「Seeds Of Future」


「もういいっ!」


「勝手にしろよっ!」


ある日大野君と大ゲンカをした。


本当は大野君と一緒に帰るんだったけど、ケンカをしたので、1人で帰っていた


大野君に、わかってもらえないのが、悔しくて、悲しくて、私は泣きながら帰っていた


その時だった


「なんで泣いてんの?」


私と、同じくらいの年齢の男の子が話しかけてきた


誰だろう?見かけた事ないなあ。新手のナンパかなぁーって私に限ってないか…


とりあえず、無視して歩いてたら


「なんで無視すんのー?


男の子がついて来た


あ゛ー意外としつこいなあ。無視。無視。


とにかく私は無言で歩き続けた


「あっ!前…」


あ゛ーもうなんなのさっ

「ちょっとあんた、しつこ…」


ゴンっ!


まるで、おきまりなように私は電信柱に激突した

「痛ったー」


「だから危ないって言ったのにー」


「もうっ!さっきからあんた、誰なのさっ!あたしに何か用??」


「大野とケンカしたんでしょー?ダメじゃん〜ケンカしちゃあ〜」


「うっ…。 なんで知ってるの?ってあんたに関係ないでしょ!」


「関係あるよ」


「なんでさ?」


「さあ、なぜでしょう?」


「〜いちいち腹立つ人だね!」


「ふっ…変わんないなあ」

「?」


「じゃあーまたねぇ。」


「ちょっと待ちなよ!」


男の子は立ち去って行った



「あっ、こらっ!待って」

男の子が曲がった道へと走ると、もう姿は消えていた。


「あっ、まるちゃんどうしたの?」


「たまちゃん。今、男の子通らなかった?」


「いや、みてないけど…」

「あれー?おっかしいなあ」

「ねえ、それより大野君とケンカしたんだって?」

「うん、だってーこの前、花輪君に誘われて車で海行っていただけなんだよう!」


「他に誰かいた?」


「いや、いなかったけど」

「それだったら、大野君怒るんじゃないかな?」


「なんでー?」


「だってなんかデートみたいなものだし…」


「あっ!でも、もう1人いたっ!」


「えっ?」


「ヒデじい!」


「……」


「でも、そんなの小学校の時から行ってたし、大野君だって、部活ばかりで、まる子にかまってくれないしさ」


「でも、自分の彼女が、他の男の子と遊んでたら嫌だと思うよ…

本当は大野君だって部活休んで、まるちゃんと遊びたいって思ってるよ?」

「そうかなー?」


「うん…」


「……よしっ、あやまってくる!ごめん、たまちゃん先帰ってて!」


「うんっ、仲直りがんばって!」


「うん、バイバーイ」


たまちゃんに後押しされ私は学校へと戻った。

走ってる途中また、さっきの男の子に遭遇した。

「仲直りしに行くの??」


「もうっ急いでるんだから、話かけないでよね」

「もうケンカしたらダメだよ?」


「えっ?」


「このまま、うまくいってもらえないと僕が生まれてこなくなっちゃうから」


「???」


クスクス
「今は何もわからないよね…じゃーこれから…年後よろしく!」


そう言って彼は学校の校門へて走っていく


「??ちょっと待ったー」


夢中で追いかけると…


ドンっ!


誰かとぶつかった


上を見ると大野君だ


大野君は無言で体を起こしてくれた後


スタスタと歩いて行く


「ま、待ってー大野君!ごめんっ!まる子、大野君の気持ちも考えないで…花輪君と遊びに行ってごめんねえ」


大野君の足が止まる


「でも、ただ海見に行っただけで、何もしてない」


大野君がどんどん近づいてきて、デコピンをされた


「痛っ!」


「今回はこれで許してやるよ」


「へへーよかったぁ許してもらえて。でもねー海にヒデじいもいたんだよ」


「それでもデートみたいなもんだろ??」


「うーんまる子は、そんな気は…」


「花輪はお前の事好きかもしれねえじゃん…あーあ俺もさくらと海行きてぇな…」


ちょっと拗ねてる大野君はカワイイ


「でも、いつも部活忙しくて、どこも連れて行ってあげれなくてごめんな…」


「じゃー絶対夏休み、海行こうねえ」


「ああ、行こうぜ!」


「そういえば…私服きた男の子、こっちに来なかった?」


「見なかったけどなー」


「あれー?おかしいな」


私達は無事仲直りをし手を繋いで帰った。


それから、その男の子と会うことはなかった。


でも出会うのは…あと
×年後…


[END]






←戻る
ALICE+