団に潜り込んで寝る体制に入っていた。
「ちょっとォォ!おまっ、マジで父さんに言いつけるぞゴルァ!」
「口悪ィお嬢様だなァ。いつもと全然チガーウ」
「黙れ天然パーマが!」
「お前はもっと糖分を摂取しなさいよ」
「お前はもっと控えろ、糖尿ヤロー」
「今の銀さん傷ついたなー。責任とってくれる?お嬢様」
本気で殴ってやろうかと握り締めた拳は銀時に掴まれ、そのまま布団の中に引きずりこまれた。え、何だこれ。セクハラじゃないの?
「ちょっと何すんの!訴えるぞマジで」
「銀さん眠いんだよ。一緒に昼寝しよーぜ」
「私は眠くないってば!ちょっと聞いてんの?」
「…」
寝てる、寝てるよこの執事。お嬢様を抱き枕にして寝てるよ。信じらんない。ドキドキしちゃってる私も信じらんない!…でも、まぁ普段はしっかり働いてるし、今日くらいいいか。
羊みたいな執事
(って、そんなわけあるかァ!起きろ糖尿執事が!)(んだよー、ケチ)(うっさいコノヤロー!)
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