チュン…チュン…
「ん…もう、朝か…」
あれ?なんでさくらが隣に?。
ああ、そうか…昨日、俺の家に泊めたんだ。
〜morning glory〜
じっー
寝顔かわいい…
「う〜ん。あれ?大野君、おはよ!起きてたの?」
「おはよ…俺も、今、起きたとこ」
ブルッ
「今日、寒いねー。もうちょっとこのまま…」
彼女が僕の方へ、寄り添ってくる。
「あったかいねえ…」
トクン…トクン…
僕の心臓と君の心臓の音が重なる。
寄り添ってくる彼女は、まるで、ひとなつっこい子猫のようで、とても愛しい。
でも、そんな安らぐ時間は長くは続かなかった。
僕はさくらに、言わなきゃいけない事がある。それも、今すぐにだ。
「さくら…ずっとこうしてたいのは、やまやまなんだけど」
「うん?」
「バイト遅れるぞ!」
ガバッ
「ウソ!?……あっーー!?もう、こんな時間だ!ヤバいどーしよう!?早くしないとっ」
本当はもう少し早く伝えたかったけど、君の体温を少しでも、長く感じていたくて…言えなかった。
「あーっじゃ、大野君また夕方にねー!いってきまーす」
君が隣にいる時間が長いほど欲張ってしまう。
「気をつけろよー!」
温もりも表情(かお)も少しでも、長く側にと。
だから、今日また君と会う時に本当に言いたいことがあるんだ。
きっと君も喜んでくれる。
…もうそろそろ
一緒に住まないか?…
END
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