嫁に来ないか!〜love story〜
「……ん?…」
俺の身体中を誰かが撫でている感覚…俺はハッと目を覚ました。
寝ている俺の後ろに誰かぴったりとくっついている。その顔は見えないが…俺にはこれが誰なのかはっきりわかる。この身体の大きさ…匂いは…土方!

「…土方…なにやってんだよ…」
「あ…わりぃ…起こしちまったか?」


俺と土方は闘球の名門である球川高校の3年生。もちろん部活は二人とも闘球部…小学校からの仲間である三笠や火浦、速水とも一緒だ。

主将の三笠率いる俺達球高闘球部は1泊2日の泊まり合宿に来ていた。この時期の闘球部恒例行事で俺達はこれで3回目…つまりこれが高校最後の合宿だ。
この合宿の内容はというと、例年合宿1日目には強化練習…2日目にはこの県の強豪チームとの練習試合をしている。
1日目の強化練習はとにかくハード。大した休憩も取らずにひたすらボールを追い掛け続け…闘球漬けの1日!主将の三笠もここぞとばかりに俺達をしごきまくり…通常の練習の何十倍も厳しい。
俺達の球高闘球部は県内でも有数の名門チーム…より高みを目指す俺達は普段でもかなり厳しい練習をしていると思う。でも…この合宿の練習はその普段の練習が可愛く思えるほどの厳しさで……
そんなハードな1日を終えた俺達はみんなぐったり…風呂に入って夕飯を食べたら後はもう寝るだけ。明日にはまた大事な練習試合が控えている…とても遊んでいる余裕なんてないしそんな気も全く起こらない。
この合宿も3回目でそのハードさには慣れているはずの俺もさすがに疲れた。もちろん火浦や速水もよっぽど疲れたらしく布団に入るなりぐっすり……他のヤツラももちろん同じ。周りのみんなからは心地よさそうな寝息が聞こえてくる…
…まったく…みんなそんな状態だというのにこいつときたら…本当にお前は何やってんだよ!!

俺の背中にぴったりとくっついている土方…俺はゴソゴソと身体を動かし土方の方を向いてその顔を見上げる…土方はやたら嬉しそうに俺を見つめながらニコニコ…まるで俺が起きたのが嬉しいみたいだ…

「土方お前…何してんだよ…」
「いや〜…さっきちょっと目が覚めてさ…お前見たらすげー布団跳ねてたんだよ…だからかけ直してやろうかな〜…なんて思ってたらお前の背中が見えてさ…その…なんかムショーに触りたくなっちまってな…ははっ…」
「…ははっ…じゃねーよ…お前この状況わかってるか?」

俺の言うこの状況とは……合宿先の旅館の大部屋で周りには三笠達チームの仲間が寝ていて…俺の布団に土方が入ってきて俺の身体をまさぐっている…という事。言うなればこれはまさしく夜這い…はっきり言ってヤバイ!これは非常にヤバイのだ!

「…そんなのわかってるって…」
「わかってねーだろ…早く自分のとこ戻れよ…」
「…えー…やだ…」
「やだ…って子供か?…明日も朝から練習試合あんだから早く寝ろって…」
「…なんかさ…俺もう寝れねーよ…」
「何言ってんだよ…」
「だってよ…お前が隣で寝てんのに何も出来ねーなんて……」
「 はぁっ?……」

…やっぱり…俺の予想した通りだ…
この泊まり合宿に行く前…俺は土方にしつこいほど念を押していた。
合宿先の旅館の大部屋で、多分俺とお前は隣同士で寝る事になるだろうが……絶対に絶対に何かすんじゃねーぞ!…と…

心も身体もとにかくデカイ土方。そんな土方の性欲も…それに比例してとんでもなく大きい。特に最近の土方ときたら家だろうが学校だろうが…場所も時間も一切関係なくとにかくしつこく俺を求めてきて…
学校にいる時はいつもいつも傍にいて俺から一歩も離れない。どこに行くにも俺に付いてきて…休み時間のトイレまで!そして教室なんかで二人っきりになれば学校でも一切躊躇なくキスしてきたり…誰かに見られてたらどーすんだよ!
二人で部屋にいれば抱き付いてきたり抱っこしたり…常に俺にベタベタイチャイチャ……そして俺が少しでも隙を見せようもんなら俺を押し倒してそのまま土方の性欲の赴くままに……
まったく…お前は盛りの付いた猫かっての!!…あ…猫なんてそんな可愛いもんじゃねーか…まぁ〜…土方の場合は虎かライオン…ってとこだな…
俺と初めてセックスして以来…ライオン土方は常にヤりたい万年発情期…こいつの溢れる性欲は留まる事を知らない。
そんなエロいエロい土方が俺と隣同士で寝て…何かしないはずがない!だから俺はこの合宿が始まる前に土方が望むままにその溢れる性欲に付き合ってきた。暫く毎日のようにセックスして土方の恐ろしいほどの性欲を満たしてきたつもりだったが…それでもこいつは満足するという事がないんだ。

土方のセックスの強さは半端なもんじゃない。1回のセックスで2回〜3回ヤるのはかなり普通で当たり前。そしてその精力は全くの衰え知らず…射精ても萎えても少し経つとすぐに元気になりやがる。実際3回目の方が元気…なんて事がほとんどだ。……どんだけの回復力なんだよ!
そして土方は俺とのセックスがめちゃくちゃ大好き!小柄な俺とデカイ土方はまるで大人と子供みたいな体格差…自分より何倍も小さい俺を組み力で敷いて押さえ付けながらヤる…土方曰くそれが堪んなく興奮するらしい……勝手な事言いやがって!そんな風にヤられまくる俺の身にもなってみろっての!
おまけに土方のセックスはかなりかなり激しい。普段は怒る事なんて滅多にないすごく穏やかで優しいヤツんだけど…俺とセックスする時は豹変……言葉でも身体でもとにかくめちゃくちゃに俺を攻めて攻めて攻めまくって俺を焦らして悶えさせて…エロい意地悪ばっかり!それを喜んで楽しんでいる土方はいつもののんびりした土方とは全くの別人…普段の姿からは絶対に想像出来ない。俺を攻めて苦しませて喜んで…土方のヤツ…あんな優しい顔して少しSの気があるみたいだな…
そんなSエロい土方の激しいセックスを続けて何回も受ける俺の身体は最後にはもうボロボロ…意識は朦朧として身体中が痺れたようになって少しも動けなくなって……鈍い土方もさすがにそれに気が付いてようやく終りにする…って感じだ。アイツが出来なくなって終りになる…なんて今までに1度もないし!
それでもまだ元気でヤり足りなさそうな土方…もし俺がまだ付き合えるなら……もっともっとヤッてんだろうな……ううっ…考えただけで恐ろしくて尻が痛い…

土方の中に「昨日セックスしたから今日はしない
」…なんてしおらしい考えは全くない。昨日は昨日で今日は今日……全く別の1日であり昨日のセックスは今日には繋がらない。つまり……毎日セックスしたって何の問題もない…というか恋人同士なら毎日ヤるのが当たり前なのだ。
でも…いつもいつも必ずセックス出来る訳じゃない。練習試合が続いたりテストがあったりして思い通りにヤれない時もかなりあって…その溢れる性欲が暫く満たされない時なんて酷いもんだ。我慢も限界の土方は学校のトイレや体育館の倉庫に無理矢理俺を連れ込んでヤろうとしたり…でもそれはさすがにマズイ!もし見付かったら…退学になる可能性だってある!だから俺も必死に説得したり怒ったり…
俺が抵抗すると土方は「じゃあ〜今我慢すればテストが終ったら毎日ヤらせてくれるか?」…なんて交換条件を出してきたりする。しかもすっごい切なそうな甘えた顔で子猫みたいに俺にすり寄って…
まったく…いつもは大して表情も変えずに飄々としてるくせにこんな時だけそんな顔見せて…あんな可愛く甘えられたらダメって言えないじゃないか!…その顔があんまりにも可愛くていじらしくて…俺もつい甘やかしちゃうんだ。
……今我慢出来るなら…と仕方なく俺が納得すると…「やったぁ!!じゃあ我慢するっ!約束な!」…なんてすげー嬉しそうで…それでいつも土方の思いどーりになっちゃう。
俺とのセックスが大好きでヤらないではいられない土方…俺だって本当はそんなに我慢させるのは嫌だ。でもヤれない時があるのは仕方ない。だからそんな時は一人でしてればいいじゃねーか…なんて思って土方にそう言ったりすると…「なんでお前がいんのに一人でしなきゃなんねーんだよ!お前とヤりたい!お前で射精たいの!」なんてすげーめちゃくちゃ甘えてきて……そんな事言われたら……正直言ってかなり嬉しい…
あんなに真っ直ぐに素直に激しく俺を求められちゃったら…もう…ヤるしかないよな〜…
俺の扱いが本当に上手い土方…俺はそんな土方に毎日振り回されつつ…やっぱり幸せだったりするんだよな…

