悪魔なキミ!〜love story〜
「しっ…白川!あ…明日の日曜さ…映画行かないか?……」
「映画?…」
「あっ…暇だったらだぜ!暇だったら…でいーんだけど…」
「なんの映画?」
「…明日から初日の…」
「行く!俺も見たかったんだ。」
土曜の部活の帰り道…俺が勇気を振り絞って差し出した映画のチケットを白川は嬉しそうに受け取った。

…や…やった!…断られるかと思ったぜ…
陸王さんに頼まれて二人で出掛けた事はあるが…こんな風に俺から白川を誘うのは初めて。緊張の余り俺の手のひらは尋常じゃないほど汗をかいている…
白川が好きなのは俺達の主将の陸王さん。
もしかしたら断られるんじゃないかと思っていた俺…まさかのOKを貰えて心底嬉しい!

白川は荒崎闘球部のチームメイト。
女みたいに可愛くてそれでいてちょっと意地悪で…俺はそんな小悪魔みたいに可愛い白川の事が好きで好きで仕方ない!白川の魅力にガッツリ溺れまくってんだよな…
白川が好きなのは陸王さんだってわかっているけど…俺だって白川が大好きだ!…だから…つい白川に迫ったりして…
白川に俺のこの気持ちは伝わってると思うが…白川からはそれについては特に何もなく。普段は俺を弄ぶかのようにめちゃくちゃ陸王さんにベッタリだ。

…なんだよ、白川のヤツ…俺とあんな事しときながらやっぱ陸王さんかよ!
あんな事というのは…前に部の買い出しで二人っきりで出掛けた俺と白川。俺の白川への甘い想いが爆発してしまってつい………まぁ…未遂に終ったんだけどな…
俺は陸王さんと仲良くしてる白川を見るとつい妬いちまって…あ〜もう!白川のバカ!俺の気持ちを弄びやがって!…


映画は午後の1時からなんだが…待ち合わせはちょっと早く10時にした。
白川には映画館が遠くてバスに乗らなければなんねーからな〜…なんて言っておいたが…実は俺が白川と少しでも長く一緒にいたいから。
待ち合わせ場所は前に俺が白川に自分の想いを爆発させてしまったあの公園…
あの時…いよいよという所で陸王さんに邪魔されてしまった俺。陸王さんさえ来なければ白川と愛を確認してもっともっと先へ進めたかもしれねーのに…ちゃんと恋人同士になって…そんで甘い時間を過ごしたり…あんな事したりこんな事したり…尊敬する陸王さんには逆らえねーが…やっぱり恨むぜ…陸王さん!

9時45分。
俺は公園に向かって歩いていた。約束の時間にはまだ少し早いと思いつつ、今日一日の事を思うとやっぱり家にいても落ち着かない。なんたって可愛い白川との初めてのデートだからな…
歩いて行くと待ち合わせ場所の公園が見えてくる…

…ん?…入口に誰か立ってる…もしかして……
約束の時間はまだまだ…まさかと思いつつ近付くと…それはやっぱり白川!白川は俺より先に来ていた。実は前も白川は俺より先に来ていて……もしかして…白川も早く俺に会いたいのかよ…期待しちまうじゃねーか…

「よ…よお、白川…相変わらず早いな。」
「この間待ち合わせた時…滝も早かっただろ?また早く来るかな〜…って思ってさ!」
そう言うと白川は可愛らしくニコッと笑った。俺も期待通りの答えについニヤけてしまう…
白川の今日の服装…白のTシャツに赤系のチェックのシャツを羽織り、下は細身のジーンズ…黒いブーツを履いている。どこからみても少しボーイッシュな格好をしてる女の子だ。
…白川…マジで女みたい…か…可愛い………

「滝!今日は誘ってくれてありがとな!」
白川はそう言うと俺ににっこり……可愛く笑いながら俺を見つめる白川のきれいな大きい瞳…俺は恥ずかしくてつい目を逸らしてしまう…
まるで女の子のみたいな可愛い白川と二人きりでいるせいか俺は妙に照れてしまって…まともに顔が見れない…

あの日以来…俺はとにかく白川が可愛くて可愛くて仕方ない。クラスにいる時も部活の時もそれ以外も…とにかく白川全部だ!
練習中に逆巻拳からボコボコにされた時なんかマジでムカついて拳を殴ってやろーかと思ったし…練習だとわかっていてもな。
情けないが…この公園で白川に迫った時の白川のエロい顔や甘い声…匂いや仕草なんかを思い出してムクムクと大きくなってしまった俺の欲情の塊を一人で慰めてしまったり。
一人でした後って堪んなくむなしーんだけどな…

普段は陸王さんにベッタリなくせに俺と二人きりになると甘えてきたり…俺の気持ちを知りつつ弄ぶ白川に怒りも覚えるものの…いざこうして二人きりで会ったりすると…やっぱり可愛くて可愛くて仕方ない。
俺は可愛い白川の顔をそっと見つめる。
…本当に俺はバカだな…どうしても好きなんだよな…愛しい以外に思えない…白川〜今日も相変わらず可愛いぜ…

「どうした?」
ぼんやり見とれていた俺はその声にハッと我に返る。
白川は不思議そうな顔で俺を見ている…俺を覗き込む可愛い可愛い顔…
…ヤバイ…また見とれちまった…バレたらまた白川の思うツボだぜ…
自分の心に漂う甘い恋心を白川に悟られないように大慌てで言葉を濁す。

「な…なんでもねーよ!…とりあえず腹減ったから飯食いに行くぞ!」
「うん!」

俺達は肩を並べて歩き出した。
公園近くのバス停からバスに乗ると映画館近くで降りる…映画館の下に併設されているファーストフードの店に入った。
せっかくのデートなのにこんな簡単な店でいいのかとも思ったが…あんまり気合いが入り過ぎるのもどうかと思い…
そもそも白川がこれをデートだと思っているかどうかはわからない。俺が一方的に期待してるだけで…だから…まぁ〜これが妥当だよな…

時刻は昼時…店は多くの客で賑わっている。
「俺が買ってくから、お前は席に座ってろよ…」
「え?…いいの?…じゃあお金…」
「金なんていらねーよ!今日は俺が無理に誘ったんだからメシぐらい奢ってやるよ!」
…男たるもの女にメシぐらい奢ってられなきゃな!…って、白川は男か!

