ここまで僕が振り回す人間は初めてだと思う。僕は命令に従う犬は好きだ。頭に浮かぶ奴がいたが、すぐに掻き消えた。君は本当に馬鹿だ。馬鹿の馬鹿だ。僕のことを好きだからって、何でも実行しようとするなよ。
だから、僕の命令に従え。僕を永遠に嫌いでいろ。
後ろに走っていく君の初めて泣いた声を聞いた時に自嘲した。ここまで君に振り回されるなんて、僕はとんだ道化師だろうね。