とにかく土方はそんないつも調子!
俺とどんなにセックスしても日々リセットされてしまう土方の性欲…俺の事が大好きで仕方なくていつもどこでも俺とヤりたい土方…だから俺は前から決まっていたこの泊まりの合宿に一抹の不安を感じていたんだ。

土方はすごく優しくておおらかでとにかくいろんな意味でデカイ男。少し鈍感でデリカシーのないところもあるけど…俺にとってはそんなところも可愛く思えて仕方ないんだよな〜…
土方はいつも俺の事を一番に考えてくれて…大切にしてくれて…優しくしてくれて…俺の事をいつも守ってくれる。強くて優しくて可愛くて…俺はそんな土方が大大大大大好きだ。
だから俺だって土方と愛情のあるセックスをするは嫌いじゃない。俺も土方の事がすごくすごく大好きだから…そんな愛する土方にあんなに激しく求められて…恋人として嬉しくない訳がない。
土方とセックスする度に俺は土方の深い愛情をじんじん感じちゃって…俺の心にも土方への愛しさが満ち溢れてくる。土方に深く深く愛されて一つに繋がって…俺の身体全てを土方に満たされるようなあの感じ…心が震えるような苦しいほどの満足感…一人じゃ絶対得られないあの快感……俺はそれが堪らなく好きなんだ。

でも…闘球部の仲間には俺と土方の事は秘密…
土方はあんなヤツだから「別に知られてもいいじゃねーか!」なんてなんの躊躇もなくあっけらかんと言っているけど…俺は恥ずかしくて仕方ねーよ!!それに…俺と土方が恋人同士だって知ったらきっと周りに変な気を使わせるしな…そしたらそれが原因で土方との関係がおかしくなって壊れちゃうかも知れない…それだけは絶対嫌だ!!
だから俺と土方が恋人同士…って事はみんなには絶対絶対絶対内緒!
でも…土方があんなヤツだから隠しておくのはすごく大変で俺はそれなりに苦労している。本当は俺だって誰にも遠慮せず土方が恋人だって堂々とみんなに言いたい!場所も人目も気にしないでもっと土方とベタベタしたい!甘えたい!…でも…それは絶対出来ない事……辛いけど…仕方ない。
それで大好きな土方とずっと恋人同士でいられるなら…土方といつまでも一緒にいられるなら…俺はどんな事だって我慢出来るんだ。

そんな俺の深い想いも知らず…こいつときたら…
嬉しそうに俺に抱き付いて身体中をサワサワと甘く舐めるように撫で回す土方…
どうやら俺の心配した通り…万年発情期の土方はムラムラと発情してしまったらしい…
土方が俺の布団に入ってきた理由……それは…俺とセックスしたいから!!
…もう!土方のヤツ…あれほどダメだ…って言っておいたのに!!


「土方…ここに来る前にこーゆー事はしないって約束しただろ?」
「ん?…そんなのしたっけ?」
「……したんだよっ…だからお前が我慢出来るように暫く毎日シテたんじゃないか…」

土方はちょっと考え込んで……
「……あ…そーいえば……あれってそーゆー意味だったのか?」
「どーゆー意味だと思ってたんだよ…」
「いや〜…お前があんな毎日ヤらせてくれるなんて珍しいからなぁ…そんなに俺とヤりたいなんて風見も案外エロいな〜…なんて思ってた…」
「バッ…バカっ…説明しただろ?」
「ん〜…どうだったかな?…聞いたような…聞かないような…」
「……したの!…まったくお前は……」
「ははっ…そー言われっとそーかも…わりぃわりぃ…すっかり忘れてたぜ…」
俺の優しい優しい気遣いも極々丁寧な説明も虚しく…万年発情期の土方は何も考えず…ただ幸せにひたすらに俺とヤっていたらしい…相変わらずな土方に俺は呆れ顔…

「…いいか?土方…ここはどこだ?」
「旅館の部屋…」
「俺達は二人っきりじゃないよな?周りには誰が寝てんだ?」
「そりゃあ…三笠とか火浦とかだろ…」
「じゃあ…わかるよな?…」
「……でもさ…」
「でもじゃねーよ…わかったなら早く戻って寝ろって…」
俺は土方の手をそっと振り払おうとするが…逆にその手をぎゅっと握られてしまう。
「あ……」

土方は俺に顔を近付けると熱い視線で甘くとろけるように見つめる…
「なぁ〜俺すげームラムラしちまってもう寝れねーよ…風見ぃ…」
「バ…バカ…ムラムラすんな…」
「だってしちまったんだもん…仕方ねーだろー…」
「…こらっ土方っ…離せって…」
「お前がそんなに可愛いからヤりたくなっちまうんじゃねーか…俺がこうなんのはほとんどお前のせいなんだぜ…だからちゃんと責任取れよ…」
「はぁっ?何言ってんだよ…何で俺のせいなんだよっ…」
「お前がそんなに小さくて可愛いから悪いんだろーが…」
「…ったく…何だよその理由は……あっ…ちょっ…ちょっとやめろよ…」
「そんな可愛い顔して嫌がって……風見すげー可愛い…あ〜…俺もう無理っ…」
土方はそう言うと俺をぎゅっと強く抱き締めて再び身体をまさぐり始める…

「こ…こらっ…やめろって…ひじか…んんっ…」
俺の声を遮るように土方は大きな唇を俺の唇に重ねる。俺も必死に抵抗するが…デカイ土方と小さい俺の力の差は歴然…力で土方に敵う訳がない。
土方の唇は激しく吸い付き貪るように俺の唇を求めたかと思うと…今度は弱く優しくねっとりと…それに反応して俺の身体も固くなったり…柔らかくなったり…
強く…弱く…ビクビクの俺の身体の反応を楽しむように何度も執拗に俺の唇に吸い付く土方…そのキスがすっごく甘くて俺も何だかめちゃくちゃ気持ちよくなってきちゃって……悔しいが…俺はこの土方の甘いキスにとことん弱い…

「ふぁっ…んっ…」
次第に俺の口から漏れ出る甘い声…身体から抵抗する力がどんどん抜けていってしまう…

「ん?…ははっ…お前…このキスに弱いからなぁ…」
「…土方の…バカ…やめ…ろ…ふぁっ…ああっ…」
「感じちゃって…ん〜…風見ぃ…可愛いっ…」

……スルッ……
土方の手が俺のハーフパンツにかかり…あっけなく下ろされる…

「ひっ…土方…や…めろって…」
「無理…やめらんない…」
土方の手が俺の尻に触れたかと思うと…太い指が俺の割れ目をそっと伝い…小さな穴をあっさり探し当てる。
その指は俺の穴の入口を優しく揉むとそのまま俺の穴にゆっくりと射し込まれていく…

