歯が抜けた。奥歯はまださっきまで乳歯だったから、やっと抜けたのだ。歯茎がじんじんして、僕の好む血の味を味わった。まだ、乳歯だったなんてかわいいですねと小動物は意外そうに笑う。屈託がない笑顔を浮かべる小動物と裏側に、僕は小動物の血は僕よりもっと美味しいんだろうなあとそんなことを考えていた。
ああでも、僕の奥歯の乳歯を君の口内に入れて噛み砕いて飲み込んだら、是非感想を聞きたいね。