放課後のsweet time〜story2〜
授業も終った放課後。
俺と火浦の通う球川高校では明日、学校をあげての大きな数学のテストがある。その準備ために授業も早く切り上げられ、部活も今日は活動禁止となっている。いつもは何があっても練習を欠かさない闘球部も今日はさすがに練習は休み。
俺と火浦は明日のテストに向けて俺の部屋で一緒に勉強中…というか、俺が数学が大の苦手な火浦に家庭教師。

「だからさ…ここが…こうだから…」
「…んー…」
火浦は苦手な数学の問題に大苦戦 。火浦はいつもどんな事でも大体俺の一歩先を行くんだけど…勉強に関しては俺の方が上!いつも火浦に負けてばっかじゃ悔しいもんな〜…

「…あー…わからねぇ!」
「ははっ、少し休むか?」
「少しじゃヤダ…ずっと休む…」
「…明日のテスト、赤点だとマズイんだろ?」
「……そーだった…」
力なくガックリとうなだれる火浦…
うるさいぐらい賑やかでいつも俺の前を歩いている様な火浦のそんな様子が俺は可愛くて仕方ない。

「お前なんでそんなに頭いーんだよ!」
「一つくらいお前より出来る事がないとな。」
「えー…俺からしたらお前の方が出来る事多いと思うけど…」
「……そんな事ないだろ…」
「お前は運動神経も頭もいいし、優しくて…それに………スッゲー可愛いし。」
火浦は俺を見てニコッと笑った。
…あ〜…また火浦のこの笑顔…可愛いのはお前だよ…

火浦は明るくてかなり社交的。クラスを問わず友達も多い。いつも楽しそうでみんなの輪の中心にいる…そんなやつ。顔だってかなりカッコいいし、身体も適度に筋肉が付いて引き締まってて…まぁ…これは俺しか知らないだろうけど…
そんな火浦を女の子が放っておく訳もなく…高校に入ってから何人に告白された事か…でも、どんなに可愛い女の子から告白されてもいつも断ってるみたいだ。「好きなヤツがいるから…」なんて言って…

その火浦の好きなヤツ…ってのが俺。火浦は俺の事がとにかく好きみたいで…
火浦の愛情表現は激しくストレート。キスしたい時はしたいし、やりたい時はやりたいし。あんまりにも激しいからちょっと恥ずかしいんだけど…そんなストレートな火浦に、俺への愛情感じちゃうんだよな…
男っぽくて可愛い火浦に迫られると嫌でも身体が反応しちゃって…
あ〜…俺また顔が赤くなってる。

「あー…速水、赤くなってるし。やっぱ可愛い〜…」
「………」
…もう…火浦…お前の方が断然可愛いよ。

「ほっ…ほら!しっかりやらないとダメだよ!」
「…はーい。」
火浦は再びノートに向かう…
俺は教科書を読むふりをしてそっと火浦の顔を見つめる…いつもは見てると「やりたいの?」って聞かれてすぐそんな雰囲気にされちゃうから。
たまにはゆっくり…じっくり…火浦の顔を見てたいんだよな…

…睫毛…長いんだよな…目もきれいだし…男っぽいよな〜…あ…こんな所にホクロあったっけ…唇も薄いけど柔らかくて…キスが上手いんだよな…
俺はいつもの火浦との甘いキスを思い出す…
火浦は本当にキスが上手で…しつこいぐらい濃厚で…舌をまとわりつく様に絡めてきて…俺の弱いとこ知ってて…そんなキスされちゃうと全然その気がなくても、あっという間に火浦とやりたくなっちゃって…
…あ…なんかマズイ…思い出したら…
思い出しただけの火浦とのキスに俺の身体は素直に反応して熱くなってくる。
…あ〜…もうすっかり火浦に溺れちゃって…俺の身体。火浦の事本当に好きなんだよな…火浦可愛いなぁ…
思い出してしまった大好きな火浦との甘い時間に浸り…俺の意識はぼんやり曖昧に…

問題に苦戦している火浦は、そんな俺の熱い胸の内には気が付かない。
ゆっくり火浦を見ていたい…なんて思っていたけど…気付かれないとそれはそれで寂しかったりして…
…気付けよ…

俺の中の「火浦大好き」がムクムクと大きくなり…理性より本能が勝ってしまう…ぼんやりしていた俺は本能のままゆっくり火浦に近付くと…ノートに向かうその唇にそっとキスをした。

「……!」
火浦は突然の俺の愛情表現にキョトン…
しかしすぐに俺の心の内を悟った様にニヤッと笑うと俺に詰め寄る…

「なに?…やりたくなったの?誘ってんの?」
「そっ…そーじゃなくて!なんか…ちょっとキスしたいな〜…って思っただけで…」
…しまった…思わずキスしちゃった…
火浦に一気に攻められ、ハッと理性を取り戻した俺は激しく動揺してしまう。