「…やぁっ…っくっ…んっ…んっ…」
土方の太い指は休む事なくどんどんの俺の中を進んでいき…その度に俺の口から漏れる甘い声…
その指はあっという間に俺の奥まで…

「…風見ぃ…挿入っちまったぞ…お前ん中あったけぇなぁ…」
土方の指がゆっくり動き…太くてゴツゴツした指が俺の内壁をゴリゴリと上下に擦る…その擦れる感触がものすごく気持ちよくて…その度に俺の身体を快感が駆け巡る…

「ああっ…あっ……」
「…気持ちいいのか?可愛い声出しちまって…お前ん中すげーヌルヌルしてるぜ…」
「そ…そういう…事…言うな…ああっ…」

土方とはもう何度も何度もセックスしている。
かなり大きくて固い土方のモノ…最初はそれが俺の中に挿入るのがとにかく怖くて不安で仕方なかった。そんな気持ちを素直に言えなくて土方と向き合えなくて…逃げていた事もある。
でも…土方はそんな俺の気持ちを理解してくれて俺が慣れるまでゆっくり付き合ってくれて…
最初は痛さばかりが先立ってかなり辛かった。でも…土方との愛情溢れる幸せなセックスを何度も繰り返すうちに俺の身体は土方の大きさと強さに次第に慣れていき…今ではその時感じる鈍い痛みすら快感の一つになってしまっている。……つまり…土方に完全に開発されちゃったんだよな。今の俺にとってセックスは痛くて苦しくて辛くて…とにかく気持ちいいもの。痛みにすら興奮しちゃうなんて……俺はなんてエロいんだよ!……ううっ…我ながらすごく恥ずかしい……もう!俺をこんなにしやがって…土方!全部全部お前のせいだからな!

セックスという行為自体が気持ちいいのはもちろんだけど…大好きな土方に強く強く抱き締められながらされちゃうと…愛されているという実感をすごく感じちゃって…俺も堪んなくなっちゃうんだ。
俺自身も土方の溢れる性欲を満足させてやれているという安心感と自分の性欲も満たされている満足感…土方を独り占めしたいという独占欲が完全に満たされて最高に幸せで…
大好きな土方との愛情溢れる幸せなセックス…俺は…そんな愛の営みが大好きだ。
確かにそうなんだけど…でも…この状況でやるのはさすがにマズイだろ!

…ダ…ダメだよ…みんな傍にいるのに…
そう思いつつ…土方にすっかり開発されてしまっている俺の身体はこの刺激に素直に反応してしまっている。土方の太くてゴツい指が俺の内壁を擦りあげる度に恐ろしいほどの快感が俺の穴から全身に伝わって…それがあまりにも気持ちよくて…
俺の身体を知り尽くしている土方のエロい指使いに俺の性欲もガンガンと刺激されてしまい…ついムラムラ……どうしても土方の指の動きを拒めない…
内壁を広げるようにグリグリと擦られ続けている俺の穴はもう熱くトロトロ…しっかりほぐれていつものように土方の大きなモノを受け入れられるようになってしまっている…

「……んっ…」
あまりの気持ちよさに俺の口から甘い声が…俺はその声が漏れないように土方にしっかりしがみつきその大きな胸に顔を埋めた。
すると…俺の穴から土方の指がスルッ…と抜け…俺をぎゅっと抱き締める土方から小さな唸り声が聞こえる…
「ううっ……」
「土方…どーした?」
俺は思わず土方の顔を見上げる…

「…挿入たい…」
「ええっ…」
「風見ん中に挿入たい…」
「ちょっ…ちょっと待てって…こ…こんなとこで…」
「だって俺のもうこんなになってんだもん…」
土方はそう言うと俺の手を掴んで自分のモノを触らせる。俺の手に触れた土方のモノは既に大きく勃起してガチガチ…

…土方の…すごい…固い…
普通にセックスする時も土方のモノはかなり大きくてガチガチだが…この状況に興奮しているのか…土方のモノはいつもより更に大きく勃起しているように見える…

「あ〜…もう我慢できねー…なっいいだろ?」
「…ダッ…ダメだって…」
「我慢とかほんと無理。お前のせいなんだから責任取ってヤらせろよな…」
土方は俺の片足をぐっと上げて自分の上に乗せると俺の穴にモノの先を宛がう…

…ま…マズイ!!こんな大きくて固いモノを挿入らたら…間違えなく大声が出ちゃう!!

「ダ…ダメっ…」
「え〜…どーして?」
「お前のそんなデカイの挿入たら…声が出ちゃうよ……もしみんなにバレたら…」
「みんなよく寝てるから大丈夫だって…」
「…で…でもっ…」
「…あ〜…もう俺無理…我慢出来ない…挿入る……」
「…あっ……」
土方に挿入られる時…どうしても大きな声が出てしまう俺…土方には「デカイ声で喘ぐなぁ〜…俺に挿入られてそんなに感じんのかぁ?」…なんて後から冷やかされたりするけど…あんなデカくて固いモノを俺の小さな尻に挿入るんだから…大きな声が出ない訳ねーだろ!…ってか出ない方がおかしーだろ!
周りには火浦や速水が寝ているんだ…いつものあの声が出てしまったら…絶対みんな起きちゃう!

「や…やめろぉ……」
俺は土方を押し退けようと必死に抵抗したが…土方はそんな俺には一切構わず…性欲という本能の赴くままに俺の穴に腰をグッと押し付ける…
土方のモノの先が俺の穴にググッと押し込まれ…にゅるっ…とした感覚と共に土方の大きなモノがメリメリと入って来る…

「…うわぁっ…んっ…んぐぅ…ん〜…」
「…静かにしろって……」
予想通りに大きな声が出そうになった俺の口を土方の大きな掌がサッと塞ぐ…

「んん〜…あ〜ヌルヌルしてすげー気持ちいい……」
「…んんっ…んんっ…んっ…んっ…」
土方の大きなモノは躊躇する事なく俺の奥にどんどん射し込まれていき…塞がれた俺の口から曇った声が漏れ出る…
あっという間に土方の大きな塊を根本までずっぽりとくわえ込む俺の穴…

「ほらぁ〜…全部挿入ったぜ…んっ…きっついなぁ…」
「んんっ…んっ…んっ……」
「動かすからな…」
土方の腰がゆっくり前後に動き出すと土方の固いモノが俺の穴を出たり挿入ったり…その度に俺の内壁がゆっくりゴリゴリと擦りあげられ…その感触がとにかくめちゃくちゃ気持ちいい!特に土方の先っぽの凹凸が俺の中をジンジンと刺激してそこが熱くとろけていく…

「んっ…んっ……んんんっ…」
遠慮の全くない土方のエロいエロい腰使い…僅かに残る俺の理性がこれ以上はダメだと思う反面…土方にすっかり開発されてしまっている俺の身体はこの快楽にすごく素直に反応してしまう…
大好きな土方にこんなに愛されたら…俺だってもう…
塞がれている口から漏れ出るのは僅かな声…きっと周りには聞こえていない。ここまでしてしまったら仕方ない…土方の気が済むならこのまま最後まで…なんて俺が思っていると…

「あー…やっぱダメだ…」
ボソッと呟くと土方は俺の穴からその大きなモノをあっさりと抜いた。
…ん?…どうしたんだ?…
セックス大好きな土方が途中で止めるなんて初めての事…俺は思わず見上げる…

「ひ…土方?…」
「……ダメだ…」
「…なにがだよ……」
「…こんなんじゃ全然足んねぇ…もっと思いっきりヤりたい…」
「ええっ…」
…万年発情期…盛りに盛っている性欲の塊みたいな今の土方…どうやらこの程度の軽いセックスでは全然物足りないらしい…まったく!お前はどんだけなんだよ!!
……でも…思いっきりヤりたいって言ったって…ここじゃ無理だし……一体どうするつもりなのか?…疑問に首を傾げる俺をよそに土方は妙に嬉しそうに俺のハーフパンツを戻している…

「風見…行くぞ…」
「行くって…どこに?」
「いいから付いてこいって…」
妙な笑顔の土方は俺の手を掴んで布団から連れ出すと…俺と土方は二人でそっと部屋を抜け出した…


