「お、スカートの長さ変えたんや」
「……なんでわかるわけ?」
「いつも見てるからに決まってるやろ?」
「え?」
「男心くすぐるちょうどええ長さや!無駄ないで〜」
「別に男視線なんてどうでも良いんだけど」
「それにしてもほんま脚綺麗やなあ」
「聞いてる?」
「あ、もちろん脚だけやないで!カーディガンから覗く指とか」
「ねえ」
「歩くと揺れるポニーテルとか」
「ねえってば!」
「笑ったかおもええよなあ」
「全然人の話聞かないね!」
「やからいつも目で追ってしまうんや」
「というか聞く気ないよね、しかもそれストーカーだよね!?」
「転校してきた時から俺が守ったらなって思ってたんや」
「違うクラスだったよね!?おかしいよね!」
「毎晩考えながら寝るんや、そしたら夢でも会えて一日中一緒やねんで」
「なにそれ気持ち悪いんだけど」
「夢の中では素直やのにツンデレさんやな」
「いや、夢は私じゃないからね?」
「でもそんなとこも好きやで」
「え、なに?告白?」
「教室やなかったら今すぐ抱きしめて髪のにおいかぎたいわ」
「教室じゃなくても拒否するからね、ていうか変態だね」
「え?今なんて言うたん?」
「やっと返事したね!私もここまで付き合うとか自分の優しさに驚き」
「なあなあなんて言うた?」
「拒否する」
「そっちやなくて」
「変態?」
「もう一回」
「変態!」
「……!!!んんーっ絶頂!!!!!絶頂!!!!!」
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