「あーお腹すいたー」
チャイムが鳴るなりバタンと机に倒れこむ。
「一緒に食べよう♪」
いつものメンバーが私の元に集まる。
「今日は天気良いしグラウンド出ない?」
「良いね、そうしよー!」
友人らが食べる場所を決めている間に私は自分のお弁当を鞄から……。
「……ない」
しゃーない、購買行くかと、財布を鞄から……。
「…………ない」
なんてこったああああ!!!!お弁当もなけりゃ財布もない!しかし私は腹ペコなんだ!!!このままだと確実に午後は体力もたない!
ふ、と三個隣の席に目がいった。
あれ?
あいつっていつも食堂じゃなかった?なんでお弁当持ってきてるんだろう。ていうかあいつのお弁当だもん。さぞかし豪華で美味しいんだろうなあ。
気がつけば私。
そいつのお弁当を片手に友人らとグラウンドへ。
「いっただっきまーす!」
わくわくする気持ちを抑えながらパカリと蓋を開ける。
おおおおおおお!!!!!
やはり、想像した通りの豪華弁当!!!!す、素晴らしい!なんでローストビーフなんか入ってるの!
一口一口かみしめながらいただく。
んー美味しい、幸せ。
バコーンッ
「だっ!!!」
「やっぱりお前か」
聞き覚えのある声に後ろをふりかえる。そこには眉間にしわを寄せまくった俺様。
「さすが跡部のお弁当!豪華で美味しいよ!」
とりあえず感想をのべてみた。
「てめえ良い度胸してんじゃねえか」
それから一週間奴の奴隷になったのは言うまでもない。
お前か、俺の弁当盗んだのは。(跡部ver)
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