▼2024/06/15:コーイチの話のめちゃめちゃ長い設定
その名の通り、コーイチお相手麻酔科医主人公の話の設定。主人公がコーイチと最初に関係を持つまでの、めちゃ長い話のメモ。ダイジェスト。(※6/24追記)
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主人公は関東医大出身の麻酔科医で成増と同期。星前、綾野、ミヤビちゃんとも世代が近いので面識はある程度。三瓶とはミヤビちゃんの事故の後に知り合う。
コーイチとの出会いは遡ること主人公の研修医時代。廊下でぶつかったはずみに、主人公の髪の毛が大迫教授(=コーイチ)の白衣のボタンにひっかかる。
恥ずかしいやら申し訳ないやらで焦ってしまい、引っかかった髪の毛を取ろうとしても上手く取れない主人公を見て大迫教授は「ちょっと貸してみて」「あ」顕微鏡手術を鮮やかにこなすあの繊細な指先で、ボタンに絡まった髪の毛をあっという間に外していく。「ホラ、取れた」と笑顔の教授に主人公は一目惚れ。「あ、あ、ありがとうございました!すいませんでした!」と主人公は顔を真っ赤にして逃げる。大迫教授は「(嵐みたいに去っていったな)」と微笑ましく眺める。
翌日、髪をバッサリきる主人公。同期の成増に「急にどうしたの?」と聞かれて「いや、もう迷惑かけないようにと思って」「?」からの、事情を聞いた成増は爆笑「それで昨日あんな真っ赤な顔してたんだ。あーかわいい」
以降、大迫教授が気になる主人公。廊下で遠巻きに見るたび、そっと教授を観察する。教授は主人公とすれ違う度にどこか引っ掛かる。
(教授……今日もかっこいいな)
(どこかで見たことある顔だな)
そんな感じでずっと主人公の片想いが続いて数年。研修を終えて関東医大の麻酔科医医局に入った主人公。2年目になり経験が増えてきて少しずつ心臓外科や脳外科のオペにも回されるようになる。
持ち前の馬力と集中力でオペをこなし経験を積んでいく主人公。オペ中の安定感のある仕事ぶりと、普段の気の抜け具合のギャップに、麻酔科の若手に大物がいる(※褒めてない)と医大内の外科部で噂になる。噂される主人公に興味を持った大迫が、付き合いの長い麻酔科の医局長(主人公の恩師で上司)に「君のところの若い子が大物なんだって?今度僕の手術にも入れてよ」と耳打ち。その翌週、大迫の手術に麻酔補佐で入る。が、そのときのオペで手違いあってメインの麻酔科医が来られなくなる。なりゆきで仕切りを任された主人公は難なく麻酔〜覚醒までやり遂げる。モニターを見ていた主人公を盗み見た大迫、あの時の廊下でぶつかった子だと気づく。
以後、術前回診(ラウンド)やカンファでよく顔を合わせるように。業務上の必要なことだけ二言三言交わすのみで、用件が終わった後に話を続けようとしたり、廊下ですれ違うといつもサッと逃げる主人公に驚く大迫。
「人付き合いが苦手な変わったやつなのかな」と思っていたら、他の医師とは普通に会話するし、麻酔科控え室で人目も構わずに爆睡してるし、あるときは食堂で一人美味しそうにご飯を頬張る主人公を遠目で見て「……なんだ。ああいう顔もできるんだ」と思わずつられて笑う。同時に、どうして自分の前ではぎこちなくて、塩対応なのだろうと気になるように。以来主人公を観察する大迫。モニターを見るときの目にこもった力と、マスクによって強調された眼差しの美しさ。麻酔科医の医局室で同僚の差し入れのお菓子を幸せそうに食べているときに出くわして、飾らぬ笑顔のかわいさにドキリとする。自分の前でも、今みたいに笑ってくれたらいいのに、と思い始めたころ「…………あれ?」と大迫は自分の心の動きに気づく。
あるとき、主人公が学会に行った帰り。医局でお土産にと買っていたお菓子を配っていたところに、偶然医局長に用事があって会いに来たコーイチと遭遇。勇気を振り絞って「大迫教授も、お一ついかがですか?」とおずおずと差し出す主人公。おっ、話しかけてくれた、と心の中で喜びつつもそれを表面には出さず「ありがとう。頂くよ」と爽やかな笑顔を見せる大迫に硬直して「あ、そうだ。オーダー出さないと」とダーッと逃げるように去っていく主人公。
やっぱり一対一だとダメだな、と嘆息してるとコーイチと仲のいい麻酔科医医局長がニヤニヤしながら「うちの若いもんを誑かしてんじゃねぇよ、大迫教授」「人聞きが悪いこと言うなよ」と軽口の応酬。「そうだ。今度外科部とうちのメンツで親睦会という名の食事会あるんだが、お前も来るか?」「ん、予定が合えば、是非」
