今日は、パパとママとショッピングモールでおかいもの。
クリスマスプレゼントを買ってもらうんだー!
車からおりてお店に入ると、大きなかがみがあったから、その前でくるっとまわってみた。
この間買ってもらったお洋服…かわいくて、着てるとうきうきしちゃうな。
えへへ。
「なまえ、今日、もふもふえんのイベントがあるんだって」
ポスターを見て、ママがそう言った。
かのんくん、今日もおしごとなんだ!すごいなぁ…
『もふもふえん』は、小学校の同じクラスの、姫野かのんくんがいるアイドルユニットだ。
かのんくんはアイドルをやっていて…私や、クラスの女の子たちよりも、ずーっとかわいくて、お洋服にもくわしくて…えぇっと…そう!『みんなのあこがれのまと』なの。
「そうなんだ!お買い物終わったら見れるかな?なまえ、見たーい!」
「そうね、この時間ならご飯食べてからでも大丈夫よ」
「じゃあ、まずはクリスマスプレゼントを探しに行こうか」
「うん!」
それからパパと手をつないで、いっぱいお店を見てまわった。
いっぱい欲しいものがあって、まよっちゃうなぁ…
「うーん、どうしよう…」
「…あれ?なまえちゃんだ!」
なやんでいたら、名前を呼ばれた。
その声がする方を見ると…
「かのんくん!」
「こんにちは、なまえちゃん!」
かのんくんが私に気付いて、声をかけてくれたんだ!
「かのんくん、これからアイドルのおしごと?」
「うん!その前に、ちょっとだけお店を見てたんだ!ここのショッピングモール、可愛いお洋服のお店いっぱいあるから」
「そうなんだー!」
かのんくんの後ろには、知らないお兄さんがいた。
このお兄さんが、かのんくんのよく言ってる『プロデューサーさん』…かなぁ?
「なまえちゃんはおかいもの?」
「うん。クリスマスプレゼントを買ってもらいにきたの」
「いいなー!いいもの見つかった?」
「うん、いっぱいあってなやんじゃって…」
「そっかぁ」
そうやってお話してたら、お兄さんが「かのんくん、そろそろ…」と声をかけた。
「ごめんね、なまえちゃん。かのん、もう行かなきゃ!」
「うん、いってらっしゃい!がんばってね!」
「ありがとう、なまえちゃん!よかったら、かのんたちのステージ見ていってね!」
「うん!絶対見るね!」
そう言ってバイバイして、かのんくんは走りかけて…
「…あっ、大事なことわすれてた!」
と、またもどってきた。
「どうしたの??」
「あのね、なまえちゃん、そのお洋服、とーっても似合ってるね!すっごくかわいいよ!」
「ふぇっ…!?あ…ありがと…」
わ、わぁ!
かのんくんにかわいいって、言われちゃった…!
どうしよう、うれしいけど…なんだかそわそわしちゃう。
「あらあら、なまえったら真っ赤になっちゃって」なんて、ママが言ってる。
パパは、なんだかへんなかおだ。
かのんくんはにっこりとわらって「あとね」とつづけた。
「2階のおもちゃやさんのとなりのお店にある、ピンクの帽子をあわせたら、きっともっと可愛くなると思うよ!もしよかったら、見てみてね!それじゃ、ばいばい!」
そう言って、かのんくんは手をふっておしごとにむかっていった。
「…パパ、なまえ、帽子がほしい!クリスマスプレゼントは帽子がいい!!」
「わ、わかったわかった。まずは見に行ってからな」
「なに気圧されてるの」
ママがパパを見てわらってる。
いいから早く行こうよー!!
「それからね、買ったらすぐ、もふもふえんのイベント行きたい!」
「ご飯はどうするの?」
「あとでいい!」
かのんくんがちゃんと見えるところで見たいもん!
早くならんでおかなきゃだめだよね!
「……なんだか複雑だなぁ」
「この程度のことで何言ってるの」
「んもー!パパもママもおそいよ!!早く早くー!!」
「はいはい」
「ちゃんと手を繋ごうなー」
Merry Christmas with 315Production!! 