「…え…でも…」
躊躇する白川…遠慮しやがって…可愛いじゃねーか…
今日のメシは俺が奢る!…そう決めていた俺は半ば強引に話を進める。

「いいから…気にすんなって!お前はなにがいいんだ?」
「…ん…じゃあ…滝と同じのが食べたい!」

…またこいつは…俺と同じがいいなんてさ…まったく…どうしてそんな可愛い事言いやがんだよ…
白川の溢れる可愛さにガンガンと心を揺さぶられる俺…若干フラッとしながらその場を離れる…

会計を済ませて席に戻ると白川がにこにこしながら俺を待っていてくれた。
「ほら、遠慮しねーで食べろよ。」
「滝…ありがとっ!」
白川はにっこりと満面の笑顔…すげー可愛い…この笑顔が見れるならこれぐらい安いもんだぜ…


「ねぇ滝!そっちの飲み物少しちょうだい!」
白川の希望通り大体俺と同じものを頼んだが、飲み物だけは好みがあるかな…と思って違うものにしておいた。白川はお茶で俺は炭酸系。

「…いーけど…」
白川は俺の飲みかけの炭酸を手に取るとなんの躊躇もせずストローに口を付ける。
…か…間接キスじゃねーか!…ってか…あんなキスしといて今更何言ってんだよ…俺は…
はっきり付き合っている訳ではないものの…実はキスまで進んでいる俺と白川。しかも軽いもんじゃない…お互いの舌を絡めあう深い深いキスを…
それなのに白川の些細な行動にも動揺してしちまって…バカだな俺は…

「あ…滝の口にソース付いてる…」
「ん?」
俺は自分の口を拭う。
「そっちじゃなくて…」
白川はそう言うと俺が拭った反対側の口元に付いたソースを指でそっと拭いて…自分の口に運ぶとペロッと舐めた。

…うわぁっ!!舐めちまった…
俺の胸はドキドキ…顔が一気に赤くなるのが自分でもわかる…
白川はそんな俺を見て意地悪げにニコッ…俺は白川の弄ぶ様な行動にまたもや動揺…
…あ〜…また白川の思うツボだぜ…情けねぇ…

動揺する俺に構わず白川は美味しそうにハンバーガーを食べている。
時々手に付いたソースを小さな舌でペロッと舐めたり、口元に付いたソースを舐め取ったり…白川の食べる様子はなんだか…エロくねぇか?
白川の小さくて厚みのあるエロい舌……あの舌で俺の色んな所を舐められたらどんなに気持ちいいのか…俺はどのくらい我慢できるのか…俺は白川とのセックスを想像してしまう…そんな妄想に酔いしれる俺はぼんやり…
…あ〜…エロいのは俺の方だな…白川に舐められてぇ…

「…ん?どーした?」
自分のエロい妄想に顔を真っ赤にしている俺に気付いた白川…
そんな俺を見てクスッと小さく笑う…

「滝…俺の事見て何考えてんのか知らないけど…顔真っ赤だよ…」
「べ…別に!お前見て変な事考えてたとかじゃねーし!お前の舌とか…舐められたいとかそんな……あっ………」
白川に自分のエロい妄想を見抜かれた気がして俺は一気に慌てる。上手く取り繕ったつもりが…思わず余計な事まで…
…あ…これじゃあ俺がエロい事を考えてたって言ってる様なもんだな…

「ははっ…滝って素直すぎ!…可愛い!」
少し恥ずかしそうな顔の白川…
…か…可愛い?!…今俺の事…可愛いって言ったか?……なんだよ!白川も照れてんのか?!もしかしてそれを望んでる?!…ちょっと脈ありかも…

「ごちそうさま!あ〜…美味しかった!」
「…別に大したものじゃねーけどな…」
「ううん…すっごい嬉しい!ありがとっ!滝っ!」
ハートマークが飛び散るような白川の笑顔…俺だけに向けられている白川の可愛い笑顔…あぁ…この笑顔独り占めしてぇ…


簡単な食事も終り、ちょっといい感じになった俺達は映画館へと向かう。
今日は休日…しかも人気の映画が初日とあって映画館はカップルや親子連れでかなり混雑している。さすがの人混みに俺と白川は何度かはぐれそうに…俺は白川の手を取ると俺の腕に掴まらせる。

「白川…はぐれると悪いから前みたいに掴まってろよ…」
「…いいの?」
白川はそう言うと…俺の腕に自分の腕を絡めてぎゅーっと抱き付いてくるじゃねーか!
…うわっ!…白川…だ…抱き付いてんだけど…
俺の腕を掴むというよりしがみつく白川…これはまさにカップルの腕組みデートだ!

