▼2024/02/23:思いついた中堂さんの暗い話
▼中堂→主人公→加瀬な話のメモ※加瀬さん出てこない
※中堂さんの片想い
※梨央妹主人公(UDI勤め)は加瀬さんに片想い中
ひたすら切ないけど
中堂さんに絆される感じ?
設定:
梨央妹の主人公は加瀬に片想い。どう頑張っても加瀬は自分を家族としてしか見てくれないし、恋愛感情はともかく、姉(梨央)を守り、彼女を中心に世界が回っている加瀬を見るたびに、胸がジクジクと痛む。
姉も加瀬も嫌いになりたくないのに。嫉妬してしまう自分に嫌気がさす。
一方、中堂さん(UDI勤めで同僚でもいい)は主人公のことを気にかけている。主人公に想い人がいるとわかっていながらも、頼りがいのある同僚でいたい中堂はいつも、何も言わず話だけを聞き、恋路をそっと見守っていた。
あるバレンタインの日の仕事上がり。何度ぶつかっても、断られても、どうしても加瀬を諦めきれない主人公が最後の告白をしようと、玉砕覚悟でチョコレートを手にしてオフィスの席を立ち上がった。
その姿を所長室から見ていた居残り中堂。他に誰もいなくなったオフィス。少しでも応援してやりたい気持ちと、これ以上傷つくのを見たくないという気持ちと、自分に振り向いて欲しい気持ちが入り混じり、居た堪れなくなった中堂は主人公を呼び止めると、後ろからすかさずハグ、というところから始まる↓
* * *
行くな、と中堂さんが言った。
後ろから抱きしめられているのだと気づくまで、時間がかかった。
石鹸の香りと、思ったよりも温かい中堂さんの胸の中に、心臓がバクバクと音を立てる。
「中堂さん、これは……」
「行ってどうする」
「…………」
「あいつはお前の気持ちに答える気はないんだろう」
「……でも、」
「行くな、◯◯」
耳元で中堂が囁く。いつになく優しくて、胸をギュッと掴まれるような切ない声色だった。
「頼むから行くな。俺は――――」
抱きしめる腕に、力がこもる。
「お前がそんな顔をするのは、もう、見ていられない」
「――――」
なんて愛情のこもった声だろう。あれだけ近くで働いていたというのに。こんな声を出す中堂さんを私は知らない。
戸惑いと驚きと、不意に突きつけられた感情に、心を揺さぶられた。
「俺のことを利用してくれたっていい。何なら、あいつの代わりだとでも思えばいい。好きなだけお前の気が済むようにしてくれても構わない」
「…………っ」
「一生、あいつの代わりでもいい。お前の傍にいられるなら、それで」
「…………中堂さん」
「俺じゃ、ダメなのか」
おそるおそる、後ろを向く。至近距離で、縋るような瞳がこちらを見ていた。泣きたいのはこちらだというのに。どうしてそんな泣いているみたいな顔をするのか。ずるい人だと思った。
誰よりも強がって生きてきたあなたに、そんな顔をされたら。私は、拒めない。
「…………嫌なら、抵抗してくれ」
低く囁かれ、顎をグイッと傾けられると。中堂さんの端正な顔が近づいて、唇を奪われた。
角度を変えてゆっくりと、何度も啄まれる。荒っぽさはどこにもなくて、溢れる思いを伝えるような、ひたすらにやさしいキスだと思った。やがて熱い舌に下唇をちろりと舐められて、手から力が抜ける。
持っていたチョコレートの袋が、どさり、と音をたてて落ちた。
* * *
こんなの誰が読みたいの?? 私が読みたい。
加瀬さんと中堂さんが顔ちょっと似てるとかいうメタいネタを入れても面白いかも。