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DB義兄ネタ

悟空少年期にうっかりぽっくり死んだ義兄。
「死んでしまうとは何事よ」と呆れ顔の界王神にワンチャンもらって再度地球に転送してもらう。
再チャレンジなのでまた赤ん坊からやり直し。
今度こそ人里に降ろしてもらい、親切な老夫婦に拾われてすくすく育った。
名前は老夫婦がつけたので義兄とは違う名だが、見た目や声は昔と同じ。

高校生になりサタンシティで一人暮らしをはじめてしばらく、学校生活にも慣れてきた頃に季節外れの転入生がやってくる。

「孫です。孫悟飯。よ、よろしく」

おや珍しい。苗字のある名前なんて久しぶりに聞いた。しかもなんの縁か孫だなんて。
十数年前に死に別れた義理の弟の姿が思い浮かぶ。
そうしてる間に自分の座っている席の一段下、空席だった場所に孫がやってきた。

「よろしく」
「こちらこそ」

お互いにこやかに挨拶して、悟飯が座った途端隣の席の女子から話しかけられている姿を観察する。
うーん、顔立ちや声がどことなく悟空に似ているような。もしや息子かな。あいつ結婚したのかな。ていうか、結婚が何かわかるような成長を遂げたんだろうか。

前世を思い返してしみじみしたり、席が近いことから悟飯と親しくなり、なんやかんやあって悟空に素性がバレる未来があるかもしれない。

悟空、穏やかで気楽な性格のままだが義兄の死がトラウマになっているので悟飯の友達が義兄（記憶持ち）だと知ったら囲い込んで全力で保護しようとする。