針宮藤次は堕落させるような言葉は嫌いだ。
「お疲れ様」「しっかり休めよ」そういった言葉を素直に受け止めることは出来なかった。
針宮藤次はそういう男だ。だから、どうして貴女はそんなことを言うのです。
「もういい、もういいのよ」
何故分かって下さならないのです。
針宮藤次には無駄な休息など不必要。
それなのに貴女はどうして、
悲しみを通し越して憐れむように俺を見つめるのです。