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「暗殺教室基礎の1学期、これにて終業!!」私がうだうだ考えているうちに終業式が終わり、教室での1学期最後のホームルームも終わった。
お約束の殺せんせーオリジナルの夏休みのしおり……否、アコーディオンをいただき、みんなが元気に教室を後にした。
そのとき、ふと殺せんせーと目が合って、微笑まれたのが確かにわかった。きっと、浅野君との一件を殺せんせーはとっくに知っていたんだと思う。
それでいて、口を出さずに私の判断に任せてくれた殺せんせーは、やっぱり優しい。そんな先生のしおりを置いて帰るのは本当に申し訳ないと思うけれど。そこは御愛嬌ということで。
「美藍、夏休み一緒にショッピング行こうね!」
「ショッピング?」
「そう、水着買いに行くの!!なんたって沖縄だからね!!」
沖縄。
そう、私たちはこの夏、特別夏期講習として沖縄の離島に二泊三日する。
当然、勉強ではなくて暗殺だけれども。
なんだかもう一度、みんなで修学旅行に行けるようで楽しみだ。
「了解!!」
夏期講習で決着がつけられるように、夏休み中に訓練と計画打ち合わせの予定もある。
本気でみんな、殺りに行くのだ。
E組に残って、みんなと暗殺するのがとてもうれしく思う。
でも、どこか晴れない気持ちもある。
もやもやして気持ち悪くって、イライラする。早く解決してしまいたいと思うのだけれども、原因が分からない以上、どうしようもない。
カルマが絡んでいるっていうことだけは、確かなんだけれど。
「私カルマ嫌いなのかな?」
「え、ごめん美藍それどういう意味。」
いや、でも嫌いではないよな。嫌いだったら私もっと冷たいもん。今でも確かに冷たいかもしれないけれどもっと冷たくなるもん。
「美藍?ねぇねぇ美藍?俺のこと嫌いなの?」
一応本当に仲良しだと思ってる。親友とか、そういう感じの友達……………またなんかズキッときた。
私一体なんの不満があるの?わがままになっちゃったんだろうか。
「美藍?」
うーん………、と真剣に考えている私の顔を覗きこんできたカルマ。
悩みの種である本人が急に目の前に表れ、しかもどアップで、ドキッとする。
「なななななに!?」
「そんなに焦る?」
「別に焦ってないけど!?」
心臓に悪い。すごくドキッとした。けど、カルマの顔を見た瞬間、さっきのもやもやは消えてしまった。
それをただ、知らないだけ
「やっぱカルマ嫌い。」
「!?」