◇お前か、俺の弁当盗んだのは。(跡部ver)

「あーお腹すいたー」

チャイムが鳴るなりバタンと机に倒れこむ。

「一緒に食べよう♪」

いつものメンバーが私の元に集まる。

「今日は天気良いしグラウンド出ない?」
「良いね、そうしよー!」

友人らが食べる場所を決めている間に私は自分のお弁当を鞄から……。

「……ない」

しゃーない、購買行くかと、財布を鞄から……。

「…………ない」

なんてこったああああ!!!!お弁当もなけりゃ財布もない!しかし私は腹ペコなんだ!!!このままだと確実に午後は体力もたない!

ふ、と三個隣の席に目がいった。

あれ?
あいつっていつも食堂じゃなかった?なんでお弁当持ってきてるんだろう。ていうかあいつのお弁当だもん。さぞかし豪華で美味しいんだろうなあ。

気がつけば私。
そいつのお弁当を片手に友人らとグラウンドへ。

「いっただっきまーす!」

わくわくする気持ちを抑えながらパカリと蓋を開ける。


おおおおおおお!!!!!
やはり、想像した通りの豪華弁当!!!!す、素晴らしい!なんでローストビーフなんか入ってるの!

一口一口かみしめながらいただく。

んー美味しい、幸せ。



バコーンッ


「だっ!!!」


「やっぱりお前か」

聞き覚えのある声に後ろをふりかえる。そこには眉間にしわを寄せまくった俺様。

「さすが跡部のお弁当!豪華で美味しいよ!」

とりあえず感想をのべてみた。

「てめえ良い度胸してんじゃねえか」

それから一週間奴の奴隷になったのは言うまでもない。



お前か、俺の弁当盗んだのは。(跡部ver)


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