「し…白川…」
「…くっついちゃダメ?」
俺にぴったりと密着しながら甘える様な上目遣いで俺を見つめる白川…その大きな瞳に俺の胸はドキドキ……可愛い…とにかく可愛い!
「…いやっ…別にいいけど…」

ガラスに映る俺と白川…どっからどう見てもカップルにしか見えない。大好きな白川に抱き付かれ俺の身体には白川の温もりが……俺は緊張のあまり歩き方がぎこちなくなってしまう…

「滝…歩き方変だよ!もしかして…俺がくっついて緊張してるの…?」
「…う…うん………」
「ふふっ…滝って素直で可愛い〜…さっ!映画始まっちゃうから行こう!」
緊張してオロオロする俺…白川はそんな俺を引っ張るように歩き出した。

シアターに入るとほぼ満席…俺と白川も腕を組んだまま指定された席に座る。映画の始まりのブザーが鳴り響き…場内の明かりが落とされ暗くなった。
いよいよ映画が始まろうとした時…白川がそっと俺の耳元で囁く…

「ねぇ滝……映画終ったらさ…俺ん家来る?」
「…えっ?」
「…夜まで誰もいないし……」
「……ええっ?!」
「しーっ…声大きいよ…」
「あっ…わりぃ…でも…いいのかよ…誰もいないのに行って…」
「…いーよ……滝なら…」
白川はそう言うと俺を甘く見つめながらそっと俺の手を握る…しかも!指を絡めるあういわゆる恋人つなぎ……
…滝なら…ってどーゆー意味だよ?!…俺なら…いいのか?!…
スクリーンの明かりにぼんやり照らされた白川の顔……すげー可愛いんだけど…
繋いだ手から白川の温もりが伝わって…俺はドキドキ…
白川と恋人つなぎしたまま…映画は始まる……


「あー面白かった!ねっ?」
「……あ…ああ…そうだな…」
結局…最後まで俺は白川と恋人つなぎしたまま…
白川は映画に集中してたみたいだが…俺は繋いだままの手とあの言葉が気になってしまって内容なんて全然頭に入ってない……
「なに?…見てなかったの?…まさか…寝てたとか?」
「…ね…寝てなんかねーよ!」
…こんな状況で寝られるかバカ!お前のせいだろーが!


その後、俺達は近くで少し買い物をするとバスに乗ってまた元の公園に戻ってきた。ここから少し歩いた所に白川の家がある。
白川の家に行くのは初めて…これからなにが起こるのか…またしても白川に弄ばれるのか…それとも俺がいい思いを出来るのか…俺はなかなり緊張している…

「俺ん家…ここ!」
白川が立ち止まった一軒の家…ここが白川の家らしい。ごく普通の一軒家…ここで白川と…期待と興奮で俺の胸は高鳴る…

「お邪魔します…」
玄関に入って声を掛けてみるが…家の中から返事はない。誰もいないというのは本当みたいだ。

「ははっ…誰もいないって言っただろ?…飲み物持ってくから先に2階に上がってろよ。俺の部屋は突き当たりだからな!」
階段を上がり言われた通りの部屋のドアを開けると……一瞬にして白川の匂いが…
…うわぁっ…し…白川の匂いがスゲーんだけど…なんかいい匂いだし…
白川の部屋は男の部屋とは思えないほどのいい匂い…これはあの時感じた白川の匂い…
自分の欲望の赴くままに白川に迫った公園での事を思い出した俺…部屋の隅にあるベットについ目が行ってしまう…
…べ…ベット…ここで白川は寝てんだな…もしかしたらここで…白川と…
俺の頭の中はあらぬ妄想でいっぱい…それにつられて下腹部の男の塊がビクンッ…と疼いちまう…

「なにやってんだ?」
「わーーーー!!」
後ろから聞こえた白川の声…振り返るとグラスを手にした白川が…
俺は驚きのあまりまたもや余計な事を…
「なんでもねーし!お前とベットで…なんて変な事なんて考えてねーし!」

…あ……またやっちまった…
「滝って本当に素直だな〜…」
白川はそんな俺を見ながらまたもやクスッと笑う…

俺と白川は部屋の真ん中にあるテーブルに横に並んで座った。
俺は白川と二人きりのこの状況に妙に落ち着かず…なにを話していいかわからない。とりあえずクラスの事や部活の事…今度ある練習試合の事とか…かなりとりとめのない話でなんとか間を繋ぐ。話すうち…段々と白川の口数が少なくなり…眠そうな顔をしながらテーブルに頭をコトンと置いた。

「…ど…どうした?眠いのか?」
「んー…昨日寝るのが遅かったから…ちょっと寝ようかな…」
白川はスッと立ち上がってベットに上がる。
毛布に潜り込むと首まで毛布に埋まって俺をじっと見つめ…小さく囁く…

「…ねぇ滝…一緒に寝ようよ……」
「…ばっ…バカ!何言ってんだよ!」
「だって…一人じゃ寂しーんだもん…滝と寝たい…」
「そんな…お前…寂しーとか言うな!」
「…ねぇ〜…ダメ?」
甘えるように可愛く誘う白川…
愛する白川に迫られた俺の頭の中では理性と本能が入り乱れていた。
…白川も誘ってんだよ!早くベットに入ってやっちまえ!こんな機会滅多にねーぞ!…これは俺の本能の囁き…そりゃあ〜間違いなく本能が勝つだろ。
…あ〜ダメだ!!すっごい可愛いくて堪んねぇ!もう我慢できねぇ!…こんなに誘われて断るなんて男としてありえねーよな〜…
男の本能のまま白川の可愛く甘える大きな瞳に引き寄せられ…俺は白川が待つベットに潜り込み…そっと白川に寄りそう…


「腕枕してよ…」
ほんのすぐ傍にいる白川は可愛い顔と声で俺に甘えてくる…
俺は迷う事なく腕を差し出す…白川は頭を乗せてしがみつく様にぴったりとくっついてきた。
密着する俺と白川…白川の体温が俺に伝わり甘い吐息すら感じられる…