「ふーん……」
火浦は制服のズボンの上から俺の下腹部の男の塊をぎゅっと掴む…
「あっ!……」
俺のそれはさっき思い出してた火浦とのキスのせいで大きく反応し、淡い熱を帯びている。

「こんなになってんのに?」
「…それは…あの…」
火浦は意地悪く笑うと俺の其れにゆっくりと優しく刺激を与える…
「…ああっ…んっ………」
「…速水…一人でなにしてんの?エロいなぁ〜…」
火浦の手から伝わる快感に俺の呼吸は荒くなり、欲情の塊と変化した其れはさらに熱く固くなっていく…
…あ…どうしよ…すっごい気持ちいい…

「…じゃー服脱げよ。」
「…えっ?!」
「あ、やっぱ俺が脱がすからいいや。その方が興奮するし…」
そのはっきりした言葉に動揺する俺に構わず、火浦は制服のシャツのボタンを馴れた様に外していく…

「…なっなに?!」
「なにって…やるんだよ。決まってんだろ?」
「…そんな…急に…」
「急って…お前が誘ってんだろ…やりたいんだろ?俺も速水の顔見てたらやりたくなったし。」
「…またそんなはっきり…」
「やりたいんだから仕方ないじゃん。」
「………ダメだよ…勉強も途中だし…」
「お前がこんなになっといて勉強とか言ってんなよ。」
「…でも……」
「俺のも触ってよ…」
火浦はそう言うと、俺の手をぐっと掴んで自分の下腹部を触らせる…それは既に大きく熱く変化し、火浦の俺への欲情を露にしている。
火浦がそのまま俺の手を少し動かし刺激を与えると…火浦の欲情の塊はますます固くなる…

「…どう?…固い?これお前ん中に挿れたいだろ?」
「…んっ……」
…火浦の…すっごい固い…
火浦の熱い塊が俺の後ろの卑猥な穴を貫く感覚が俺の身体中に甦ってくる…
触ってるのは俺なのに…なんか俺の方が感じちゃう…
「…っはぁ……」
俺の呼吸がより一層乱れる。
「…あー…堪んない!…速水の身体の勉強したい!」


「…速水ぃ〜大好き〜…」
「ちょっと待てっ……んっ…」
火浦はあっという間に俺に抱き付くと俺の言葉を遮る様に俺の唇を奪う…
「…んんっ…んっ…」
俺の口の中に深く侵入した火浦の舌が、俺の舌を絡めて離さない…唇に吸い付き、何度も激しく吸い上げる…
長く深いキス…
「んー…速水おいしー…」
火浦は唇を離すと、俺の口の端から溢れる唾液をぺろっと舐めた。
俺の唇は火浦からの激しいキスにヒリヒリと痛み、火浦と俺の唾液でべっとり濡れている。
さっき思い出してた通りの火浦の甘い濃厚なキスに俺の身体は芯から火照ってしまう…
もうこうなると俺も堪らない…

「…ひ…火浦………ベットに……」
「…ははっ…もっとその気になった?…」
火浦は俺をベットに乗せるとそのまま優しく押し倒し…馬乗りに…
俺のシャツはあっという間にボタンが全部外され、しかもズボンのベルトとボタンも外されている…
…いつの間に…
俺の顔のすぐ側にある火浦の男っぽい顔…身体の力が抜け…俺の理性があっけなく崩れ…溢れる性欲と本能に支配される…

火浦は俺の両手を押さえ付け耳元で囁く…
「速水ぃ〜俺の事好き?」
俺は小さく頷く。

「俺とやりたい〜?」
恥ずかしいけど…小さく頷く。

「あ〜…速水…スッゲー可愛い!」
「あっ…」



次の日の午後のホームルーム…
午前に行われた数学のテストの答案用紙が配られる。
昨日は結局火浦の溢れる性欲の限りに付き合わされ何度もやってしまい…家に帰ってからも、身体中に残る火浦との甘く激しい行為の余韻と痛みで殆んど勉強出来なかった。
…まぁ、俺はそこそこ出来た思うけど火浦がなぁ〜……赤点とるとマズイんだったよな〜…大丈夫かな…

テストを返して貰った火浦が俺に近付くとそーっと答案を見せる…
…85点!
俺の知る限り、火浦の最高得点!
驚く俺に火浦はニヤッと笑う。

「…なんか……ずっとあんな事してたのに…俺さ、あーゆー事してた方が調子いいのかも…」
昨日の火浦との甘く淫らな時間を思い出し、俺は思わず赤くなる…
「今日も“速水の勉強”する?」
「……バカ!」





*う〜ん…なんて可愛い火浦さんと速水さんなんでしょうか…火浦さんの方が愛情が強いと思いきや、案外速水さんの方が激しかったりして…火浦さんの様に表に出さないだけで、速水さんの愛情は深いんですよね〜…
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