誰もいない暗い暗い廊下…俺と土方は足音を立てないように慎重に歩く。俺の手を握ってまるで目的地があるみたいにどんどん歩いていく土方…
「お…おい…どこ行くんだよ…」
「…シーっ…静かにしてろよ……」


長い廊下の突き当たりを右に曲がって暫く進み…4〜5段の小さな階段を降りた少し奥まった場所にある木製の引戸の前で土方は止まった。

「…ここっ…」
土方の指差す先…その扉には「布団」と書いてある古いプレートが貼り付けられている。
土方がそーっと静かに引戸を開けると…そこは畳敷きの小さな部屋。
たくさんの布団や毛布なんかがぎっしりと綺麗に積まれていている。どうやらここはいわゆる布団部屋らしい…旅館によくある使わない布団なんかが置いてある納戸のようなものだ。
それにしても土方のヤツ…どーしてこんなとこ…

「お前…なんでこんなとこ知ってんだよ……」
「それはな…夕飯食った後…みんなで布団敷いたろ?」
「あ…ああ…」
「そん時に俺の布団が1枚足んなくて三笠に言われてここに取りに来たんだよ。そしたらこの部屋…一応外に鍵あんだけど壊れててさ…自由に出入り出来んのがわかってよ…」
「で…でもこんなとこに勝手に入ったら…」
「大丈夫だって…いいから見つかんねーうちに入るぞ…」

土方は俺の手を掴んで布団部屋へと連れ込み…入口の戸を静かに閉めた。
そして…ガチャッ……どうやらこの部屋には丁寧な事に内側から掛けられる鍵までついているらしい…

「ここいいだろ?部屋からかなり離れてるから声も聞こえねーし…おまけに鍵まであってよ…もしお前とヤれんだったらここがいいってずっと思ってたんだ!……ここなら思いっきり出来そうだろ?」
「…も〜…お前そんな事考えてたのかよ…」
「だってよ〜…お前見てっとどーしてもムラムラしてきちまうんだよな〜…」
「ム…ムラムラすんなっ!」
「仕方ねーじゃん!…だって俺…風見とすげーヤりてーもん!!」
土方はそう言うと嬉しそうに俺にニコッ…

…ヤりてーもん…って……まったく呆れたヤツだ…俺との約束なんて少しも覚えていないうえに、既にその頃から俺とセックスしようと思っていたとは…
俺とセックスする事になって幸せそうな土方…
とにかく嬉しそうに笑う土方の屈託のない素直な笑顔がなんだか幼い子供みたいですごく可愛くて可笑しくて…俺は嬉しい苦笑い…


「風見ぃ…俺もう余裕ない……早くやろっ!…」
我慢も限界といった様子で俺にガバッと飛び付いてくる土方…ぎゅっ…と強く抱き締められた俺はあっという間に土方の大きな腕の中にすっぽり…
土方はその大きな手のひらで俺の全身をサワサワと舐めるようにまさぐる…

「ん〜風見ぃ…お前ちっこくて可愛いなぁ〜…柔らかくてすげー気持ちいい…ん〜マジで興奮しちまう!」
「ああっ……あっ…」
大好きな土方に強く抱き締められ優しく身体を撫で回されて…俺の性欲も次第にムラムラ…俺の下腹部のモノもビクビク…
土方が俺のハーフパンツをスルッと下ろすと…土方からの刺激に素直に反応して大きく勃起してしまった俺の固いモノが窮屈な下着から解放されて一気に跳ね上がる…

「お〜…お前もすげー勃起してんなぁ〜…ガチガチじゃねーか…」
「は…恥ずかしいからやめろって…」
「今更恥ずかしがんなよ…ほらっ…たっぷり可愛がってやっから早く足拡げろよ…」
「う…うん…」
土方は俺を畳に座らせて大きく足を拡げさせると俺のモノを掴んで荒々しく揉むようにしごいていく…

「あっ!…やっ…」
「お前のすげーガチガチ!興奮してんのか?」
「ああっ!!…やぁっ!!ああんっ!!…」
「ははっ…こんなに固くなっしちまって…風見エロくてすげー可愛い…」

土方のモノに比べたら俺のモノなんてかなり小さい…土方に握られるとその大きな手のひらにすっぽり収まっちまう。土方に全体を強く握られて太い指で裏筋をグイグイと引っ張られるように強くしごかれると…とにかく気持ちいい…

「ああっ…すご…い…気持ち…いい…あんっ!!」
「何だよ風見ぃ〜すげー気持ちよさそうにしてんなぁ…お前ってこうされると弱いからな〜…」
「ああっ!あっ!…あっ!…」
「ここか?まったく…エロい声出してぇ〜堪んねぇなぁ〜…」
今までも何度も何度も土方にイカされ…俺の弱いところは全部知っている。
…強く…弱く……ビクンビクンの俺の反応を楽しみながら巧みに執拗に攻める土方…俺の身体中になんとも言えない快楽が押し寄せ…俺の本能と性欲をガンガンと刺激する。その身体中に溢れる計り知れない快楽に支配された俺はもう……

「あっ!あっ!……ああっ!…ひっ…ひじ…かたっ…」
「もう限界?お前の裏筋すげービクビクしてパンパンだぜ!…」
「ああんっ!!もう出ちゃうよっ!…イッ…ちゃう…っ!!」
「イッていーぜ…気持ちよくなっちまえよ…」
「あああっ!!…すご…いっ…気持ち…いいっ!」
「イケよ!風見ぃ!…」
土方が俺のモノをより一層強く激しくしごきあげると…俺の身体の奥底から快楽がゾワゾワと一気に込み上げてくる!俺は思わず土方の肩に強くしがみついた!
「あっ!あっ!…あっ!イクッ!イクッ!……あああんっっ!!!」

ービチャッ!!!
その瞬間…俺のモノからトロッとした大量の精液が土方の手のひらに勢いよく放たれる…

「ん〜…いっぱい出たなぁ…」
「はぁっ…はぁっ……ひ…ひじか…たぁ…」
俺の全身を襲う果てしない射精の快楽…身体の力が抜け…身体中がガクガクと小刻みに震えてくる…

「…ん〜…どうだ?気持ちよかったか?」
「ん…ううっ……」
「エロい顔してイッちまってぇ…本当に風見は可愛いなぁ…」
土方は手のひらに放たれた俺の精液をペロッと舐めながらニヤニヤ…必死にしがみつく俺の髪をよしよし…と優しく撫でる…


「あ〜もう堪んねぇ…風見ん中挿入たい…めちゃくちゃに犯したい…」
「ひ…土方……」
「今度は俺の番だぜ…後ろ向いていつものかっこしろよ…」
「…う…うん…」
俺はガクガクする身体を抑えながら土方から離れると言われた通り後ろを向いて両手と膝を付いて腰だけを上げる…尻を突き出して後ろから挿入て貰ういわゆるバックの体位。
土方はこの体位がすごく好きで最初に挿入る時はいつもこれだ。あまりにもこればかりだから前にどうしてそんなに好きなんだと聞いてみたら…「お前のちっこい尻に無理矢理射し込む感じが堪んねーんだよな〜…突き刺してる感じがしてよ!」なんて笑って言ってた。…まったく…こっちはお前の大きすぎるモノを受け入れるのに精一杯だっていうのに…笑って言うなっての!…でも…確かに土方に腰を強く掴まれて後ろからグイグイ射し込まれていくと…めちゃくちゃ気持ちいいんだよなぁ〜…

「本当にお前の尻って小せぇなぁ…堪らん…」
「…ひ…土方…そんなに…見んな…よ……」
俺の背後で尻を撫でながらマジマジと見ている土方…時々ちゅっ…とキスしたりして……ううっ…すごい恥ずかしい…