俺の胸の中には可愛い愛しの白川…俺の胸はドキドキと高鳴る…
「滝…すっごいドキドキしてる…緊張してんの?」
「だって…好きなヤツとこんなくっついてたら緊張しちまうだろ…」
「…滝ってやっぱり俺の事好きなんだ…」
「あぁ…俺はお前が好きだ!死ぬほど好きだっ!」
…あ〜…言ってしまった!…
俺は遂にはっきり白川に愛の告白をしてしまったのだ…

「白川は俺の事…どうなんだよ…お前が陸王さんの事好きなのは知ってる。…でも…俺もお前が好きなんだよ…」
「…俺も滝が好きだよ。陸王さんも好きだけど…滝の事も…好き…」
白川は恥ずかしそうに頬を赤らめながら俺に軽くキスをした。

「…白川………」
…い…今…好きって言ったか?!マジで?!…
これで俺と白川は相思相愛…恋人同士だ!俺にキスをした白川の顔が赤くなっている…めちゃくちゃ可愛い!!

「…なぁ滝……俺とセックスしたい?……」
「えっ?!…」
…なになになになになになになになになに?!今なんて言った?!

「セックスしたいか…って聞いてるんだけど…」
「…だって…ね…眠いんだろ?」
「そんなの…ウソだよ…」
…なにぃ?!…つまり…白川から誘ってたという事か?!…

「ねぇ…したくないの?俺と…セックス…」
…そんな訳ねーじゃねーか!…したい!したい!したい!したいっ!!

「…し…したい…白川とセックスしたい…」
「ふふっ…やっぱり滝って素直!…いいよ…俺とセックスしよっ…」

白川はそう言うと俺にぎゅーっと抱き付いてくる…
急速な展開に俺の理性的な思考は一切付いてこないが…本能的な性欲だけはすっかり準備出来ている。
白川にセックスしようと言われて断る理由は一つもない。
白川の気持ちを知った今…遠慮する事もなにもない。また陸王さんに気持ちが移らないうちに、白川の心も身体も俺のモノにしてしまいたい!
もうこうなってしまえば…俺の理性はぶっ飛んで…代わりに抑え続けていた性欲がムラムラムラムラ…

俺は白川の身体に覆い被さると両手をぐっと押さえ付け…白川の自由を奪う。白川は俺を見つめながら大人しくされるがまま…
俺は白川の唇にそっと吸い付く。

「…ん…んんっ…」
白川の唇から小さな可愛い声が漏れ出る…甘く俺を誘うその声に俺の性欲が沸き上がる様に更に大きく…大きくなっていく。
俺は白川の唇を貪るように何度も執拗に吸い尽くす…唇の隙間から舌を滑り込ませてその口の中を激しく掻き回すと…白川もそれに答える様にベットリとした小さな熱い舌を絡ませてくる…

「んっ…んっ…」
息をするのも忘れるほどの激しく深いキス…白川と俺の唇は互いの唾液でぐっちょりと濡れ…口の端からはどちらのかわからない唾液が滴り落ちている…燃えるように熱くなった白川の口の中…

…白川……口ん中熱くしやがって…堪んねぇぜ…
俺は白川のシャツに手を入れるとその可愛い身体を手のひらで舐めるようにまさぐっていく…

「…あんっ…あ…」
俺の手が白川の素肌を舐める度に白川の口から漏れる喘ぎ声…う〜…なんてエロい!…堪らんっ!!俺の手は自然と白川のジーンズのボタンを外す…

ーピンポーン……
その時…玄関のチャイムが鳴った!

「…ん…誰だろ?」
白川はふっと俺の唇を離すと俺の腕をスルッと抜け出そうとする。
あの公園でもう少しの所で白川を逃した俺…脳裏にあの日の苦い思い出が甦る…
…また…またなんかに邪魔されんのだけは…絶対嫌だ!
ここまで来たらもう最後までヤるだけ…我慢なんて絶対出来ねーし!

「行くな!」
俺は起きかけた白川の細い腕をぐっと掴むとその身体を強引に俺の腕の中に戻した。再び白川に覆い被さると白川の顔を掴んで俺の方をグッと向かせる…

「………やればできるじゃん…」
白川の俺の胸の内を見透かすような熱い視線…その視線に俺の中で溜まりまくった白川への愛情と欲情がムラムラと一気に身体中に込み上げてくる。

「白川っ!早く服脱げ!!」
性欲に火が付いた俺…もう本能のみで動く獣と同じだ。
獣に睨まれた小さな動物の白川は大人しく俺の言う事を聞いて上半身裸になる…俺の目の前で露になる色白で綺麗な白川の身体…
俺は堪らずその身体に抱き付くと首筋に舌を一気に這わせて舐め回し…そのまま下へ下へと進めていく…

「…あぁっ…」
白川は俺の舌の動きに小さな声を漏らす…
俺は白川の胸の小さなピンク色の突起を見つけると片方を舌先で優しく転がして唇でちゅう…っと優しく吸いあげ、もう片方は指でぎゅっと摘まんでコリコリと揉みしだく。柔らかかったその突起はすぐに固くなり…ビンビンになっていく…

「白川やらしいなぁ…乳首すげー固くなってんじゃん…」
「や…滝…んっ…ああっ…」
俺からの愛撫に反応する白川の可愛い声…
白川の淫らな顔と喘ぐ声に俺の下腹部の欲情の塊はもう既にはち切れんばかりになっていた。
…ヤバイ…白川すげぇエロくて興奮しちまう……一度出さないと最後まで持たねぇかも…
やっと手に入れた愛する白川とのセックス…最後まで持たなければもったいねぇ!
何度も想像した白川の口の中…白川に俺のモノをくわえさせたい……俺の欲望は留まる事を知らない…

