「あれ、どっか行くん?」
「二宮さんとこー。勉強みてもらう約束してる」
「おれも便乗していい?」
「公平ならいいんじゃん?どしたの急にやる気だして」
「次のテスト槍バカと賭けてる」
「え、賭ける意味ある…?」
「あのバカには1.5倍のハンデつき」
「うわぁ」
「だから希子も今回はあいつの味方すんなよ」
「大丈夫だよ、陽介がどんなに頑張っても1.5倍にしたくらいじゃ平均いかないって」
「お前も中々辛辣な…」
「悪口じゃなくて事実だよ」
「それな」

「二宮さーん」
「…出水も一緒か」
「いいスか?」
「構わない。ただ少しは隊長にも見習わせろ」
「いやあの人はもう無理でしょ」
「ね」
「な」
「お前らが甘やかすのも問題だろう」
「おれは甘やかしてないですよ」
「…希子」
「え、これ私が怒られるやつです?」
「あまり奴を調子に乗せるな。この前もレポート2つ書いてもらったとか言ってたぞ」
「だって太刀川さんがレポート終わらなくて任務来れないーってときに限ってゲート大量に開いたりするんですもん」
「確かに、大体そうだよな」
「それに常日頃から思ってるけど高校生がでっちあげたレポートで単位くれる大学も大学だと思う」
「お前どんどん仕上げるの早くなってるよな…」
「如何に情報を抜き出してそれっぽく纏めるかのスキルは身についた」
「お前はどこを目指してるんだ」

20160920