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『おめでとう、名字少女!実技が少し甘かったが成績は優秀!実技も合格ラインに達している!合格だ!!君は春から、雄英で君だけのヒーローアカデミアが待っている!!勿論、私も待っているぞ!!!HAHAHA!では、雄英で会おう!』

ブツッとその流れが途切れ、改めて雄英に合格したんだ、と自覚する。
しかも合格発表してくれたのはあのNo. 1ヒーロー、オールマイト。
キラッと眩い歯を見せながら笑顔で笑い、待っている、と言われた。
No. 1ヒーローにそこまで言われたら今から興奮で夜しか眠れない。
でも、こんな私がヒーローになんかなっていいのかと思ってしまう。
でも、なりたい、って思っちゃたんだから仕方ないじゃない。

こうして、刻々と時間が過ぎていってーー。




春。桜が快晴の青空の中ひらひらと舞う季節。ついに来た雄英高校で、私の雄英高校生活が幕開けする。クラスは1年A組だった。今年はどうやら一人枠が多いみたいで、1年A組だけが21人という半端な数字だ。

教室に辿り着くとデカデカとデカいバリアフリードアがお出迎えしてくれて、早速中に入るともう殆ど来ていた。
入試で見たことあるような人も居れば、見たことない人も居た。
私の出席番号は21番。どうやら並びは出席番号順みたいで、私は最後。女の子の後ろみたいだ。

「あら、此方の席のお方ですか?」
「う、うん。 よろしく、私、名字名前。君は?」
「私は八百万百と申します。これからよろしくお願いしますね」
「八百万さん……八百万さんって呼びにくいから、百って呼んでもいい?」
「え、ええ!ならば私も名前さんとお呼びしますわ!宜しくお願いしますね、名前さん」
「うん、此方こそ。」

はわわ、百、可愛い〜。目キラッキラ輝いてる。ポニーテール似合うな〜。触ってみたい。つい、手が髪に伸びそうになったけど、何とか手を引っ込めた。いきなり触ったら失礼だもんね。