「さっきお前ん中すげー濡れてたからなぁ…今はどうだ?」
土方は俺の穴の入口に指を宛がうと…グッと一気に射し込んだ。

「あああっ…」
「すげー…風見ぃ…さっきよりトロトロじゃねーか…イッてなおさら興奮したか?」
土方はそのまま俺の穴をグチュグチュと掻き回す…ゴツゴツした土方の太い指が俺の内壁をゴリゴリと擦りあげて…その感触に俺の身体はビクンっ!!…大きく仰け反ってしまう…

「ああああっ!…やぁっ…掻き回す…なぁ!…」
「ははっ…そんなに気持ちいいのかよ…」
土方の太い指に執拗にかき混ぜられ…さっきの挿入で既にほぐれていた俺の穴は更に熱く柔らかくなり…早く土方の大きなモノを受け入れたくてウズウズ…

「ああっ…ひ…土方…もう…」
「ん?もう限界か?俺の…挿入たいの?」
「……バ…カ…いちいち聞くな…早く…」
「言わねーとダメ!…なぁ〜…俺の挿入たい?欲しい?」
俺の穴をしつこく掻き混ぜながら俺に覆い被さり耳元で意地悪げに囁く土方…時々耳たぶをペロッと舐めたりして…その甘く優しい囁きに俺の身体の奥底がゾクゾク…全身に一気に伝わり身体中が震えてくる…

…もう土方に挿入て貰いたい…土方の大きなモノで突いて擦って欲しい…俺の頭の中はそんな事で一杯に…
…もう!土方のバカっ!!俺をこんなにしやがって…
土方の太くて固いモノでしつこく突き上げられると…とにかくめちゃくちゃ気持ちいい!恥ずかしいけど…俺はすっかり土方との甘く激しいセックスの虜になってしまっている…
俺は土方のモノが欲しくて欲しくて…もう限界…
恥ずかしさを我慢して俺の背後にいる土方を振り返ってお願いする…

「ひっ…土方ぁ……もうお願い…だからぁ…」
「挿入て欲しかったらちゃんと言わないとなぁ〜」
「も…もう…土方の…意地悪…」
「ほらっ!言えって!言わねーと挿入てやんねーよ!」
土方のニヤニヤと笑う顔…土方はいつもこんな風に俺の事めちゃくちゃ焦らして意地悪して楽しんで……俺を限界まで悶えさせて……挿入たくて堪んないのはお前の方だろーが!
…でも…俺も焦らされるとすごい興奮しちゃうんだよな…身体中がモヤモヤしてムラムラして挿入て欲しくて堪んなくなっちゃって……悔しいけど…いつも俺が負けちゃう。あ〜…今回も俺の負け!

「…い…挿入たいっ!!挿入てっ!…土方のが欲しいっ!……」
「そんなに俺の挿入たいの?」
「う…うんっ…すごく挿入たい…だからお願い……もう…」
「ん〜…風見ぃ…すげーエロっ!!…堪んねぇ!!」
思惑通りの言葉を思い通りに俺に言わせてすごく満足そうにニヤッと笑う土方…俺の腰を荒々しく掴んで自分のモノの先をグイッと俺の穴にねじ込むと…ゆっくりじっくり挿入てくる…土方の大きなモノが俺の濡れた内壁をゴリゴリと強く擦りながら奥へと奥へと進んでいく感覚…何度経験してもすっごい気持ちいい…
あっという間に土方の固いモノが俺の奥までずっぽり…

「あっ!…あっ!…あっ!…」
「ほら…奥まで挿入っちまったぜ…ん〜…風見ん中きつっ!!…すげー締め付け!」
「…痛っ……ああっ!」
「ははっ…いくらトロトロでもこれだけキツいとさすがに痛てーだろぉ…お前って焦らされっとすげー締めっからなぁ〜…」
「いっ…ま…まだ…動く…な……」
「俺もゆっくりしてやりてーけど……余裕ない。ごめんな!!」
土方はニコッと笑ってそう言うと俺の腰を強く掴んで一気に俺を突き上げ始める。

「あっ!あっ!…あああっっ!!」
土方が腰を動かす度に俺の内壁が土方のモノにゴリゴリと擦られる……大きく突き上げられる度俺の奥底にモノの先がズンズンと当たって俺の身体に鈍い痛みが……でも…その痛みすら俺には快感。痛くて苦しくて…とにかくすっごく気持ちいい!

「ひ…土方ぁ…ああんっ!…」
「あ〜…すっげー気持ちいいっ!…風見ん中最高!!」
「あああっ!!あんっ!あんっ!あんっっ!!!」
土方は俺の背中にぴったり覆い被さって強く抱きすくめながら体重をかけて激しく突き上げる。土方の腰が俺の尻に激しく打ち付けられ…上から押し込まれるように射し込まれ…その度に土方のモノが俺の奥にガンガンと突き刺さる。土方のしつこいほどの激しい突き上げが苦しいぐらいに気持ちよくて堪んなくて…俺の穴はもうぐちょぐちょ…もう痛さより快楽の方が何倍も大きい…
俺もすごく興奮しちゃって…1度放って柔らかくなった俺のモノもいつでもイケそうなぐらいに再び勃起してガチガチに……

…あ〜…ヤバイ…土方のすっごい気持ちいい…またイキそう…
土方とのセックスの快楽にぼんやりしながらそんな事を思っていると…土方の動きがフッと止まる…

「はぁっ…はぁっ…ん…土方?…」
「あ〜…ヤバイ…気持ちよすぎてもうイキそう…」
イキそうになるのを我慢しているのか…土方は俺の背中に抱き付きながら身を固くしている…
俺の身体を軽々持ち上げて起き上がらせると…挿入たまま向きを変えて自分の膝の上に乗せる…俺は土方に抱っこされて向き合う…
下腹部に跨がる俺の穴は土方の固いモノでぎゅうぎゅう…土方はゆっくりじっとりと腰を動かして俺の穴を執拗に掻き混ぜる…

「俺…風見の顔見ながらイキたい…」
ねっとりと腰を動かしながら優しく俺を見つめる土方…

「風見ぃ…俺すっごい気持ちいい…風見は?」
裸電球にぼんやり照らされた土方の顔はすごく優しい…俺の顔のすぐ間近にある土方の男っぽい顔…頬がほんのり紅潮してすごく気持ちよさそうに優しく微笑んで俺をしっかり見つめて…俺はセックスの最中に時々見せてくれる土方のこの顔が大好きなんだ。
…俺の大好きな土方…愛する土方…この顔に俺の中の土方への愛情がガツンと激しく刺激されてしまう…土方にゆっくりじっとり掻き混ぜられている俺の穴はほぐれてとろけてもうぐちょぐちょ…この2つが相俟って俺の性欲もより一層ムラムラムラムラ……
もっともっと気持ちよくなりたい…土方のモノでもっと奥まで掻き混ぜられてイカされたい……土方にめちゃくちゃに犯されたい!!
俺の中の激しい欲望が一気に身体中を駆け巡って…もう堪らない!

「んっ…すごい…気持ちい…い!!土方ぁ…もっと…もっとしてっ!」
「風見ぃ…すげー興奮してんなぁ…」
「ああっ!…あっ!…もっと…もっとして欲しいっ!」
「あ〜…風見すげー可愛い!俺も…もっともっとしたい!!!」
土方は俺の両腰を強く掴むと俺の尻を自分の足に押さえつけながら一気に突き上げる。俺の奥にズンズンと突き刺さる土方の大きなモノ…めちゃくちゃ気持ちいい!!

「あ〜…すげー気持ちいい!!堪んねぇ!!」
「あっ!あっ!…あああんっ!!」
「気持ちいいか?!風見!!」
「ああんっ!!…いいっ…気持ち…いいっ!!」
「んんっ!…んっ!…あ〜…ヤバイ…もう出ちまいそう…外に出すから…腰上げろよ…」
土方は俺の腰を軽く持ち上げる……俺はその手をぎゅっ…と握った…

「…ひ…土方…いいよ…」
「ん?…」
「中に出して…いいから…」
「えっ?…でも……明日も試合あるし…キツいだろ?」
「大丈夫だから…このまま…土方と一つになってるまま…俺も…」
「…風見……」
「俺…お前の事大好き…愛してる……だから…だからっ!」
「風見……あ〜!!お前にそんな事言われたら……もう堪んねーよ!!」
土方は俺の太股を持ち上げて少し腰を浮かせると…そのまま下から一気にガンガンと突き上げる。出入りする土方の固いモノが俺の内壁を擦りあげてジンジンしちゃって……堪んない!!

