死にたがりな彼は怒った。それは今までにない怒りようだった。死んじゃいたいよーとだべっていた彼は今、馬鹿じゃないのと怒っていた。

怒られた彼は分からないと不思議がっていた。どうして、死にたがりな君に怒られないといけないのさと腹が立ってきました。
生きればいいんじゃない?と心無い虚言を吐いていた彼は今にも怒鳴る彼に反抗したかった。

でも、反抗出来なかった。
怒られている彼は死にたがりな君に怒られて、耐えていました。未来から来た君に何を言っても無駄なのは知っているから、ね。




死んじゃいたいよー。

生きればいいんじゃない?

死にたがりな僕は怒鳴りつけている間にその会話のやりとりを思い出した。生きればいいんじゃない?と言った君の言葉が嘘に聞こえてきて。君は僕に死んでほしいだろう。
だから、言うのさ。
君にずーっと死んじゃいたいよーって。でも、それは逆効果だった。僕の中での虚しさが増すばかりだった。生きればいいんじゃない?と繰り返す君が腹立ってきて、イライラの芽が募ってきた。
僕は何をしたかったんだろう。
本当は死にたくなくて、でもって、君にだけは死んじゃいたいよと言い続けてきて、よく分からなくなった。ああ、僕は君に何を言われたかったんだ?