※バトロワパロディ、死ネタ、グロ表現注意
※バトロワが許せない方、意味がわからない方は閲覧をお控え下さい


おかしい。何が?って聞かれりゃ全てが、って答える。とにかくおかしいんだ。だってそうじゃなきゃ、俺が名前に殺られるわけねーんだ。おかしいおかしいおかしい。


「ねぇ、ソーゴ。痛い?」
「ったり…めェだろ、が…ぅがぁあ!」
「やっぱり?」


包丁が腹に突き刺さってて痛くないわけがない。恐らく普通の家庭用の刃物は、人を貫くためにできていない。切っ先が胃だか何だかの途中で止まってる気がする。名前が柄を動かす度にぐるぐるぐちゃぐちゃと中身が混ざって、既に痛いのかどうかさえ分からない。ただ気持ち悪くて口からは胃液と血が溢れて息すらまともにできなかった。何度も飛びそうになる意識は名前によって戻され、俺にこれ以上ないほどの地獄を与えてくる。おかしい。血なんてとっくになくなったんじゃないのか、その証拠に手も足も凍ったように冷たい気がする。だけどぐちゃぐちゃな腹だけは燃えてるんじゃないかと思うくらい熱い。


「ソーゴ、もう死んじゃうの?」
「う……るせ」


血まみれの手で俺の顔を包み込んだ名前は、無表情で。まるでつまらないとでもいいたそうだった。絞り出すように言葉を発すれば血も一緒に出てきた。何だ、まだ残ってたのか。


「死にかけでも強気なんだ。それでこそソーゴだよね」


手傷さえなければ、名前になんか負けやしなかったのに。今更悔やんでもしかたない。だって、もう俺は死ぬ。いよいよ遠のきかけた意識は名前の声にも、与えられる痛みにも戻らない。


思い描いた結末は
(俺が名前をぐちゃぐちゃにするはずだったのに)

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