暗殺部隊幹部の朝は早い。
まだ日も出てないうちに目覚めて、今日の任務を確認するのだ。

「今日のターゲットは…っと…」

私は任務の書類をめくった。

その瞬間…





「ぇ……」




私は言葉を失った。


その書類には大きな文字で一言。

『スペルビ・スクアーロ』。


嘘だよね?嘘と言ってよ…。
私は何が何だか分からなかった。
どうして…?私が恋人であるスクアーロを…。


で、でも。任務だもんね…。
やるっきゃない!

任務を遂行できないってことは、ザンザスの信頼を下げるということーーー。



私には、どうしてもヴァリアーのボス、ザンザスを裏切るのは許されないの。

私は過去、イタリアでその後過去最大規模の事件とも言われる、裏社会の大きな組織に手を出していた。
そのときに出会ったのがザンザスだった。

「お前はこの件から手を引け」
「どうして?あなたは私に関係ないはずでしょ?私は絶対に手を引かない。もう後戻りは出来ないの…!」
「いいから早く行け」
「嫌よ!」
「行け!!!」

ザンザスの大きな声に驚いて顔を上げると、目の前にいたザンザスが、私をかばって背中に大きな傷を負ってしまったのが分かった。

「…ザンザスっ!?」






ーーーそのときから私は、この人を絶対に裏切らない。そう誓った。


その後どういうわけか、その組織から手を引いた私をザンザスが拾い上げて、ヴァリアーの幹部に入れられたってわけ。私はわけもわからずこの無駄にだだっ広い屋敷に放り込まれて、今に至るってワケ。((わけわかってないのかよってツッコミは無しの方向でv



そんなワケで!
今回の任務を与えられた私にとって、たとえ恋人を暗殺するって任務だったとしても、私は引くわけにはいかないのである。

でも、ボスも酷いよ…。
スクアーロと私が付き合ってること知ってるのに、
わざわざ私にこんな任務与えなくても…。


スクアーロ、ごめんね…。
大好きだよ…。
私のこと許して…。
なんて。許してくれるわけないか((


そんなことを心の中で呟きながら、私はスクアーロの部屋のドアを音を立てずに開いた。

今なら…眠ってる間に殺せる……っ!




なんて思った瞬間。












「「「「「「誕生日おめでとう!!!!!
!!」」」」」」







「え、ええええええぇぇぇぇぇぇえええええ!?!!!????!」



思いも寄らなかった言葉が、無駄にだだっ広い屋敷に響き渡る。((2回目


「みんな、どういうこと!?」

「この日のために、準備したのよん♪」
「ルッスーリア!!」


「ししし、凜のために王子がわざわざ時間かけたんだから、後でお仕置きなv」
「ベル!!」


「ム…全くだよ。お金はらって貰わないとね。」
「マーモン!」


「暗殺部隊で誕生日パーティなんてな…」
「レヴィ!」


「チッ、俺に感謝しろよ、名前」
「ザンザス…!!!」


みんなが私に声をかけてくれる。
でも、最後はもちろん、この人だ。



「う"お"ぉ”ぉ"ぉ”い”!!!!!!!」

「スクアーロ…ッ!!!!」


「名前てめぇ!!俺のこと殺そうとしただろぉ!!!」

「えっ!?い、いや、そんなことあるわけないじゃん!!」

……なんて。((



「まぁいいか…とりあえず、誕生日おめでとうなぁ。」



「ありがとう…!

って、ねぇ、どういうことなの?私てっきり任務でスクアーロを暗殺…って、あッ!!!」

口を抑えたときにはもう遅い。


「やっぱり殺そうとしてたんじゃねぇかぁ!!!!!」

「ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!!;;;;」



「今日はお前の誕生日のために、サプライズだったんだぁ。」

「ぇっ?」



するとザンザスは名前にこう言った。

「今朝の書類、しっかりと読んでみろ。」
「書類…?」



名前は戸惑った顔をして書類を覗き込んだ。


「『ターゲットは…スペルビ・スクアーロ。』…………『の部屋に来い』って、えええぇぇえッッ!!!」


「バーカ、ちゃんと読まなかったのかよ、しししッ」

「だ、だってぇ…そんなの気づかないよ〜!!」



「とりあえず、誕生日おめでとう。名前。」


そういってスクアーロは名前の額にキスを一つ落とした。

「す、スクアーロ…!?//////」


「お前の驚いた顔が見たかったんだぁ。



愛してる。」



2人だけになった部屋を甘い空気が包み込む。



「私も…」


今度は深く深く口付けた。
頭の中がぼーっとして、溶けてしまいそう。
って、あれ、おかしなことに気づく。

「…ちょっとスクアーロ!」

スクアーロの手が、私の服の中に入り込む。


「なんだぁ?可愛い反応するお前が悪いんだろぉ?」

意地悪に笑いかける。


「ちょっと…!明日も任務が…!!//////」



逃げられるわけでもなく。
明日も暗殺部隊の朝は早い。((はず。←ぉぃv




犯行は計画的に♥



fin.






▽ ▼ ▽

カス鮫を暗殺する話です。←
殺されなくてよかったね!!((ぉぃw

ここでちょっとヒロインちゃんの設定をば。
身長154pでイタリアと日本人のハーフ、美人というよりは可愛い系の女の子ですw
長編でも同じ設定で出てくる子なので、かわいがってやってください。←ぇv

ここまで読んでくださってありがとうございました!^^