| 「1日だけ友達にっ、なってくれ!」 それは単なる頼みではなかった。 何故なら、嫌な奴からの頼みだったからだ。俺はもちろん断ろうと思ったけど、彼の必死な顔を見ていたら、何となく断れなかった。訳ありなようなので、聞いてみるととても笑える内容だった。いや、俺にとっては笑える内容であり、彼にとっては気難しい内容だろう。 友達を作ったことがない土方君は沖田君に色々とはめられて、友達を体験する得ないになってしまったところ…だろう。友達がいないとか、沖田君に嵌められたらとか、すげー笑えるんですけど。腹筋崩壊するよ、今ここで。つーか、沖田君って本当に腹黒いなあ。友達がいないお前はすでに魔法少女か、ゴキブリ以下ミジンコ以上だよとか。ぷぷっ、ダゼーとかキツい一言をコイツに食わせるだぁ、その場面に立ち会って見たかったよ。 「報酬は?」 「五万円で打てるか?」 さっと財布から福沢諭吉さんが五人。 それから俺の目はきらめいた。金の目だ。 「わーお、公務員サイコーありがとう。お前のことなんかミミズ以下しか見ていないけど、今は高貴なソファーしか見えないよ」 「有機物から無機物は止めろ!くっそ……」 土方から報酬を前払いして、今日は何て最悪な日だろうと心の中で吐き捨てる。きっと、コイツも俺なんか足蹴出来るだろうに。何て厄日だとか思っているだろう。 「さて、1日友達ごっこやろうか……よろしく土方…?」 「お、おう……万事屋よろしくな……」 本当にどうなるんだか。 |