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「おお?!何だここは」
「ダンナ?……いや、似てるが別人だな」
「こりゃ驚いた。すごい目の色してるなぁ」
「…アンタ誰だ?」
「俺は鶴丸国永。こう見えて皇室御物だぜ」
「何か縁起が良さそうな名前だが…皇室御物?」
「俺は刀なのさ」
「意味のわからないことを言うなよ。というか、ダンナじゃないなら出ていってくれ。邪魔だ」
「まぁまぁ、俺も長いこと室内で管理されてて暇しててね。色々教えてくれないかい?」
「不本意だが…ダンナがいないんじゃ俺も退屈だからな。いいぜ、何を教えてほしいんだ?」
「とりあえずこの時代のことだな」
「おかしなことを聞くもんだ。まぁいい。シビュラシステムは知ってるよな?」
「しびゅら?何だそりゃ」
シビュラ社会に驚きをもたらす鶴丸。
刀剣
「鶴丸さーん、すみません。汚れ一回じゃ落ちなくて…あれ?鶴丸さん?」
「鶴丸?僕は槙島聖護だ」
「あ、僕は堀川国広です。はじめて聞く名前ですけど、前の主は誰だったんですか?」
「主?そんなものはいない。君は何を言ってるんだ?」
「ええ?!主がいないんですか?珍しいなぁ。あ、じゃあ誰が作ったんですか?僕は名前の通り、堀川国広の脇差なんですけど…」
「脇差…?」
「槙島さんは見た目は太刀か打刀って感じですよね。というか、鶴丸さんに似てるし…あ、もしかして兄弟とか!」
「……(混乱)」
「僕も兄弟いますよ。でも主が違うと会う機会ってなくて。結局ここでも兼さん…あ、兼さんっていうのは和泉守兼定のことなんですけどね。実は僕たち土方歳三の刀だったんです。だからやっぱり兄弟より新選組の刀の方が気心知れてるって言うか」
「……(この少年は自分のことを刀とでも思ってるのか?)」
「ところで、槙島さんは出陣先で合流でした?それとも鍛刀部屋?」
「すまないが、」
「鶴丸いるー?……ん?」
「主さん!鶴丸さんってお兄さんがいたんですね。僕知らなくて驚きましたよ」
「確かに似てるけど、私知らないよ」
「え…?」
「新しい刀が来たなんて誰からも聞いてないよ」
「え…それじゃ…槙島さんて誰ですか…?」
「……」