Intro
5歳、物心がついた頃にはもう"教育"を受けていた。
7歳、普通の女の子でいられる事を諦めた。
8歳、鏡に映る可愛い自分とは裏腹に心は汚れて"任務"に抵抗が消えた。
CP9 唯一「戦いに特化せずスパイ活動にのみ特化した諜報工作員」
何の為にそうしたのか。基礎最低限の六式は身を守る為。
時にはジャーナリスト、時には役人、時には秘書、時には娼婦、時には一夜限りの愛人。
彼女はありとあらゆる手を使い、政府の為だけに動く最良の駒である。
闇の正義の名の下に。
今日もくだらないくらい賑やかな朝が来た。5年も経つとまるで自分が普通の女の子として生まれ変わったかのように錯覚する。
フリルのブラウスにピンクのスカート、リボンのついたツインテールを揺らして「今日も可愛く生きていこう。」なんて馬鹿みたいに毎朝鏡の前で呟くと本当に可愛くなって来たような気もする。
元々自分は眩しくて目も向けられないくらい可愛いのだけれど。
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