「…くっ!!…あ〜…風見ん中気持ち良すぎてもうイキそー!!」
「ああっ!!あんっ!!…」」
「…あ〜気持ちいい!!…風見!好きだぜっ!」
「お…俺も土方が好きっ!めちゃくちゃ好きっ!…ああっ!あっ!」
「…あ〜…すげーヌルヌルっ!俺の擦れて…もうイキそうっ!!」
「ああんっ!!…土方ぁ…すご…い気持ちいいっ!!…イ…イクッ…!!…俺も…また出ちゃうよぉっ!!あっ!あっ!あっ!!!」
「…あああっ!!…くっ…風見ぃ…そんな締めんなってぇ…あ〜…もう…無理っ!イクッ…んっ!んっ!!」
「ああんっ!!…お…俺もっ!!」
「あ〜…限界っ!!………っイクッ!!!」
土方の最後の一突きが俺の奥に深く深く突き刺さる!…その瞬間…俺の中に熱い精液が一気にドクドクと流れ込む感覚が…
それと同時に俺のモノからも再び精液が放たれ…土方の腹の上にビチャッ…とかかった。

土方の大量の精液が俺の腹の中で波のように広がる感覚…お腹があったかくてヌルッとして…何とも言えないこの感じ…
土方に射精された俺の穴から伝わる快楽…自らの射精の快楽…二つの計り知れない快楽が俺の全身を駆け巡り…そのとんでもない快楽に俺の心も身体も簡単に支配されてしまう…
身体中がガクガク震えて力が入らない…土方の膝の上から崩れ落ちそうになるのを必死で堪える…

「ううっ……」
「…はぁっ…はぁっ…どうした?…ははっ…そんなに気持ち良かったか?」
土方はそんな俺をやんわり抱き締めて髪を優しく撫でてくれる…土方のあったかい胸と大きな手のひらから伝わる激しい動悸と熱いほどの体温……

「ん〜…風見ぃサイコーだぜ…」
土方は俺のおでこに優しくキスをする…
俺はとにかく嬉しくて幸せで胸がいっぱいになっちゃって…土方への愛情が溢れて俺の目から涙がポロポロ…

「ど…どーした?そんなに痛かったか?」
「…ううん……なんか…すごい幸せで……」
「風見……」
土方はあったかい穏やかな顔で俺の涙をそっと拭ってくれる…俺の顔をしっかり見つめてニコッと優しく微笑んで……
「……俺も…すげー幸せだぜ!」
そう言ってくれたんだ。



土方との熱い愛情行為が終って俺はあったかい膝の上…俺を抱っこしてすごく満足そうな土方の顔…
「あ〜…すげー気持ちよかったなぁ〜…」
「まったくお前は…無理矢理しやがって…」
「無理矢理じゃねーだろ?お前だってノリノリだったくせに…」
「ノ…ノリノリ?!……そっ…そんな事ないっ!」
「照れんなって〜!お前めちゃくちゃ喘いでたじゃねーか!お前ん中すげートロトロだったぜ!おまけに中出しまで許してくれてぇ〜…いつもはダメだって言うくせに…中に出して欲しいぐらい気持ち良かったのかぁ?」
土方のニヤけた意地悪げな言い方がものすごく恥ずかしい!…でも………た…確かにそうかも………
土方の言う通りノリノリだった自覚はある。みんなに秘密でこんなところで土方とセックスしてるって思ったらなんか妙に興奮しちゃってあんまりにも気持ちよくて中出しまでさせちゃって……俺はめちゃくちゃ恥ずかしい…

「も…もう!土方のバカっ!」
「風見すげー顔真っ赤!図星だな!」
土方に負けず劣らずの自分の溢れる性欲をズバッと見抜かれ…「バカ」の一言に逃げる俺………あ〜!土方にはお見通し!…

「…ん〜…なんっかまだもの足んねーんだよな〜……出来ればもう1回ヤりてーかも……なんて…」
「え?!」
「だってよぉ…1回だけなんて…」
「ダッ…ダメっ!これ以上は絶対ダメっ!!」
「ははっ…だよな!さすがの俺でもこの状況はわかってるって〜続きはまた明日な!」

…まったく…土方のヤツ…相変わらずの性欲だな……ん?!明日?!……おいおい…明日って……合宿から帰った後にヤるつもりかよ!
日中のハードな練習に加えて土方との激しいセックスにもうヘトヘトな俺…確かにすごく気持ちよかったけど…もうこれが限界!そんな俺とは対照的にまだまだ元気一杯の土方…俺の足に当たっている土方のモノはまだかなり大きくて確かに後何回でもヤれそうだ……本当にこいつは…俺の中にあんなに一杯出したクセに!

全くの疲れ知らず…衰え知らずの土方…
「明日は家だからな!誰にも遠慮しねーでもっとヤれんなぁ〜!」
なんてニコニコしてやがる…まったくもう!
強引で遠慮知らずの土方に俺は少し呆れたけど…土方のすごく嬉しそうな満足そうな顔がすごくすごく可愛くて…俺も土方との気持ちいいセックスもっとしたいし…まぁいいか…なんて…
どんな事でも土方が喜んでくれるなら…なんてついつい許しちゃう俺…あ〜…もうすっかり土方にハマってるぜ…

でも…俺は土方と部屋を抜け出した事がみんなにバレてないかがやっぱり心配…
誰かが廊下を歩く音も聞こえないし…俺と土方を探す声も聞こえないし…多分大丈夫だと思うけど…
バレないように…怪しまれないように…そんな事がいつもつきまとう。土方のためならどんな事でも我慢すると決めている俺だけど…やっぱり辛く思う事もある…

「まったく…結局最後までしちまって…どーすんだよ…バレてたら…」
「そん時は言っちゃえばいーじゃん!隠してっから面倒なんだよ」
「またお前はいい加減な事言って!」
…まったくこいつは…俺はこんなに真剣に考えてるっていうのに!…
俺達の関係がバレたらどうなってしまうのかも大してよく考えもせず…俺の深い想いも知らず…相変わらずそんな適当な事しか言わない土方に俺は少しムッとして…少し怒りながらフッと顔を上げた。
……俺が見上げた土方の顔…その顔に俺は一瞬息が止まりそうになる…
土方はすごく…すごく真剣な顔で俺をしっかりと見つめていたんだ。まっすぐで強い瞳…その男っぽくて凛々しい表情に俺は思わずドキッ………

「ひ…土方?…」
「…いい加減じゃねーよ…」
「……え?…」
「俺は本当にバレても構わねーって思ってる。」
「…で…でも!」
「……俺はお前が本気で好きなんだ。俺にとってお前が男だとかそんなの全然関係ない。誰に何を言われても気にしねーし誰にも何も言わせねー。俺はお前が好き…ただそれだけだ。」
俺をしっかり見据えて力強い言葉をくれた土方…その顔はすごく真剣で瞳はとても綺麗で澄んでいて…
滅多に見せない土方のその表情…俺の胸がドキドキと高鳴る…
……わかってる…俺だって同じ気持ちなんだ。でも…どうしても……

「…俺だって同じだ…土方の事が大好きだ…でも……」
うつむく俺の頭にぽんっと優しく手を置く土方…
「…お前は優しいからな。色んな事考えてバレないようにしてんのもよくわかってるさ。お前がそうしてくれっから俺達は付き合ってられんのかもな…」
「土方……」
「でも…風見にわかってて欲しいんだ。俺はみんなにバレてもいいぐらいお前が好きだって事…」
俺を見つめる土方のすごく優しい顔…俺は土方がこんなにも俺を想ってくれている事がめちゃくちゃ嬉しくて…