「…白川…俺の舐めろよ…」
「………う…ん…」
俺はベットに腰掛けると足を広げてその間に白川を座らせる。
「お前が脱がせろって…」
白川は素直に俺のジーンズのボタンを外して下着ごと一気に下ろした。
俺の欲情の塊は既に痛いほど大きく勃起し…窮屈な下着の中から解放され跳ね上がる…

「…はぁっ…滝のすっごい勃ってる…おっきい……」
俺のモノを間近で見ている白川の顔は赤く紅潮し…大きな瞳は虚ろ…呼吸も荒々しい…
白川は迷う事なく俺のモノを口に含んだ。

「…うっ…」
白川の熱く湿る口の中…
少しずつ口と舌を動かし俺にモノに刺激を与える…舌が俺の其れにねっとりと絡み付く…

ージュプッ…ジュップ…

「…んんっ…あっ…」
卑猥な音と共に下腹部からの快感が俺の身体中に伝わる…想像より何倍もイイ…
そんな俺がわかっているかの様に、白川の俺のモノを舐める舌遣いが少しずつ激しくなり俺をより一層快楽へと導く…
頬を赤く蒸気させて俺の欲情の塊を一心にくわえてしゃぶる白川…

「…んっ…んっ…」
くわえてる本人も興奮してるのか、口の隙間から喘ぐ声が漏れてくる…
…うわっ…白川すっげーエロい…
白川に俺のモノをくわえさせてると思うだけでイキそうになっちまう。
白川の激しい舌遣いに俺の性欲はどんどん高まり…あっという間に絶頂を迎えそうに…
…ヤ…ヤバイ…もう…イキそう…

「ちょっと待って…白川…んっ…」
俺からの制止に白川は俺のモノを口から離した。
白川の熱い口の中から解き放たれた俺の其れは白川の唾液にまみれ、今まで見た事もないほど大きく固くなっている…

「はぁっはぁっ…」
荒い呼吸の白川の口の周りは唾液でベットリ…口の端からは唾液が滴る…
白川は俺の裏スジに舌を這わせて下からゆっくりじっとり…何度も何度も舐めあげる…
…ううっ…すっげー気持ちいい!

「滝…メシ食ってる時に俺にこうされたいって思ってた?俺にしゃぶられたいって思ってた?」
「違っ…ああっ…っくぅ…」
「気持ちいい?…滝の先っぽからなんか出てる…」
白川に執拗に裏スジを攻められて…俺の先からは先走りがダラダラ…
俺を上目遣いで見つめながら舌で俺の先から出てる液体をチロチロと優しく舐め取る白川……

「んー…滝のっておいしい……もっと舐めたい…」
…白川…そんな事言って…エロいな〜…堪んねぇよ…
白川は再び俺のモノの裏スジに舌を這わせてピチャピチャと音を立てながら強く舐めあげていく…

「…あああっ!…し…白川…ダ…メだって!……出ちまう!!……んんっ…」
「…いーよ…出しちゃえば…」
「んっ…このままだとお前の顔にかけちまう…そんな事したら…俺…ああっ…お前メチャクチャにしちまいそう…」
「…っはぁ…しろよ…陸王さんの事忘れるぐらいに…」
「………!陸王さんの名前出すんじゃねーよ!!」

俺の欲情の塊を舐める白川の口から出た陸王さんの名前。
普段抑えている俺の中の嫉妬心と白川を自分のものにしたいという欲望がメラメラと一気に沸き上がり身体の隅々まで支配する…俺は白川の一言に完全に理性を失った。
俺は白川の手を掴むと無理矢理俺のモノを握らせる…そして力一杯白川の顔を押さえ付けるとその顔に向けて白川の手ごと自分のモノを一気にしごきあげた。

「あっ…あっあっ…出る!!…あっ!あっ!……ああああっ!!!…」

ー…ビチャッ!!…

俺のモノから勢いよく放たれたドロリとした精液が白川の顔と髪にベッタリとかかる…

「はあっ…はあっ…はあっ……」
俺の精液に汚れた白川の顔…頬は真っ赤に紅潮し…口は唾液でベトベト…
白川は顔に付いた精液を指で拭うとペロッと舐める。
俺の精液に顔を汚され、虚ろな目でそれを口へと運んでいる白川の恍惚とした顔…そんな白川の卑猥な姿に俺の身体中がゾワゾワと震えてくる…
…もう堪んねぇ!!…白川の中に挿入てぇ!

「全部脱げっ!」」
白川は何も言わずにジーンズと下着を脱ぐとベットの上に座る。

「もっと足広げろって…見えねーだろ?」
白川は素直に言う事を聞いて大きく足を開く…俺の放った精液でベットリと濡れた白川の顔…見ると白川の下腹部の欲情の塊も既に大きく反り立っている。

「…お前も興奮してんじゃん…くわえながら勃っちまったのかよ…エロいな〜…」
俺は白川の大きく勃起した其れをぎゅっと強く握り締める。

「ああっ!!…滝…ヤダぁ…」
「こんなに勃起してんのに…ヤダじゃねーだろ…」
「…ああっ!あっ!あっ!……」
俺は白川のモノを手のひらで包み強くしごいて刺激を与えていく…それに合わせて大きな声で喘ぐ白川…
エロい白川の姿に俺の性欲がガンガンと刺激されちまう…俺はもう自分のモノを白川の穴に挿入たくて挿入たくて仕方ない。

