■一期一振と石田主従
「三成様!大変ですよー!!」
「何だ左近、騒がしいぞ」
「秀吉様から預かった一期一振とかいう刀がほら!化けた!」
「一期一振と申しま…」
「貴様ァァア!どこから入った?!どこの間者だ!」
「で、ですから私が一期一振と…!」
■光忠・大倶利伽羅と伊達主従
「光忠、すまねぇが収穫付き合ってくれるか」
「ああ。今日は大根だったかい?」
「そうだ。大倶利伽羅も来るか?」
「誰が行くか」
「Hey,大倶利伽羅。そんじゃあ俺と稽古でもするか?」
「フッ…良いだろう」
■長谷部と光秀
「可哀想に…信長公に捨てられて、さぞ辛かったでしょうねぇ。クククッ」
「織田信長の家臣だからと言っていい気になるなよ」
「なっていませんとも。あなたに心の底から同情しているのですよ。ああ、お可哀想に…」
「俺は同情なんて求めていない!」
「でも信長公のもとに戻りたいのでしょう?強がりはいけませんねぇ」
「……」
■長谷部と官兵衛
「なぁ、小生のことそんなに嫌いか?」
「嫌いも何も、腕を鉄球に繋がれてる奴に俺が扱えるわけないだろう」
「でも一応あんたの主なんだぞ?へし切り長谷部は主命に忠実って聞いたんだが…」
「ああ。主命とあらば何でもこなす。だが、それは俺が主と認めたらの話だ」
「つまりそれはまだ小生を主と認めていないというわけだな」
「そうだ。認めてほしければまずはその手枷を外してこい」
■宗三と蘭丸
「お前、信長様の刀なんだろ?会いたくないの?」
「…魔王に会いたいとは思いませんね」
「どうして?信長様すごく優しいのに」
「それは蘭丸が相手だからですよ」
「ふーん。…あ、信長様だ!信長さまー!」
「……」
「宗三?どうしたの…って、うわ!じんましん出てる!」
■薬研と勝家
「お前は本当に付喪神なのか?」
「ああ、そうだ。俺は薬研藤四郎。聞いたことぐらいあるだろ?」
「…ああ」
「アンタ妖怪が好きなんだって?」
「それがどうしたというのだ」
「いや、珍しいと思ってな。ま、仲良くしようぜ」
「人ではないものと仲良く、か…確かに私に合っているかもな」
「何か嫌だなぁ、その言い方」
■五虎退と謙信とかすが
「五虎退!謙信様の前なのだぞ。もっと背筋を伸ばせ」
「は、はいぃ!」
「よいのですよ、かすが」
「謙信公…僕、あの…すみません…」
■五虎退と佐助とかすが
「どうしたのこの子。かすがの隠し子?」
「そんなわけがあるか!これは謙信様の短刀の付喪神だ」
「あ、あの…五虎退です、すみません…」
「こんな気の弱そうな子が?謙信公の短刀?冗談〜。そもそも付喪神とか胡散臭いし」
「謙信様が毘沙門天から告げられたのだぞ、嘘だと言いたいのか?」
「でもこのいかにも無害な雰囲気、逆に怪しくない?」
「え、そそそんな…!僕ほんとに短刀なんです!」
「腰に下げてるそれは確かに短刀だけど、他に証拠なんて無くない?」
「そ、それでも僕は…ぐす、ほんとに、短刀なんですよぉ…ぐすん」
「えー、泣く?!ちょっとー本当にこの子大丈夫?!」
「お前が変なことを言うからだバカ!ほら五虎退、大丈夫だ。お前は確かに謙信様の短刀だ。謙信様の短刀がいつまでもメソメソするな」
「ぅう〜…」