登場人物

主人公
・イヴェット・ハーゲンベルク
(水瀬めぐり)
愛称はイヴ。
何があったのか知らないが目が覚めたら赤ん坊だった文系学生。
さしたる事も出来ないまま終わった一度目の人生、わけがわからないまま始まった「王道」の人生を如何に良く生きるかを考える。
ハーゲンベルク伯爵令嬢。人形と見紛う美少女。

・ユーリ
イヴに入れ込む人外で従者。目の覚めるくらいの女性的な美しさのある美形だが中身はとりあえずクズ。
イヴに忠誠を誓うくせに扱いはわりあい雑。従者としては有能だし、他の生き物を凌駕する程の強い力を持っている。


・エドゥワルド・ハーゲンベルク
イヴの父。北の国で伯爵位を賜る貴族であり、議員の一人。穏やかで放任主義。
・フリーダ・ハーゲンベルク
イヴの母。にこやかに微笑む笑顔が素敵な理想の奥様。
・フランツ・ハーゲンベルク
イヴの四つ上の兄。穏やかな容貌に似合わぬ排他的で冷徹な性格。その反面身内にはいたく優しい。
・ミセスデーニッツ
イヴのがヴァネス。目つきは悪いが優秀で非常に優しい。

北の国
・アベル・ローゼンミュラー
北の国の皇太子。イヴの一つ年上。
割合穏やかな性格をしている。(成長すれば)好青年。王族の名に恥じぬハイスペック美少年。
・エマヌエル・アーネント
北の国の公爵令息。イヴの一つ年上。
人懐っこく、非常に貴族らしからぬ少年。王子の幼馴染み。
・アルベール・ネイホフ
北の国の王都にある大聖堂の大司祭の息子。素晴らしい造形の顔立ちをしており、女性関係が非常に悪い。聖職者になるつもりは皆無。
・ヴィクトル・キールストラ
近衛騎士団の見習い騎士。寡黙で仏頂面。能力は高く、魔力を持つため魔術師としての素養もある。
・パトリシア・ケルン
北の国の子爵令嬢。勝気で男勝りで令嬢らしからぬ振る舞いが時節見えるが、思いやりのある少女。

他国
・フィリップ・クラルヴァイン
南の大国の皇太子。野心家で好戦的。その上頭が回る。そして例に漏れず顔がいい。
・高子
東の国の第一皇女。プライドが高く、自分の障害になりそうなものに対してのあたりが強い。
・アリス・リリアーヌ
西の国出身の少女。真っ直ぐで自分の意思に正直。光のように明るい少女。