小屋
好き勝手に書き散らす自由帳
(←戻る)2020/06/02 19:56
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化粧を終え、新しく淹れた紅茶をゆっくり楽しんでいると外が俄に賑やかになってくる。活動を始めた鳥を始めとする動物たち、遠くから聞こえてくる何かの部活動の練習の声。
寮の方は大丈夫なのかと問えば、いわくレオナが昨夜から不在なのだとか。まぁ今日の夜には帰ってきちゃうんスけどね、と言うラギーは、面倒くさそうな言い方とは裏腹に顔は楽しそうなものだった。
「アニーちゃんもう街行っちゃう?」
「うーん、いや、今日は昼行ってすぐ帰ってくるつもり」
「へぇ、珍しい。じゃぁ夜の仕込み付き合ってくれないスか?お礼に一つお願い聞くけど。なんか困ってんでしょ」
ぱちくり。アニーが瞬く。
「……なんで分かったの。すごい」
「シシシッ、まぁ色々?いいから話してみなさいって」
「んんー。なんて言えばいいんだろ……お願い一つ聞いてくれるんだっけ」
「いやまぁそれは言葉の綾っつーか。別になんでもいいんスけど」
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