Memo

2017/02/21 01:39

家族になろうよ
岸部露伴と幼女 家族になる
ロリータ、我が命の光、我が罪、ロ・リー・タ。
舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。
ロ。リー。タ。
   ウラジーミル・ナボコフ「ロリータ」より抜粋

宮下 千尋
母子家庭で育った5歳児(連載開始時)
家族愛への強いあこがれを持っており、とくに「自分を愛し守ってくれる親」への憧憬はもはや執着といってよいほど。
虹村形兆の放った矢によって母を失い、同じく虹村の矢によりスタンド能力を得る。
スタンドにより母を操り、家の中で生きていた。ひょんなことから露伴が家に入ってきて、その際露伴に自身のスタンド能力を発動。露伴を「ママ」の役目にあてがい、母の死体を「犬のタロ」に降格。
露伴を「ママ」とした後、仗助達が気付くまで宮下家で狂気の日常を送っていた。
仗助達が宮下家へ乗り込み、もろもろ解決してからは露伴に引き取られ、小学校へ通うようになる。
本当の「家族愛」を見出してからはスタンドが変わった。一見するとやさしく慈しむ心を知り、少女のやさしさのような穏やかな能力になったと皆が思っていた。
事実は違った。他人から享受する愛。少女の「愛」の価値観は変わった。変わったが、それはいまだに歪んでいた。
少女から露伴への執着、そして露伴の抱く少女への執着。

彼女はぼくのドロレス・ヘイズだとおもう。しかし、ぼくは、本当にあの娘を愛しているのか?



スタンド・パパ
うさぎ頭のスーツをきた男性の姿をしている。
手に触れた人間に対し、使用者の「家族」の一員としての役目を与える事ができる。
役目には「ママ」「犬のタロ」の二種類があり、役目が重複することはない。
「ママ」は使用者のことを守らなければならない。完全に自我を失うわけではないが、「自分が母親であり、守らなくてはならず、娘のために生きなければならない」という強い思い込み状態になり、自力でその思い込みから抜け出すことはほぼ不可能。
「犬のタロ」は使用者に対して絶対的な服従関係に置かれる。自我はそのままだが、使用者が「主人」であり、頭で拒否しても命令を下されると強制的に体が命令に従ってしまう。
能力が変わり、「家族」の役割を与える人数が増え、役割を担う人物が使用者を愛している限り一定の守りをあたえる。
愛を失った時点で守ってきた攻撃がまとめて降りかかってくる。
Category : ジョジョ
Tag : 岸部露伴 連載予備軍

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