【2周年企画】お題@別バージョン



あくまでおまけ。とても短い一部のみです。


◆東雲×フレンチトースト
※英雄Ver.との違いをお楽しみください。

「なまえさん、起きてください。朝ですよ」
「んぅー…」

なまえさんは、普段はキリリとしているのに、寝起きがとても可愛らしい。
この事は、ユニットの誰も…いや、きっと事務所の誰も知らないのだ。
そう思うと、毎回のことながら頬が緩んでしまう。

もっとこうして、可愛らしいなまえさんを堪能したいところではありますが…
なまえさんは仕事があるのだから、起こさなくては。
…もうそのための準備はできていますし。

「なまえさんのために、フレンチトーストを焼いたんですが…困りましたね」
「ふれんちとーすとっ!!!」

なまえさんは舌ったらずにそう呟くと、ガバッと勢いよく起き上がった。
…普段とのギャップが、たまらなく愛おしい。

「はい。それでは、仕上げをしておきますから、二度寝しないで起きてきてくださいね」
「もちろんです!顔洗ってきますっ!!」

先ほどまで微睡んでいたなまえさんはどこへやら。
なまえさんは、パタパタと洗面所に走って行った。

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◆黒野玄武×本当にありあわせ?な朝食
※付き合ってないけど、なんやかんやあって玄武の部屋に、鈍感プロデューサーがお泊りしたよ!という設定。

「ありあわせですまねぇんだが…」

玄武くんに起こされたものの、まだぼんやりとしていた私の目の前には、ご飯と具だくさんのお味噌汁、じゃことねぎの入った卵焼きが並んでいた。
これが…ありあわせ、ですって…!?
その驚きで、私の目はすっかり覚めたのだった。

…このクオリティでそんなに申し訳なさそうにされたら…いつもの玄武の朝食のレベルや如何に…
そして、私の普段の朝食はいったい…
………まあ…あれだよね…私は、成長期とっくに終わったから…うん…


「玄武くんはホント、なんでも出来ちゃうんだねぇ…」
「そうでもねぇさ」
「いやいや…いい旦那さん、いいお父さんになりそうだよ。私が保障する」

いい奥さん…とも思うけど、さすがにこの巨躯を前に「奥さん」とは言えなかった。

ふと、玄武くんを見上げると、玄武くんは顔を手で覆って深いため息をついていた。
…その耳は、真っ赤である。

「…あまりこっちを見ないでくれるか」
「う、うん??…大丈夫?」
「…大丈夫だ」




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