待ちに待ったXmas


私くらい楽しみににしている人たちは、たくさんいるかもしれないけど…


私にとっては本当に楽しみで特別な日なんだ。


だって今日は、久しぶりに東京から大野君が来るのだから。


〜Happiness〜


「いよいよ、今日Xmasだね!たまちゃんは、杉山君と、どこ行くの?」


「なんか、今日まで、秘密なんだって」


「へー杉山君も粋な事するねぇーなんか、いいなあ。そういうの。」


「まるちゃん、でも今日、いよいよ、だねー」


「うん、大野君。こっち来るんだあ♪本当は、まる子が東京行くって言ったんだけどさあー危ないからダメだって」


「ふふっ大野君、心配なんだね」


「東京のイルミネーションみたかったなあ…でも、会えるだけで嬉しいなあ」


「まるちゃん…楽しんできてね!」


「うん!」


「今日寒いよねー」


「雪降るかもねーホワイトクリスマス?」


「そうなるかなー?」


この時は、雪が降ればロマンチックだなあなんて、のんきに話していた。


家へ帰って用意をする。


どんな服にしようかな?ワクワク。


チラッと外を見ると、やっぱり雪が降っていた。


うーん寒そうだな。暖かい服装にしよう。


すると携帯が鳴り


「もしもし?さくら?」


「大野君、どうしたの?」

「今なあー雪で、電車ストップしてんだよ」



「ええっ!?」


「いつ、動くかわかんなくて、身動きとれない状態なんだ。」


「ウソ!?大変だ、大丈夫?寒くない?」


「ああ、それより、着くのいつになるか、わかんないから、とりあえず家で待っててくれ」


「…うん、わかった。」

「悪い!せっかく、今日、久しぶりに会えるのにな」

「大野君のせいじゃないよ。しょうがないよ。」


「…そうか、じゃ、また後で連絡する」


「わかった。うん」


ピッ、携帯をきる


しょうがないんだけど、せっかく、すぐ会えるとおもったのにな…


ホワイトクリスマスなんて、はしゃぐ気分じゃないよ。

雪め〜雪が憎い。


予定では、昼の13時頃には着く予定だった。


時計をチラチラ見ながらも、携帯が鳴る気配はない。

我慢できずに、電話をかけてみる。

ガチャ
「おかけになった電話は電波の届かないところにあるか…」


あっ、通じないや。
でも、電車はもう、動いてるみたい。


ええい、もう行こう!。


我慢できず、大野君を迎えに、駅のホームへと向かう。


その途中歩いていると、街はカップルで賑わっていた。


私だって、もう少しで大野君に会えるもん。


寂しさを、グッとこらえながら、ホームへ向かう。


着いてから、電子掲示板をチェックする、やっぱり、電車はもう、動き出しているようだった。


それから、また待っているとメールが入る。


あと30分で着くから、もうちょっと待っててという内容だった。


さらに、気持ちが高ぶり外にでる


ズズッ
はぁー寒い…


あたりは、もう日が沈みかけている。


時計を見ると、もう少しで16時だ。


もうそろそろ来ると思うんだけどな。


その時だった。


〜1番ホームに電車がまいります〜


駅のアナウンスが入る


来た!


ホームに電車が止まると、急いで色んなところを見回す。


すると!