…白川も初めてだろうからな…とにかく慣らさねーと…
気持ちは逸るが…あまり痛いのも可哀想だ。もし嫌がられたら…もう二度とヤらせて貰えねーかも知れねーし……それは困る!
俺は白川のモノをしごきつつ…白川の後ろの割れ目にある小さな穴を指で探し当てる。

俺はその小さな穴に指をあてがいゆっくり揉みほぐす…固く閉じていた白川の入口は俺の指の動きに合わせて少しずつ熱くなり緩くなっていく。
「…あっ…んんっ…やっ…ヤダ…」
揉むほどに白川の穴は柔らかくなり…中からとろっとした液体が溢れだした。

「うわっ…白川エロいなぁ…なんか出てきたぜ〜…」
「くぅっ…あぁん……」
「…どうした?気持ちいいのか?……」
俺は指を穴に宛がうと…少しずつ少しずつ白川の穴の中に指を進めていく…

「うあっ!…んっんっんっ!た…滝…ヤダ!」
「ヤダじゃねーんだよっ!大人しくしてろって…」
抵抗する白川の身体を強く押さえ付け…俺は指を白川の穴に射し込んでいく…まるで穴に吸い込まれるように俺の指は根本までズッポリ…

「すげー…ぐっちょりじゃん…」
「ああん…なんか……変な感じ……」
初めて入った白川の中…ぬるぬると熱く湿った内壁が俺の指にベットリと絡み付く…

「…痛いか?」
「……ん…ちょっと…」
俺が指をそっと動かすと白川の顔が苦痛に歪む。

「……くっ…あぁ…滝…ヤダ…痛いよぉ…」
「我慢しろよ…ちゃんと慣らさねーと裂けちまうぜ…」
俺が動かす度に苦痛に歪む白川の顔…その痛がる顔がまた俺の性欲をガンガンと刺激する…白川のヤツ…痛がりやがって…くぅ〜…すげーエロくて興奮するぜ…

俺は射し込んだ指で穴の内壁を広げる様に優しく掘ってやる…暫くすると白川の表情に変化が現れる。
俺の指が穴の内壁をぐちょぐちょとしつこく擦りあげる度になんとも言えない気持ち良さそうな顔になっていき…それと同時に苦痛の声からエロい喘ぎ声へと変わっていく…
ガチガチだった白川の穴はすっかりほぐされてしっとりと俺の指に絡み付くほどに…

「ああっ…あんっ…気持ち…いいっ…ああんっ!」
白川の喘ぐ声と共に白川の穴からジワーッと透明な液体が垂れ落ち俺の手のひらにまで流れてくる…

「た…滝……ああんっ…」
「ははっ…すげーぐっちょりじゃん…もう気持ち良くなっちまった?…お前エロいなぁ…サイコーだぜ…」
俺が指を動かす度に穴の内壁が絡み付き…グチュグチュと卑猥な音と共に液体が滴り落ちる。


全裸で足を大きく広げ…尻の穴に指を突っ込まれて感じている…
その白川の卑猥でいやらしい姿が俺の性欲をガツンっと刺激する。一度全てを放ったはずの俺の欲情の塊も再び勃起……
…白川…すげーエロい!…も…もう挿入たい…
興奮して堪らない俺は指を引き抜くと、白川の足をぐっと掴んで大きく広げながら腰が浮くほどに押さえ付ける…いわゆる正常位ってヤツだ。

「うわ〜…白川の穴丸見え〜…ビチョビチョになって…エロっ!」
白川の穴はびっちょりと濡れ…ヒクヒクと小刻みに震えている。
「舐めてやるよ…」
「やっ…やだ…」
抵抗する白川の足をぐっと押さえ付け俺は舌で白川の穴をペロっと舐める…

「ああっ!…」
舌先を穴に少し挿入ると…その内壁が俺の舌にねっとりと絡み付き…どんどん穴に吸い込まれていく…
…なんだよ……吸い込まれるみてー…なんつーエロい穴…

「…たっ…滝ぃ……気持ち…いい…もうダメ……」
「…俺のモノ…挿入て欲しい?」
「こん…な大きいの…入んないよぉ……」
「入らないじゃねーんだよ…無理矢理でも挿入んだよ!」

俺は自分のモノの先を白川の穴にあてがう…白川の足を掴んだまま少しずつ体重をかけて白川の中に俺のモノを深く深く…じっくり射し込んでいく…

「あああっ!!…」
俺のモノはズブズブとエロい音を立ててながらゆっくりと白川の穴に飲み込まれていく…
俺のモノは根元までずっぽりと白川の中に…

「…ああっ!…あっ!……」
「白川…すげー…みんな入っちまったぜ…お前ん中ぐちょぐちょだな…」
初めて入った白川の中は燃えるように熱く…内壁はぐっちょりと濡れて俺のモノをぎゅーっとを締め付ける…
今まで感じた事のないその感触と白川の喘ぐ顔…俺の性欲がガンガンと刺激されちまって…白川の中の俺のモノがギュン…っと固くなる…

「ああっ…滝の…固いっ…」
「んんっ…すげー締め付けてんな…白川ん中すげー気持ちいい…堪んね…」
挿入したばかりでまだ早いと思いつつ…より快楽を求めて自然と動いてしまう俺の腰…

「ああんっ…滝ぃ…っはんっ!…あんっ!…」
俺が腰を動かす度に白川の口からエロい喘ぎ声が…
さっきまでの刺激で白川の中は既にトロトロ…痛みより快楽を感じるようになっているみたいだ。
さすがエロい白川だぜ…もうこんなに感じちまって…
白川がそうなら話は早い。もうなんの遠慮もいらねーな!
俺は白川の腰を掴むと性欲の赴くまま一気に突き上げ始めた。

