創世の詩

遥か澄たる神の珠
天照る日輪 その光
珠に色を宿したり
命の始まり 清き白
命の集まり 深き黒
白と黒とが日輪の
光を集め 重なりて
珠に彩を成してゆく

昇りし赤は勇気と威勢
零れし青は悲哀の涙
溢れし緑は慈愛と癒し
跳ねた黄(ゴウ)は生きる喜び
渦巻く紫(ムラ)は奇態な知恵

七つの色は大地をなす
神はそこに命(ミコト)を授け
色は命(ミコト)に姿(カタチ)を与えた
命(ミコト)宿りし姿(カタチ)はいのちとなる
やがて大地はいのちであふれ
珠は星になりにけり