DIO/
火にかけた鍋をぐるぐるかき混ぜていると、急に肩がグッと重くなった。「DIO、重い」「なんだそれは」「味噌汁」うりうりと肩口に頭を擦り寄せられ、はぁとため息を吐く。振り返って抱きしめて、「おはようのチュー」「…ン」皆大好きDIO様が実は甘えたがりだと知ってるのは私だけ。優越感が心地良い。


ディアボロ/
ディアボロはいつも化粧臭い。「私と居る時くらいスッピン見せなさいよ。私だけ見せて不公平だわ」「だ、だって彼女に素顔を見せるのは恥ずかしいじゃあないか…」頬を赤らめて俯くディアボロにテメーはどこの恋する乙女かとツッコミたくなった。私より女子力高くてどうすんだ。まあ可愛いから許す!


シーザー/
「波紋戦士って職業なの?趣味なの?」「そりゃあ……職業、だろ。多分」「シーザーが一番先輩でしょ!可愛い後輩の為に頑張って!」「なんだその無茶ぶりは!リサリサ先生に聞いてこい」「はいアウトー『先生に聞いてこい』はアウトです!シーザーくん減点」「何が減ったんだよ」「先輩への好感度」


DIO/
DIO様は優しい人だ。呪われた目を持つ私を屋敷に置いてまるでお姫様のように扱ってくれる。呪われているんじゃあない、特別なんだと囁いてくれる。だけどDIO様、私やっぱり呪われているんです。だって貴方の御顔を見る事がちっともできないんですもの。きっと素敵な顔をしていらっしゃるでしょうに。


プロシュート/
「スタンドの能力ってスタンド使いと何らかの関係があるって小耳に挟んだんだけどアンタってもしかして熟女好きなの?」と真剣な表情で聞いてきたナマエを老化させた後ぶん殴ってしまったが俺は悪くねェ。


ジョルノ/
「ボン・ジョルノ!ジョルノがボンッでボンジョルノ!ぎゃははおっかしー!」と腹を抱えて笑うナランチャ以下の脳味噌を持つナマエ。一々僕の気に触る様な事を言ってくる癖に、戦闘になると鋭くなる雰囲気や自分を犠牲にしても仲間を守ろうとする姿は悪くないと思ってしまう。ずっとそうしてろアホ。


2018.09.22〜2018.09.27
SSS No.4

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