「おらっ…気持ちいいか?…」
「あんっ!ああっ!…気持ちいいっ…」
俺が激しく腰を打ち付けながら大きく突き上げる度に白川の口から大きな喘ぎ声…そのエロい声がまた俺を激しく興奮させる…
俺は白川の穴を激しく突き上げながら、白川のモノを掴んで腰の動きに合わせながらしごきあげる。

「…うわぁぁっ!!…ああんっ!!」
「…ははっ…どっちもいいのか?…さすが白川…エロっ…」
俺に後ろの穴に太い男のモノを突き刺しながら…手で白川のモノを何度も強くしごいていく。俺の容赦ない攻め…穴と前と両方からの刺激に白川は悲鳴にも似た喘ぎ声をあげる。
「ひやぁっ…あああんっ!…」

すると白川の穴がきゅーっと締まり…腰の動きで出入りする俺のモノを執拗に締め付ける…白川の穴に絞られるような感覚に俺の全身を快楽が駆け巡る…白川の穴に締め付けられながらの突き上げ…めちゃくちゃ擦られて…すげー気持ちいいっ!

「滝!…あんっ!…ああんっ!…いいっ!…」
「…ほんと…お前…エロいなぁ…そんな気持ち…いいか?」
「…気持ちいいっ!すごい気持ちいいっ…よおっ!…もっと…もっとしてっ!」
可愛い白川に…もっと…なんてエロい声で言われては……してやるしかねーな!

俺は白川の足を高く持ち上げると体重をかけて上から押し込む様に俺のモノをズブッ…とねじ込む。俺のモノの先が白川の奥の奥まで突き刺さり…白川は大きく喘ぐ…
「…くうっ!あああんっっ!!…」
俺は白川の穴に深く射し込んだまま一段と激しく白川を突き上げる。

「あ〜…すげー気持ちいいっ!…堪んねっ!」
「…ああんっ!…あんっっ!!…ああんっっ!!」
小さな穴に俺の固いモノをねじ込まれ…俺のモノが奥を突き刺すその度に大きな喘ぎ声をあげる白川…自分からも腰を動かしより深い快楽を得ようとしている…
白川がいやらしく腰を振ると…俺のモノが白川の穴を出たり入ったり…その度に俺のモノと白川の穴の内壁がゴリゴリと擦られ…その感覚が堪らない俺…あ〜もう…限界かも…

…白川…自分から腰ふりやがって…あ…も…もう…イキそう…

「んんっ!あっ!あっ!…イ…イクッ!!…あああっ!!」
白川の中の俺のモノが大きくビクンッと脈打ち…白川の穴に俺の大量の精液がドプッ…と一気に放たれる…その瞬間、白川の身体もビクッと大きく震えた。

「やぁ…滝……中で…出しちゃ…ダメぇ…」
「…くっ……あぁぁ……」
ダメと言われても…もう遅い。
俺の精液が白川の中にドクドクと流れる感覚と共に俺の身体中に射精の快感が…
…うわぁっ…中出ししちまった…すげー気持ちいい…

俺はその快感に酔いしれる間もなく…今度は白川のモノを再び掴んでゆっくりとしごき…その手を少しずつ強くしていく…

「やあぁぁ!あっ!あっ!…はんっ!んんっ…」
「…ははっ…気持ちいいか?…お前もイキたい?」
虐める様な俺の言葉に白川は小さく頷く。
…いつも俺の事弄びやがって…
大きく勃起して今にもはち切れそうな白川のモノ…いつもの仕返しに苛めてやりたくなっちまう。

「じゃあちゃんとイカせて欲しいって言えよ…言わねーとイカせてやんねーよ…」
俺はわざとしごいていた手を緩める。俺の意地悪に白川の顔が苦悶に歪む…

「…やぁぁ…ああっ…止めないで…」
「イキたくて苦しいんだろ?ほらっ…言えって!!」
俺は完全に手を止めて白川を悶えさせる…

「…あああっ…たっ…滝…イカせ……て…」
「声が小さくて聞こえねーなぁ…」
「…イキたいっ!!イキたいよぉっ…」
「…誰にイカされたいの?…」
「…た…滝!…滝に!!…ああっ…おっ…お願いっ…もう…イカせて…」
「くくっ…お前エロいなぁ……じゃあ〜イカせてやるか…」
頬を真っ赤に紅潮させて俺にしがみついてねだる白川の卑猥な顔…俺は大きく脈打つ白川のモノをぎゅっと強く掴むと一気に強くしごきあげる。

「あああっ!!滝!気持ちいいっ…あんっ!イクッ!…イっちゃうっ!!」
…ビシャッ!!…
白川の身体がブルッと大きく震え…その声と同時に白川のモノからも大量の白濁した精液が俺の腹部に一気に放たれた…

「はぁっ…はぁっ…白川…いっぱい出したなぁ…」
「…ああっ…すご…気持ち…いいよぉ…」
白川を見ると穴から伝わる淫らな快楽と射精の余韻からか小刻みに震えている…

俺がそっと白川の穴から自分のモノを抜くと…白濁した精液がドロリと垂れ滴る…
「…ははっ…俺もすげー出ちまった…」
白川の穴は俺の精液と自分の体液でぐちょぐちょだ…

「…大丈夫か?……」
「……た…たき…ううぅ…」
俺がそっと寄り添うと、白川は大きな瞳をうるうると潤ませながら快楽に支配された顔で俺に強くしがみく…その身体は熱く火照り小刻みに震えていた。

「………白川…」
俺はそんな可愛い白川を抱き締めて深く深く口付けた…



全てが終わり…
俺と白川は抱き合いながらベットに横たわる。
俺は可愛い白川の身体も心もようやく自分のものにした安堵感と征服感で心底満たされていた。
…あ〜…なんて幸せな…これで白川は俺のもんだ!