「…う…うん……俺も土方が好き…すごく……大好き…」
「ありがとっ!風見!」
土方はそう言うとニコッと優しく笑って俺にそっとキスをする…俺の胸に土方への愛しさと幸せがいっぱいいっぱい溢れてきて…俺はそのあったかい大きな胸にぎゅっ…と精一杯しがみついた。



朝を迎え…大広間では全員が揃って朝食の時間。
昨夜…みんなに秘密であんな事をしていた俺と土方も…朝が来れば何事もなかった顔。みんなの前ではただの闘球部の一員だ。
昨夜あんな激しいセックスをした俺の尻はジンジン…まだ土方のモノが入っているような変な感じ。座っているとそれをすごく感じちゃって…なんかソワソワしちゃう!
土方とのセックスがあまりにも気持ちよくて幸せで…最後には中出しまでさせてしまった俺の身体は正直言ってボロボロ。今日の練習試合大丈夫かな?…なんて少し心配になるけど……それは俺が許した事だから仕方ないんだよな…それにやっぱり中に出されるとすごく気持ちいいし……なんて俺の中にちょっとの後悔と満足感…

俺の隣には火浦が座り…前の席には当たり前のように土方が座っている。
土方のヤツ…やっぱり俺の傍を離れねーんだよな…俺はフッと昨夜の土方との甘い時間を思い出して尻のジンジンを意識して…なんだかちょっと恥ずかしくなっちゃって…
でもここでニヤニヤしてしまっては…何かあったのかとみんなに突っ込まれてしまう。俺がなんとか平静を保ちながら朝食を食べていると…隣に座っている火浦がボソッと呟くように俺に尋ねてきた。

「なぁ…風見……」
「ん?なんだ?火浦…」
「お前と土方…昨日の夜中どこ行ってたんだ?」
「…んぐっっっ!!!」
この火浦の一言に俺は食べていた朝食を危うく吹き出しそうに…

「ええっ?!!……」
俺は一気に動揺し思わず大きな声…その声に気付いた周りのヤツらも一斉に箸を止めて俺を見る…

…ヤ…ヤバイ……
俺は青ざめる…

「火浦…な…なんでだ?」
「なんかさ…お前と土方が部屋から出てくのが見えたんだよな〜…」
どうやら俺と土方が部屋を抜け出したところを火浦に見られていたらしい…

……ん?!って事は…俺と土方の布団の中での会話も?……ってか…もしかしてあの声も聞かれてたのか?!
布団に潜り込んでいたし…すっごい小声だったから周りには絶対聞こえてないとは思っているけど…まさか!…激しく動揺する俺をよそに火浦は隣の速水と話を続けている。

「え?火浦はそんな夜中まで起きてたのか?」
「いや…俺も寝てたんだけどよ…たまたま目が覚めて…だからそこしか見てねーんだけどな!」

……という事は……あ…良かった…どうやらそこは聞かれてなかったらしい……俺はホッと一安心…………してる場合じゃねーよ!!

「火浦よく気が付いたなぁ…俺二人が出てくのなんて全然わかんなかったけど…」
「速水はよく寝てたからな〜…すげー寝言言ってたし!!」
「マジで?!嘘だろ?」
「本当だって!なんかの問題解いてたぞ…お前は夢ん中でも勉強してんのかよ!」
「えー…そんなの言ってねーよ〜…」
「言ってたって!!」

仲のいい火浦と速水の夫婦漫才を片耳で聞きながら俺は…
…マズイ…これはマズイ…どうしよう…なんて言い訳したら…
火浦やみんなが納得するような全うな理由を考えるが…あまりにも動揺した俺の頭の中は真っ白…何一つ浮かばない…
俺の正面に座る土方をチラッと見ると…やっぱり平然とした顔…
こいつはかなりの度量のデカイ男だ。ちょっとやそっとじゃ驚かねーんだよな…ってか…これはちょっとやそっとの事じゃねーだろ!!

…またこいつは表情一つ変えねーで………あっ!!そういえば………
俺は昨夜の土方の言葉を思い出した。
こんな事をしてみんなにバレたらどうするんだ…と問い掛けた俺にあっさり言ったこの言葉…

" そん時は言っちゃえばいーじゃん!隠してっから面倒なんだよ "
そうだ…確かこいつはそんな事を言っていた…
昨日は二人の関係をひた隠しにする俺の気持ちを理解しているような物分かりのイイ事を言っていたが…土方がみんなにバレても構わないと思っている事に変わりはない。鈍感でデリカシーのない土方の事だ…もしかしたら……この機会に俺達の事言っちゃうかも知れない!……それはマズイ!かなりマズイ!!…俺はより一層青ざめる…

「なぁ〜どうしたんだよ!」
「あ…あの…それは……」
俺に迫る火浦と周りのヤツらの視線…もしかしたら土方が言ってしまうかもしれないという不安に俺の緊張が一気に高まる…
とにかく何かを答えなきゃ…でもどう答えれば納得して貰えるのか…早く答えないと!…そう思えば思うほど焦ってしまって俺の動揺はより一層激しくなり…全く何も浮かばない…
その時…俺の耳に聞こえた土方の声!

「それはな…俺のトイレに付き合って貰ってたんだよな〜…なっ!風見!」
「…えっ!………」
予想もしなかった土方の意外な一言…

「はぁっ?!トイレ?」
「そっ!…いや〜俺さ…暗いとこすげー苦手で!夜中に一人でトイレとか絶対無理でよ!!たまたま風見が起きたから付いてきて貰ったんだよな〜」
「なんだよそれっ!!お前は子供か?!」
「ははっ…土方ぁ〜…お前そんなデカイ図体してそんなのが怖いのかよ!信じらんねーなぁ!」
「マジで?!へ〜…お前って案外臆病なんだな!!」
みんな土方がとんでもなく度量のあるデカイ男だという事はよく知っている。そんな男らしい土方がそんな些細な事を怖がっている…そのギャップがみんな堪らなく可笑しいのだ。
みんなの間に一気に沸き上がる笑い…その中心で土方はただニコニコと笑っている…

「ははっ…驚かせてすまんすまん!!まぁそーゆー事だな!」
「そっか!なるほどなぁ〜…風見ぃ!お前も土方の世話が大変だな!くくっ…」
「…え…あぁ…」
俺を一人取り残して盛り上がる周りのヤツらに呆気に取られ…それしか答えられない。

「しっかし…土方がそんなの怖いなんてなぁ〜」
「デカイヤツほどそーゆーのってあるよな!」
止まらないみんなの大きな笑い声…
決して土方をバカにしてる訳じゃない。ただそのギャップが面白いだけ…そうわかっているけど……俺は土方がみんなに笑われている事が何だかすごくすごく悔しくなってきて…
…そんなんじゃない…土方はそんな臆病なヤツじゃない!違うんだっ!!……土方がそんな風に思われるなんて……俺は絶対嫌だ!

