白鉛筆
▼セバスチャン(黒執事・悪魔同士) (夜も深まり、己の小さな主人もとっくに夢の中にいるであろう頃になって、まとわりつくような闇夜と知っている気配がざわりと肌を撫で。 思わず剥き出しにした本性を隠す事なく、ぎらりと獣のように紅く光る目と鋭い牙を晒しながらゆっくりと後ろ足を引きそのまま振り向けば、予想通りの人物に懐から出したシルバーを首筋へとあてがい) 気配を隠さずに来るとは随分と余裕ですね。もっとも、来るならば正面玄関からきちんと来て頂きたいものです。 貴女のその垂れ流しの殺気に坊ちゃんの安眠が妨害されてはかなわない。 それで、一体何の用です? もし坊ちゃんに手を出そうとするなら許しませんよ。アレは私のものだ。 ▼土方十四郎(Ag・小姓) (小姓が切らしたタバコを買って来ると勇ましく屯所を出てから優に2時間は経過しており、ニコチン切れと同時に最近は辻斬りも横行している事から段々と落ち着いてはいられなくなり。 遂に部屋に立てていた刀を手にして部屋の襖を勢い良く開け放つが、そこには今しがた自分の思考を占めていた人物がポテチを片手に寝そべってマンガを読んでおり) いや何やってんのォォォォ!? 煙草買いに行ったんじゃなかったのかよ!! 何してんだテメェは?俺の部屋の前でサボりたァ良い度胸じゃねぇか! ったく、帰ってきてんだったらとりあえず声はかけろ。 (額に青筋を浮かべ、苛立ちを隠す事なくその胸倉を掴み上げメンチを切るように鋭く睨み付け。 ほぼ空になっているポテチの袋を足で踏み付け、休憩にしてはあまりに過ぎた時間に刀を握る手に力がこもるが、貴女の制服のポケットからこぼれた複数個の煙草の箱に小さく溜息を吐き出し。掴んでいた腕を離して胸元を整えてやり、落ちたタバコの箱から一本取り出し口に咥えるとくしゃりとその頭をなでて) |