俺の可愛い白川はまだ少し頬を紅潮させながらうっとりとした顔で俺に素直に抱かれている…
ようやく手に入れた愛しい白川…可愛くて仕方ねぇーし…
俺は堪らず白川に抱き付く。

「…明日からあんま陸王さんにくっつくなよ…」
「なんで?」
「…な…なんでって…お前はもう俺のもんだからだよ…」
「でも…俺…陸王さんのことも好きだし…」
予想外の白川の言葉…
…えっ?なんだどういう事だ?!なに言ってんだよ!

「はぁっ?…でもお前…俺のこと好きだって…」
「好きだよ。じゃなきゃこんな事しないもん…」
「じゃあ……」
「…でも陸王さんも好き…」
「なっ…なに言ってんだよ!」
「別にいいじゃん…滝も好きなんだし!」
「…よくねーよっ!!」
「だって好きなんだもん!」
「じゃ…じゃあさ!…どっちかって言ったら…俺が好きだろ?」
「どっちも好き。」
「………俺だろ?」
「どっちも!」
…おいおい…どーなってんだよ…

やっと身も心も全部俺のものにしたかと思ったら…白川はまたひらりと俺の腕をすり抜けてフワフワと…
抱き合う白川の腰の辺りになにか長いものが…俺の手にフワッと触る…
…まさか!!!
そーっと触ると…それは…今までも何度か見えた悪魔のしっぽ…
俺は思わず白川の顔を見る。
さっきまでの素直で可愛い白川はどこかへ行っちまい…その表情はまさに小悪魔…

「だいじょーぶ…滝も好きだよ…でも………俺が離れて行かない様に…精一杯頑張れよ…」
白川は意地悪げに可愛く微笑むと俺にそっとキスをした。
まただ…俺の心を弄びやがって……形勢逆転…完全に白川の勝ちだ。
そんな白川に憤りを感じるその反面…そんな白川が可愛いなんて思う俺もいたりして…それはきっと俺が小悪魔白川に溺れている証拠。
…白川に好きでいて貰える様に頑張っちゃうんだろーな…俺…
俺はそんな事を思いながら愛する白川の胸に顔を埋める…

「ふふっ…滝ってほんと可愛いな〜…」
小悪魔白川は可愛く小さく笑ってそう言うと俺の髪を優しく撫でた。



次の日の練習…
「陸王さん!聞いて下さいよ〜」
「おー白川!相変わらず可愛いな〜」
昨日の俺との事なんて全部忘れちまった様に陸王さんにまとわりつくいつも通りの白川…俺が妬いちまうぐらい陸王さんと仲良くしている。

…クソッ!…白川のヤツ……昨日は俺とあんな事しておきながら…やっぱり陸王さんなのかよ!

白川は陸王さんにベタベタ…陸王さんもまんざらでもないみたいで白川の髪を撫でたり…そっと耳元でなにかを囁いたり…この甘い雰囲気はなんだっ?!…あああ!!!もう止めろっ!!止めてくれっ!

「し…白川!グランド行こう!」
本当は白川に抱き付いて無理矢理にでも陸王さんから引き離したかったが…相手は陸王さん。そんな勇気もない俺は意気地のない言葉で白川の気を引く…

「あ…うんっ!」
白川は陸王さんから離れるとフワッと俺のそばに近寄り…ニコッと笑って俺に付いてきてくれた。
陸王さんから離れてくれて俺は一安心…

俺と並んでグランドに向かう白川…
「…滝〜…頑張ってんじゃん…」
俺の耳元でそっと囁く白川…
耳にかかる白川の甘い吐息とその可愛い声に昨日の喘ぎ声がダブってしまう俺…あ…なんかすげー恥ずかしくて堪らねぇ…

白川はクスッと小さく笑うと赤い顔の俺にそっと近付き…俺の唇をペロッと舐めた。

「……わーー!なにを!!」
「いーじゃん…昨日なんてもっとすごい事したくせに…」
「…バ…バカっ!…こんな所で昨日の事…言うなっ!」
「ふふっ…滝の顔…すっごい真っ赤!…思い出しちゃう?…」
「……お前にそんな事言われたら…思い出すに決まってんだろ!!」
「…そっか〜ごめんねっ!たーき!」
俺の名前を可愛く呼びながらクスクスと笑う白川…
…あ〜…ヤバイ…なんだよそれ…すげー可愛いんだけど…

「…サボってると陸王さんに怒られちゃうよ!…練習しよっ!」
「…あ…ああ…」
また陸王さんの名前出しやがって…あ〜…やっぱり弄ばれてるぜ…

「あっ…そうだっ…」
白川は思い出したように俺に近付く。服の裾をそっと掴みながら上目遣いで俺を見て…
「…ねぇ滝…今週の日曜なんだけど…俺ん家来る?……誰もいないんだ…」
「……え………」

白川のその一言…俺の下半身が思わずビクッと疼いてしまう…

…白川の家…誰もいない…あ〜…また白川とヤれるかも…
俺の頭の中はついエロい事でいっぱいに…
小悪魔白川に心底惚れちまった俺はぼんやりそんな事を考えながら小さく頷いた。




*リアルな滝の愛情溢れる営み…白川は相変わらずな感じですが。白川は乙女モード全開にしてみました♪それにしても滝が頑張りました!思いを遂げられて良かったね〜滝…と思わず言ってしまいそうな管理人でした〜白川に溺れる滝が可愛い…
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