四年前
三門市に突如開いた異世界への門。そこから現れた近界民により門付近の地域は壊滅、たくさんの人が亡くなり街は恐怖に包まれた。
それに対抗したのが界境防衛機関ボーダー。彼らは近界民を撃退し、すぐさま防衛体制を整えた。
今もなお門は開き、近界民は変わらず現れる。にも関わらずボーダーへの信頼故か、三門市の住人は時折届く爆音や閃光に慣れてしまっていた。
……しかし、三門市以外でも、四年前以前にも。実はひっそりと門が開いていることを知っている者は少ない。
「死にたくなければ生き続けるしかない」
「帰り方教えてあげよーか?」
「……女の子?」
これは、とある一人の少女が必死に生き抜く物語である。
20200417