そして当日、緊急オペが入ってしまい遅れて食事会に参加する大迫。場所は少し高級な中華。主人公はいるのかな、とコーイチが見回すと、遠くの席で若手の医師達と主人公がワイワイやっている。その姿を遠巻きに眺めて「やっぱり笑っているほうがかわいいな」と微笑む。
主人公の方は、翌日は休みだし、出てくるご飯は美味しいし、紹興酒も美味しくてつい久しぶりに飲んでしまってしこたま酔う。大迫教授が途中から来たことに気づいて笑顔になるが、やたら話しかけてくる若手の同僚はいるし、若手同士でそれなりに盛り上がって動けず。それでも一言くらい教授に声をかければよかったな、とうっすら後悔しつつ店を出ると千鳥足とふにゃふにゃした感じ。こんなに飲んだのは久しぶりで「なんかきもちいい……」と足取りふらふらの主人公のことを、密かに狙っていた消化器外科の若手が「⚪︎⚪︎先生、少し休んでったら?ウチすぐそこだから寄ってきなよ」とあからさまにアプローチするのを見かねた大迫が「⚪︎⚪︎くん」「家、大学ちかくだったよね?僕もそっちの方だからタクシーで途中まで乗っていきなよ」「え……あ、えと、はい」「××くんも、お心遣いありがとう」と笑顔で男に牽制しつつ、主人公の肩をさっと抱いてタクシーへと誘導する。
主人公のことを少なからず気になっているコーイチ、車内でお説教タイム。
「あんなわかりやすい手にのっちゃダメだよ。お酒弱いんなら、気をつけないと」
「はい……」
「(今日はやけに聞き分けいいな……)」
「そういえば、」
「?」
「どうしていつも、僕のこと避けるの?」
「……!」
「気づいてないと思った?」
「だって、大迫教授……」
「うん」
「かっこいい、し」
「え」
「私にとってはずっと憧れの、人だから。面と向かって話すの、恥ずかしくて」
「…………」
「だから今も。ちょっと夢みてるみたいです」
静かな車内。無言でいても、お互いに思う所があって胸中はほんの少しの当惑と、それを上回る期待で互いにドキドキしているのはわかった。その間もタクシーは無情に進み、気がつけば教授の家の近くまで来ていた。
「もう着いちゃいますね」「……だね」
「……うちで、お茶でも飲んで行く?」
「え?」
赤信号で止まる。通り過ぎていく車のヘッドライトで一瞬コーイチの顔が照らされる。彼はこちらを見つめていた。うっすらと細められた目が、いつになく真剣で、色っぽい。
そのまま主人公が金縛りにあったかのように視線を逸らせずにいると、教授の形いい唇がゆっくりと動く。
「酔い覚ましの一杯なら、付き合うよ」
◆
そんな訳で飲み会でお持ち帰りされて、一度関係を持った二人。でもそれっきりで、そのすぐあと主人公が病院で大迫教授に同窓会会長からお見合いの話が来たのを目撃してしまう(実際は大迫への縁談は前置きで、孫娘の秘書の相手をいつか紹介してくれと言われてただけ)
特に断ることもなく、満更でもない様子で話を進めようとする大迫の姿に「酔ってたし、あれ(飲み会の後のこと)はなんかの間違いだったんだな」と勝手に失恋したと思い込む主人公。タイミングよく主人公に他の病院へ出向する話が来て、いい機会かと快諾。
大迫からも連絡も何もなく(こっちはこっちで連絡もないし振られたと思ってる)主人公は一年半ほど外の病院で働いたのち、再び大学病院に戻ってきて教授と再会。(※ここから話が始まる予定)
お互いに振られたと思っているから最初は少しだけぎこちない二人。でも主人公は教授を忘れられないし、教授も未だに主人公のことを想い続けている。やがて今現在、お互いに決まった相手がいないということがわかって探り合い。
その間にも教授の元カノや熱烈ファンが出てきたり、主人公にアプローチしてくる医師が出てきたりと色々事件が勃発。主人公は不安になるし、教授も嫉妬やら歳の差で葛藤するけれども、最終的には誤解もとけて円満にくっつく予定。そこらへんをお話では書きたい。
ドラマ作中で大迫が既婚者と匂わせる「仲人」発言があったので、ミヤビちゃんの事故の少し前くらいに結婚してるといいな。
ミヤビちゃんは主人公の存在を知っているけど、記憶がなくなった2年の間(正確に言えば事故より前の半年間)に二人が結婚してるから、たまに「たかみ」に当然のように主人公を迎えに来る教授を見て「◯◯先生、どうして大迫教授に……?」ってミヤビちゃんが不思議そうな顔をすると三瓶先生に「あの二人夫婦ですからね」って言われてビックリしているとかわいい。「え!?そうなんですか!」「有名な話ですよ」「歳の差婚かあ。素敵ですね」「……そうですね」とつい綻ぶ三瓶。大迫教授のお話だけれども、三ミヤには常に幸せでいてほしい。