letter from Levi
手紙が届いた。差出人の名前はない。
封筒を開ければ一枚の白い羽根が一緒に入っていた。光にかざせば透き通るほど綺麗な羽根。
手紙に目を通す。書かれていたのは
"俺の片翼へ"
という一言。あぁ、お願いだから誰も部屋に入ってこないで。こんなに緩みきった顔を見せる訳にはいかない。なんて、杞憂なのだけど。
きっとあなたに出逢っていなければ、外の美しさも、空気も、何も知らないままだったでしょう。無知な子供のまま一生を終えていたかもしれない。
その方が楽だったのかと思う時もあるけれど、それでも知らなければ良かった、出逢わなければ良かったとは思えない。
気付けばあなたが生きる意味になっていた。
頬に残る熱を逃がすため部屋の窓を開けた。優しく穏やかな風がするりと入ってくる。
あぁ、早く最愛の片翼に会いたい。