黒子とお互いを見つけれない
黒子並に影の薄い主人公。誠凜生。図書委員。
黒子テツヤ君は影が薄い。近所(詳しく言えばマンションの隣の部屋)に住む火神君に聞いた話だ。なんでも影が薄くて見つけられないらしい。
委員会が同じだから名前はなんとなく聞いたことがあった。黒子君本人を見たことはない。だからどんな顔だとか性格とかは全然知らない。だって影が薄いのだから見つけようがないのだ。
かくゆう私も影が薄い。得することもたまにはあるけど殆どは邪魔でしかない特性。自動ドアは天敵だ。
そんな私が同じく影の薄い黒子テツヤ君に興味が湧くのは自然なことだった。