「大野君!」


「さくら?」


ガバッ!
思わず、大野君に抱きつく

「お、おいっ」


「おかえり!…じゃないね、無事着いてよかった」


「待たしたな、悪い…」


大野君は優しく私を包みこんでくれた。


「おまえ、冷たい…」


「へへっ…ちょっと早く外で待ってたんだ、だって早く大野君に会いたかったんだもん」


「はぁー」


「どうしたの?」


「最初からそういう、顔するのなしな」


「何がー?」


「いや、なんでもねえよ」

「ハックシュ!」


「ほら、このままじゃ、風邪ひくから行くぞ」


「うん!」


大野君に手をひかれ、街に繰り出す。


「どこ行くー?」


「さくらの行きたいとこでいいぜ」


「うーんとね、えーとね、こういうとこ行ってみたかったんだ」


私はイタリアンの店を指さした。


「じゃ、入ろうぜ!」


入って行くと、さすがにXmasなだけあって、席は満席だったので、私たちは、すぐでて行った。


「あーあ残念だったね」


「しょーがねえ、まだ探してみようぜ」


何ヵ所か周わったが、予約をしていないせいで、どこも満席で、未だにどこも入れずにいた。


「はぁーどこもいっぱいだね」


「まあ、予約してなかったからな」


「ちょっと歩き疲れたよ」

「あっ、あそこなら空いてそうだぜ」


大野君が指したのは、小さなダイニングカフェだった。

「うん、寒いし入ろう!」

私たちは早速店に入った。



小さいけど、雰囲気はアットホームな感じで落ち着きがある感じだ。


店にはまあまあ、お客さんがいる感じだ。


早速、パスタやらピザやらついたコース頼んで久しぶりに2人だけの時間を過ごす。


「それでさー杉山君がたまちゃんにさー」


「へー」


大野君は、わりといつもより穏やかに笑っている。

そんな優しい表情にドキッとし、私に妙な緊張をもたらしす。

話していると、私だけ先走って話している感じがする。


まだまだ話をしていると、デザートのケーキが来た。

「俺の分もやるよ」


「え、いいの!?やったあ!」


モグモグ
「おいしいー!」


そして楽しい時間は、あっという間に過ぎていく…。


「さくら、俺もう行かねえと」


「ええーもう!?」


時計を見ると19時半だった

「静岡に着くの遅かったしな」


ショボン
「電車の時間あるしね、早いなぁ…じゃ駅のホームまで行くね」


大野君の手をギュッと握り見送りに駅のホームへと向かう。


「あーあ。Xmasだけ1日時間が長ければいいのにな」

「……そうだな」


本当は、Xmasの時間じゃなくて、大野君といれる時間が長ければいいのに…。


このまま時間が止まればいいのに…。


そして、発車前まで、電車とホームの間で私たちは、たわいのない会話をしていた。


すると


「さくら、これ俺から…」

大野君からのプレゼントだ

「わー☆ありがとう!!何かなあ?
ってあー危ない、大野君との話に夢中で、まる子も忘れるとこだった。はいっ!」


私も大野君にプレゼントを渡す


「おっ、サンキュー」


「ねえねえ大野君、あけていい?」


「ああ」


「あっ、かわいいー!」


ワンポイントにリボンがついた指輪だった。周りにはスワロフスキーがちりばまれて、キラキラしている。

「はめてみるねー」


「……待って俺がはめるから手だして」


「うん!」


大野君に手をだすと


「!?」



大野君に手を引っ張られ、私は電車の中で抱き締めらる。


「ちょ、大野君?」


プルルルー
〜ドアが閉まりますご注意下さい〜

プシューバタン


「あー!?」


電車は動き出してしまった

「大野君!電車動いちゃったよ、大野君?」


「さくらが最後に、いい顔するから、帰したくなくなったじゃん」


「…大野君。大好き!」


私たちは、お互いに見つめあい、熱い口づけを交わす
ハッ
「ねえ、どーしよう!?このまま東京行っちゃうんだよね?」


「はは、さくらこっちに連れ出して、ヤバイよなー俺、さくらン家に電話ちゃんとするから」


「大丈夫だよ、大野君、信頼されてるから」


「だと、いいんだけどな」



「ねえねえ、せっかくだから、着いたらイルミネーション観に行きたい!」


「結構着くの遅くなるけど…しょうがねえな」


「やった!あっ後さっきの指輪、今度こそはめて!」

薬指に指輪がはめられた


「わぁーピッタリだ♪」


「なあ、さくらのプレゼントも開けてもいいか?」


「うん、いいよ」


ワンパターンでマフラーなんだけど、喜んでくれるかな?


「これ!?本当に俺にか?」


「えっ?」


「腹巻き…」

ガーン
「あー!!おじいちゃんのプレゼントと間違えた!」

そうだ…紙袋だけは、おじいちゃんと同じだったんだ。



「ごめん!本当はマフラーだったんだよ?ごめんねー!」


「別に、今日さくらが、そばに居るだけで俺はいいし」


ドキッ
「へへ、まる子も!」


Thank you jesus!


そう、サンタさんからプレゼントをもらえなくたっていい、あなたがいるだけで最高のXmasプレゼントになるのだから。


「あっ、ねえ見て!また雪だ」


ブルッ
「そういや、冷えるな」


「ヒヒ…じゃあ腹巻きする?」


「しねえよ!」


「じゃあ温めてあげる」


ギュッ


「あったかいねえー」


「…だな」


そのまま2人寄り添って東京へと向かう


Merry Christmas!


私たちのXmasはまだまだ終わらない。


Spend happy night!


END




















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