この雰囲気に堪えられなくなった俺は土方を庇おうと思わず大きな声を上げようとする…そんな俺を土方はそっと小さく制した。
「…ち…ちがっ……」
「…風見……」
「で…でもっ……」
「…いいから…」

土方はすごく真剣な顔で俺を見つめている。その顔があまりにも強くて穏やかで優しくて…俺の憤る気持ちを優しく諭されているような気がして…俺は言いかけた言葉をグッと飲み込んだ。

その時…三笠の大きな声が広間に響く。
「ほらー!火浦達!遊んでないで早く食っちまえよー!」
「ヤバッ!…早く食おうぜ!」
怒られた火浦達は慌てて朝食をかっ込むように食べている。
そっと土方を見るとまるで何事もなかったような顔…穏やかで優しいいつもの土方。俺はもう何も言えなくなっちゃって……やり場のない気持ちを抱えたままただひたすらうつむいていたんだ…



朝食が終った後の僅かな時間…
今日の練習試合の作戦を確認する者…ボールを磨く者…厳しい練習が始まる前の穏やかな一時をみんな思い思いに過ごしている。
俺は隣に座って昨日の練習でついたキズを手当てしている土方にそっと声を掛けた。

「土方…ちょっと来いよ…」
「ん?……」


俺は土方を昨夜の布団部屋の前まで連れていく。
辺りを見回して誰もいない事を確認すると…一気に土方に詰め寄った。

「土方!…さっきなんであんな事言ったんだよ!」
「…あんな事?」
「お前が夜中に俺に付いてきて貰った…って事だよ!!あれじゃあ…お前がまるで……」
「…臆病者みたい…だって?」
「そうだよ!お前はそんなじゃないのに…みんなにそう思われちゃったじゃないか!!」
「別にいーんだよ…俺はどう思われたって…」
「やだっ!…俺はお前がそんな風に思われるなんて…絶対やだ!!やなんだ!!」
「…別に俺の事はいいんだよ…」
「よくない!全然よくない!絶対よくない!!」
「そんなに怒んなって…」
「怒ってなんかない!ただ俺はっ!!……」
「風見……」
土方はいつになく激しく詰め寄る俺に驚いた顔を見せたが…すぐにニコッと優しく微笑む。そして俺の傍に近寄ると…憤るあまり小さく震える俺の肩をそっと優しく撫でた…

「なぁ風見…」
「……なんだよ…」
「俺さ…お前がすっげー好きなの!」
「バッ…バカっ!こんな時何言ってんだよ!!」
「こんな時だから言うんだよ…」
俺を見つめる土方の真剣な眼差し…

「……え?…」
「俺はお前が死ぬほど好きだ。だからお前が困ったり悲しい思いをすんのは絶対嫌なんだ。」
「ひ…土方……」
「お前…火浦に迫られてすっごい困ってただろ?…だからどうしても助けてやりたかった……俺はお前を守るって決めてるんだ。そのためならあんな事…大した事ねーよ!……お前を守るためなら俺はどんな事だって我慢出来るぜ!!」

しっかり俺を見据えながら言った土方のこの言葉…
俺だって…俺だってそうだ。…土方が死ぬほど好きだ。土方のためなら…土方を守るためなら…どんな事だって我慢出来る。
……そうか……土方も俺と同じ気持ちでいてくれてるんだ。
いつも自由奔放でデリカシーがなくて適当な事ばっかり言って…俺が土方との関係を守るためにどれだけ苦労してるかなんて全然わかってなくて…俺の気持ちなんて全然理解してなくて…そう思っていた土方の俺への深い深い想い…
そうなんだ…やっぱり土方はそういうヤツなんだ。いつも俺の事を一番に考えて…守ってくれて…自分より俺を大切にしてくれて…
土方はすごく優しい顔で俺を見つめている…その溢れる優しさがすごく嬉しくて幸せで…
俺の心に土方の愛情がじんじんと伝わってきて…それと同じぐらい俺の土方への愛情も溢れてくる…

「もう…お前はいつもそうやって…俺のために……いつも……」
土方はニコッと優しく笑うと俺の髪をそっと撫でてくれる…俺の大好きなこの笑顔…屈託がなくて穏やかであったかくて…

「風見……俺…これからも絶対絶対お前を守ってやるからな!だから何も心配いらねーよ!…お前は安心して俺に付いてこいっ!」
「土方……」
俺を大きく包み込んでくれるような土方の深い深い愛情…俺は嬉しさで胸がいっぱいで…土方のあったかい胸におでこをコツン…とくっ付けてそっと呟いた…
「……ありがとう…」



部屋に戻る長い廊下を俺と土方は肩を並べて歩く。
「なぁ…土方…」
「ん?…」
「…昨日言ってたじゃねーか…俺達の事バレてもいい…って…だからお前が言っちゃうんじゃないかって思って…」
「う〜ん…そりゃあバレてもいいってゆう俺の気持ちは変わんねーよ。…でも…お前が嫌なら言わねーよ…俺…お前の嫌がる事は絶対したくねーしな!」
「土方……」
「それに最近さ…秘密ってのもいいかな〜…なんて思っててよ…」
「え?…どうして?」
「だって……秘密の方がめちゃくちゃ燃えるし……な?」
土方はそう言うと…俺の尻をなでなで……

「バ…バカっ!!なにしてんだよっ!!」
「ははっ!…わりぃわりぃ!あんまりにも可愛い尻なもんでつい!」
「…つい…じゃねーよ!!場所考えろっ!」
「だからごめんって〜…ははっ!」
「もうっ!!」

「いいんじゃねーの?誰に言わなくても俺と風見がちゃんと愛し合ってればさ!」
「まっ…またお前はそんな恥ずかしい事を…」
「別に本当の事なんだから恥ずかしくねーだろ?」
「はっ…恥ずかしいに決まってんだろーが!」
愛情ストレートな土方の言葉に俺はもう真っ赤…
悪戯っ子みたいな顔の土方…なんか…すげー可愛いなぁ…

土方はフッと立ち止まると俺の肩に手を回してそっと囁く…
「…それからさ…」
「こっ…今度は何だよ……」
「さっき俺…お前の為なら何でも我慢出来るって言ったけどよ……アレだけは我慢出来ねーからな!先に謝っておくぜ!ごめんな!」
「ん?アレって?…………」

土方は俺の耳元に唇を寄せて…
「お前との…セックス!」
「バッ…バカっ!先に謝んな!それこそ少しは我慢しろよっ!」
「あ〜無理無理無理無理無理無理無理無理無理絶対無理!我慢なんてしたら俺死んじまうって〜…」
「そんなんで死なねーよ!」
「俺はお前とセックス出来ねーなんて死んじまいそーだけどな……なぁ…お前もそうだろ?」
俺を試すような意地悪な土方の言葉にいつもの甘く激しいセックスを思い出した俺…………土方とセックス出来ない?…あ…確かに…死んじゃうかも……
そう思った俺は思わず…………
「…う…うん…………」
「ん〜風見って素直でイイコ!」
あ〜…また土方の思い通り……まったく……土方には敵わねーぜ…

俺は土方のシャツの裾をそっと掴む…
「なぁ土方……」
「ん?」
「俺と…俺とずっと一緒にいろよ……」
真っ赤な顔をしてそう言った俺…土方はそんな俺の頬を優しく撫でて…

「もちろんっ!!」
とびっきりの笑顔で優しく笑ってくれた。

「ほらっ!遅れちまうから行こうぜ!」
「うんっ!」
先に歩き出した土方…俺も遅れないように付いていく。部屋に戻れば俺と土方はまたただの部の仲間…恋人同士でいられるのはこの短い距離だけ。俺は少しでも大好きな土方と恋人でいられるように長い廊下をゆっくり歩く…

「なぁ〜風見!家に帰ったら…たっぷりセックスしような!」
「バッ…バカ!!デカイ声で言うなってのっ!!」
「ははっ!わりぃわりぃ!」
鈍感でデリカシーがなくて大雑把で…相変わらずの土方。…でも俺はそんな土方がやっぱりやっぱり大好きで……
俺の隣を歩く土方…その優しい笑顔を見つめながら………俺もずっとずっとこの笑顔を守っていく…そう心に決めたんだ。




*んん〜…可愛い二人♪管理人の中で…自由で鈍感で風見さん大好きな土方さん…何だかんだ言ってもそれが嬉しくて仕方なくて土方さん大好きな風見さん…という完全妄想設定が出来上がっています!bestマイナーCP!この二人…好きですねぇ〜…
実はこのお話…2回ほどほとんどの部分を消去してしまうという何とも言えない大失敗をしてしまい…その度に書き直してきたのです。だからこそ思い入れが深くて深くて…無事にUP出来て本当に良かった…
また痴話喧嘩の話とか書けたらいいなぁ〜
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