「主!どうしようこれ!」
清光は私の手を掴むと自分の胸へ押し付けた。
「どうしようって、何が?」
「何が?じゃないし!胸だよ、胸!」
「胸?」
心臓に何かあったのだろうか。でも鼓動の速さは変わらない。
「あー、もう!鈍感だな!」
「本当にわかんないっす」
「はぁ?!俺の胸、大きくなってんじゃん!女になってんの!」
「え、これで?」
「……」
「あ、えっと…もう一回ちゃんと触らしてもらってもいいかな」
「……うん」
「あ、あー…そうだね、AAカップくらいあるね!」
「………」
「おい加州清光、主に胸触らせるなんてキモいんだけど」
泣きそうな顔しないで、清光。