「本物の彼女はいるよ」
「嘘」

リリスは知らなかった。まさか、女を絶対に作らないあの白澤は本物の彼女がいるとは。そうそう、信じられない。

白澤はくすりと笑って、本当にいるよって嘘も真実も区別がつかない声で自分を冷静に繕う。要するにリリスの反応を楽しんでいるだけだ。
リリスは彼の表情を見て、少し笑う。
どうやら、本当みたいね。あまりにもカッコいい顔をしているものだから、笑っちゃうわ。
そのカッコいい顔、一度崩れるところ見たいね。白澤の彼女さん?