朝起きたら…

抱き枕を抱いてたはずが…
抱いてたのは…

「ひろあき!?」

いとこのひろあきだった。

「one day〜ある日の休日〜」


「ん〜まる子…おはよ…」


「ばっばかっ!あんた何やってんのさ!人の布団に潜り込んで」


「寝てた…だって、まる子あったかいんだもん」


「びっくりするじゃん、いきなり居るから」


ひろあきは4つ下のいとこで今年で小学3年生だ


「それより、大野くんって寝言言ってたけど、誰だよそいつ?」


「そ、それはね…」


「まる子ー!大野君から電話よー」


「えっ♪はーい」


私はすぐ電話をとった。
「うんっ!うんっ!わかったよー後でねー♪」


「〜♪」


今日は大野君と会う約束をしている。


「やけにごきげんだな!デートか?」


「ひろあきみたいな、お子ちゃまには関係ないでしょ」


「むー!」


「はいはい、ひろあき、そこにいたら邪魔だよ、用意あるんだからー遊ぶんなら帰ってきてからね」



急いで支度をする。


あれ?ひろあき、大人しくなっちゃった。かわいそうだから、お土産でも買ってきてあげようかな。


そう、思いながら待ち合わせ場所 へと向かった


「あっ、大野君おはよ!」


「よう!今日、家に客来ちまって、場所変更になって悪かったな」


「ううん、天気良いし、今日は外の方がいいよ」


「なあ、それより、さくらの後ろにいるやつは誰だ?」

「ん?後ろ??…ひろあき!?こらっ!あんた、なんでついてきちゃったのさ!」



「こいつか大野って…ふーん」


ひろあきは大野君を睨むように見ている


「こいつじゃないでしょ!」

「フンっ」


「なんか、大変そう奴だな…」


「生意気でごめんねーいとこで小学3年生なんだぁ。ひろあき…あたしたち、今からでかけるから、帰んなよ、ね?一人で帰れるでしょ?」


「やだ、俺もまる子と一緒に行くからな!」


「ひろあき、あんたねー!」


「フンッ!」


「大野くーん…」


「しょうがねえな、わかったよ、連れてきゃいいんだろ?」


「ごめんね!」


「おいっ!どこ行くんだよ?まー中学生だから、そんなに金かかるとこ行かないと思うけどな!」


「…本当、かわいくーねーガキだな」


「ほんと、ごめん!」


「で、どこ行くんだ?」


「ひろあき、言っとくけど、遊びに行くんじゃないらね、図書館に行くんだから!」


「俺、本好きだし」


「あっ、そう」


ダメだ、説得できなかったか、せっかく大野君と、久しぶりに二人なったのにー。


「まる子ー手ーつなごう」

「はいはい」


こういう時だけは、上目遣いで見てくるんだから、この子は。


チラッ
さすが、大野君。


子供にヤキモチなんか焼かないか。


そして図書館へ


「ひろあき、うるさくしないでよ」


「はいはい」


ようやく、大野君と2人で集中できるな


「これは、こうで、こうやるだろ?」


「ふんふん、あっ、そうか!だから、ここ全部違ったんだ」


「で、これを…こうして」

「うん、あっできた!へへー大野君、わかりやすい、さすがだぁ」


「ここ、できないと、次に進めないぜ」


「え!?ーもしかして、これ基礎?」


「あたりめーだろ!この前の授業また、寝てたろ?」

「ハハ…秋の日差しに誘われてさ」


すると、ひろあきが大野君との間を割り込むように、ひろあきが入ってきた。


「まる子ヒマー」


はぁーやっぱり…


「本好きなら、大人しく読んでなよ」


「うちの近くの図書館と違って田舎だから、種類ねえんだもん」


「もう!あーいえば、こーいうんだから。」


「じゃー1回休憩するか?」


「うん、するする!」


一度、図書館にでて、甘味処へ


「俺、飲みもんでいいや、さくらとチビは?」


「チビ言うなっ!」


「はいはい、いいから、うーんとねー」


「「パフェ!」」


「じゃーウーロン茶と、イチゴパフェ2つお願いします。」


「この莓の酸っぱさとチョコの甘さ…」


「それにこの濃厚なミルクアイスが…」


「「ほぅ…おいしい」」


プッ
さくら、チビと反応一緒。

そして甘味処からでて、図書館へ戻る途中、グラウンドの前を通っていると…


「おーい、大野!子連れでデートかー?」


「うるせーよ!」


「なあ、大野ーサッカー人数1人足りねんだ、ちょっと入ってくんねえか?」


「無理、今から、俺…」


「行っておいでよ!大野君」


「さくら…」


「大野君サッカーしてるの見るの好きだし」


「じゃ、悪いちょっと行ってくる!」


「うん!がんばって!」


大野君がグラウンドへ向かう。


そして試合が始まった。


「あいつ、サッカーやるんだ」


「うん、すっごい上手なんだよ、見てな!」


大野君は、次々とドリブルで抜いていく、そしてパス

「やっぱりサッカーしてる大野君かっこいい!」


「フンッ!あれくらい当然だろ!」


そして


「大野!」


サイドからロングパス


ドコッ!


それをすかさず、大野君がシュートを決めた。


「やったあ!見た?今の!絶妙!」


「す、すげー…」


ひろあきも、驚いてるようだ。


それから、ひろあきは真剣に試合を見てた。


試合を見ているうちに、すっかり日も暮れてしまった。


試合は3‐0圧勝で終わった。


帰り道


「お疲れさま!今日はまた一段と凄かったね!」


「悪い、つい夢中になって帰る時間になっちゃったな」


「ううん、試合見てるの楽しかったし、ね?ひろあき!ひろあき??」


「やけに大人しくなったな、疲れたのか?」


「俺もサッカーやる…。」

「へ?」


「俺もサッカーやって、いつか、こいつ倒す!」


ダダダッ
ひろあきは、そのまま、家に入っていった。


「ひろあき、あれでもねーすごく真剣に試合見てたから、大野君の凄さ実感したんじゃないかなあ」


「あいつでも、変に根性ありそうだから、きっとうまくなるぜ」


「だといいけどねえ」


そしてギュッと抱きしめられる


「はぁーやっと2人きりになれたな」


「うん…」


そして目をつぶって


唇と唇が触れあいそうになった瞬間。


「おまえら、家の前でイチャイチャすんのやめろよ!近所で噂になるだろ?」


ビクッ
「ひろあき!?ひーろーあーきー!あんたいい加減に!」


「さくら…」


「ん?」


チュッ-☆


ボッ!
私は顔が真っ赤になる


「なあ、チビ、うらやましいだろ?」


ひろあきもポカンとしている。


「じゃー明日な!」


ボー
「うん、明日ね…」


「フ、フンッデレデレしてばっかみてぇ、おばさんに言ってこよ!」


「こら、待ちな!ひろあきー!」


それから、ひろあきは、うちに、あまり遊びに来なくなった。


「お母さん、最近、ひろあき来ないね?」


「なんか、サッカーのクラブ入って忙しいみたいよ、小さいのに偉いわよね」


「本当だったんだ。」


打倒大野君でサッカーをがんばってるらしい。


その事を大野君に言ったら

「いつでも相手してやるぜ」と言っていた。

今回は少し疲れたけど。

2人揃ってサッカーをやる姿を見れる休日が来るといいな。と、ふと思った。

END



←戻る
ALICE+