| 真山先生は厳しいところがあり、怒られる時はとても怖く感じますが、基本真面目で実は心が優しい憧れる先輩です。いつか僕はああいう先生を見習って、生徒に慕われ、頼れるような先生になりたいです。 ある日、養護教諭の若桜先生に突然童貞を奪われました。 何を言ってるのかと自分でも分からないと思うので、もう一回言います。 気が付いたら、養護教諭の若桜先生に初めての童貞を奪われていました。 目が覚めたら、見知らぬ木目の天井がありました。ガンガンと共鳴する頭を抑え、記憶が正しければ、隣にいる真っ裸の若桜先生にコーヒーを貰ったのが災難の始まりだったと思います。 とても精神に計り知れないダメージを受けて、吐き気がし、ぐるぐる、お腹が鳴る。とてもショックだ。何も考えたくない。(彼女に捧げるはずだったの童貞が男に奪われて散々だ)そういえば、若桜先生の他に誰かがいた気がする。 全然頭からすっぽり抜け落ちて、それところが吐き気と必死に戦い、トイレに向かおうとしました。しかし、ここは僕、俺の知らないところです。お腹がまた、ぐるぐる、と。鳴ります。 心無しか、股から熱いものが流れている気がしましたが、俺はとにかくトイレで楽になりたい気持ちでした。四つん這いで歩き、ドアを何回か開け、やっとトイレが見つかりました。トイレがまるでオアシスのように見えたのは本当です。 胃に貯めたブツを早くでも楽したいと、口に指を入れ、嗚咽を漏らしながら全て吐くまで吐きました。酸っぱい匂いがしてき、頭がクラクラ、揺れました。 ここからどうしようかと考えていた頃、若桜先生が寝てるところから声が聞こえてきました。おそらく起きたんでしょう。その前に、脳のキャパオーバーが起こし、再びトイレの元で眠り落ちました。 「この間、悪かったな」 真山先生から突然謝らされました。一体なんのことなのか、僕は分かりませんでした。僕が最近、怒ったことと言えば、若桜先生に襲われたことくらいだった。あれから若桜先生を見る度に少し震え、野獣の眼光を感じ、まるで小動物のような気持ちに陥るのだ。 真山先生と何があったのか、特に覚えてなかった。よほど間抜けな顔をしていたらしく、真山先生はククッと笑った。多分、初めて見る笑顔だった。なのに、一瞬、恐ろしい結末を考えたがすぐに振り払った。ありえない。そんな筈がないと。 「今の忘れてください。まだ、僕は向井先生の憧れのままでいたいのですから」 有無言わせないような物言いに僕はつい、はい、としか言えなくなってしまった。 真山先生は厳格で真面目で根は優しい先生です。生徒からあまり好かれていないようですが、僕には分かります。かなり信頼されていることを。何故なら、真山先生は生徒のことをよく考えてくれますから。 僕は真山先生の風に、生徒のことをよく考え、信頼されるような先生になりたいです。 真山先生は僕の憧れの先生でした。 ∴尊敬が打ち砕かれる夢 |