チョコレート!
今日は2月14日、バレンタインデー。

「…あ〜腹へった〜…なぁ高山…チョコはぁ?」
「……?…御堂さん…そこに沢山あるじゃないですか…」
俺が指さす先には…どれも可愛らしくラッピングされた紙袋一杯のチョコ。
御堂さんはかなりモテる…そんな御堂さんが今日一日で女の子から貰ったものだ。

「ちがうっ!高山、お前からのだ!」
「……?」
「何だよっ!お前…まさか俺にチョコ用意してないのか?!」
「……すみません…」
「今日は好きなヤツにチョコ渡す日だろ!何でお前から俺にないんだよ!俺に用意するのが当たり前だろ!ひどいぞ、高山ぁ!」
御堂さんは子供みたいに拗ねてプイっと横を向く。

「……すいません……明日用意してきます…」
「言っとくけど、コンビニとかで安くなってるヤツとか絶対やだからな!」
「……どうしてですか?…」
「…だって、お前からの愛情も半分みたいだろ?!…そんなの絶対やだ!!」
「………」
こんな御堂さんの自分勝手なわがままを聞く時…俺は呆れもするが、そんな御堂さんを可愛いとも思ってしまうのだ。

「……すごくいいヤツ買ってきますよ…」
「…本当か?!高山の愛情分のヤツだぞ!」
「……はい……」
「一個じゃダメだぞ!!」
「……わかってますよ…」
「じゃー…許す!」
その俺の一言に御堂さんはご機嫌だ。
…まったく…さっきまでの不機嫌さはどこへやら……



「あ〜ほんと腹へった!高山ぁ、早く帰るぞ!」
「……はい…」
御堂さんは俺の先を歩き出す…

…御堂さん…そんなに腹が減ってるならそこのチョコ食べればいいのに…
俺はそんな事をぼんやり思いつつ…御堂さんの後を追う。
少し歩くと御堂さんがスッと立ち止まって俺を振り返った…

「高山っ!」
「……なんですか?…」
「お前の俺への愛情分だからな!いーーーーーっぱい買ってこいよ!」
御堂さんはにこっと笑う…
俺だけに向けられる御堂さんの笑顔…
御堂さん…可愛いな………

「………はい…」

ワガママで生意気で頑固で生真面目で素直じゃなくて…でも誰より可愛くて愛しくて……
俺はそんな御堂さんを抱き締めたくなったけど……

明日にとっておく事にした!




*可愛い高嵐〜…嵐は幸せですね〜♪きっと嵐は高山以外のチョコは食べないはず!あんまり感情を表に出さない高山ですが…ちょっとその本心を書いてみました。こんな話、沢山書きたくなります〜
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