Act1.





「ななみーーん!!!」
「……」
「え、無視なの?!ねぇってば」



「…………はぁ、いいから離れてください」
「冷たい、七海…」






「またやってんのかアイツ」
「おーい、次移動だから行くぞなまえ」






「えー……じゃあね、七海」
「っ、あなたはまた」
「わ、七海が怒った…!じゃあね!」






去り際に七海の頭を撫でるといつもの様に怒って照れたように私を威嚇してくる。最早こんなのは日課だ。最初は五条が後輩をいじっている様子を見て興味本位で私もとやってみるとあまりにも七海の反応がよくて。それからは五条程の愛情行動ではないがこうやって七海を見かけてはちょっかいを出してしまう自分がいる。





「……大変だなアイツも」





「え?なんか言った?硝子」
「……こっちの話」
「わ、待ってよ硝子!」
「移動まで時間ないけど」
「それは急がなきゃ」







慌てて走り去る私たちの様子を七海達が見ていた気がした。
とりあえず今日も一日頑張ろ。











Act.1→彼女は突然やってくる

(大変だな、七海)
(……なんのことですか)
(早くお前の気持ち気づいて貰えばいいな)
(っな)






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