提督審神者の服

「ただいまー!あ、光忠。ごめんね遅くなって!」
「おかえりなさ…ちょっと待って何その格好!」

兼業で提督とやらをしている主が三日ぶりに帰ってきた。しかしその格好はへそ出しにお尻の見えそうなミニスカートといういくら洋服といえどこれはかなり露出多めだし、腰の上に沿った黒いヒモは一体なに?!

「向こうで服ダメにしちゃって。島風が貸してくれたんだけど、やっぱ私には無理があったかなぁ」
「無理がどうとかっていうより、向こうは女の子ばかりだから良いかもしれないけどこっちは男しかいないんだから、そのへん自覚してよ!」
「鳳翔の服だったら良かったのかな…袴だし露出低いし」
「鳳翔って子のことは知らないけどきっとそうだろうね。島風?の服は露出高すぎるよ。はぁ…」

それにしても向こうの女の子たちはみんなこんな格好なのだろうか?彼女たちも僕らのように戦ってると聞いていたのにこんな格好じゃちっとも防御できない。しかも大砲や魚雷も発射するとか言ってたから、その威力は銃や弓どころの話じゃないはずだ。会ったことはないけれど心配になってしまった。

「あ、主なにそれかわいい!ボクそういうの好き!」
「乱ちゃん!ありがとう!」
「ねぇ、そのヒモはなーに?」

乱くんはとくに躊躇う様子もなく主の腰の黒いヒモを引っ張った。

「ひゃ!」

パチン、という音と主の小さな悲鳴。

「それパンツなの!引っ張っちゃだめ!」
「あ!Tバックってやつ?ボク知ってるよ!」
「きゃー!声が大きいよ!」

乱くんと主がそんなことを話しているうちに主の帰還を喜ぶ刀剣たちが集まってきた。

「ええっ?主さんTバック派だったんですか?!僕Tバックなんて洗濯した記憶ないですけど!」
「あるじさま、ここからだとおしりがほとんどみえてます」
「男所帯でへそ出しTバックはアカンで。ほんまに」
「ぬしさま、その格好のままこの小狐に膝枕をしてくださりませぬか」
「まさか君がTバック派とはな。驚きだぜ」

「き、着替えくるからどいて!」


恥ずかしがるくらいならTバックなんてはかなきゃ良いのに、と思いつつ今剣くんが少し羨ましい僕だった。





(2019/10/27/BACK)