▼2023/06/04:中堂さんとチョコレート
ほんのりといやらしいのと、一応キスしてるので畳みます。中堂さんとチョコレート(とキス)
本文は続きからどうぞ↓
「おいし。外国のチョコレートは甘いな〜」
「そんなに甘いのか」
「脳が痺れる甘さですよ。中堂さんも食べます?」
はい、とプラリネの箱をそのまま差し出す。中堂さんはチラとそれに視線をやると、コーヒーの入っているマグカップを机においた。
その手が伸ばされた先は、箱に散りばめられた色とりどりのプラリネではなく。
「!」
プラリネの箱を持っている腕をつかまれ、ぐいと体ごと引き寄せられる。胸元にぽすんと収まり、急に近くなった距離に戸惑い見上げると、中堂に唇を塞がれた。驚いて開いた口の隙間から、温かな舌が侵入してくる。苦いコーヒーの味がほのかにかおる。無遠慮に押し入った舌が、煽るように、ゆっくりと上顎をなぞった。思わずゾクゾクしてしまう。
「‥‥、んっ‥‥」
甘くはみ、時折吸い付き。じっくりと時間をかけて小さな舌を味わわれ、ようやく解放された頃には息も絶え絶えだ。
中堂さんは最後にもう一度だけ軽く音をたてて唇に吸い付くと、箱からプラリネを一個取って自身の口に放り込んだ。
「たしかに、甘いな」