えっちするなんて聞いてなかった。
それまで部屋で2人きりでご飯を食べてテレビ見てゲームをして笑いあってただけなのに、急にいやらしくほほをなでて「お風呂入ろっか」なんて耳元で囁くからもう全身真っ赤になっちゃって……うわあああああって感じ。
二人一緒にはさすがにはずかしいから断って、でもそれでも一人で入ってるときの緊張感というのが溢れんばかりで。あとは何だろう、興奮て言い方は嫌だな。もっと優しい気持ちだった。ふわふわ?してた。
お風呂から上がって交代するときにも今度は「ベッドで良い子にして待ってて」なんてキスするから、もうあかん。あれはもうヤバかった。

「……なんていう内容の日記が見つかったわけだけど君これどういうことかな?」
「うわあああ!ちやっちょったちっちっちがっちっちがいましてですねぇそれはええっと」
「何が違うの?俺君と『えっち』なんてしたことまだないよね?これ誰との記録?」
「いやほんとあのぉ、とりあえず返してくれません?」
「まず話をするのが先だ」
「あっ!ていうか人の日記を勝手に!」
「勝手にてか机の上に広げてあったけど」
「うああああそうだったやっちまったああ……」
「やっちまったって何、やっちまったってどういうことだよ」
「ああっ!だからっいやっ!お前の想像する『やっちまった』ではなくて!」
「いいから俺が納得できるように説明しろカス」
「お恋人様に向かってカスは無いだろカスは!」
「うるせぇ今君は恋人ではなく被疑者だ被疑者」
「被疑者!?」