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「だーれっだ!」
後ろから目を隠して問うと即答した名前。
「謙也や!」
「ちょっと!?謙也の声こんな可愛くないよね!?」
手をほどくと嬉しそうに振り返った白石。
でも私の顔を見てあからさまに、なんで謙也ちゃうねんって顔された。
「あれ?なんや〜」
「いやガッカリしたいのは私やけど!」
むしろ喜べよ美女が来たことに!
ぷんすかしているとひとしきり笑ったあとサラリと言いのけた。
「冗談やって、すぐわかったわ」
「そうなん?」
「においでわかる」
「え、気持ち悪い……」
「怒ってる顔も可愛いからついからかいたなるんや」
「あれ?スルーされた」
それにしてもにおいってなんだ、そんなにくさいか?
服をくんくんとかいでみるがわからない。不思議そうにしていたせいか教えてくれた。
「シャンプーのにおいでわかる」
うん、やっぱり気持ち悪いや☆
だーれだ?をしてみた白石ver.
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