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観用少女プランツ・ドールは、川原由美子先生著作の作品です。
巻数は完全版で全三冊。私は漫画の中の「天使の役作り」という話が大好きです。
とてもとても面白いので、もしも当作品でご興味を持たれましたら是非原作本の閲覧をおすすめします。
原作では、ハッピーエンドからほのぼのエンド、メリーバッドエンド、そしてバッドエンドなど入り乱れています。
キャラクターも話ごとに違いますので、様々な観用少女プランツ・ドールと様々な人間の多種多様な人生を楽しめる逸品です。
以下、掻い摘んでのおおまかな説明となります。

観用少女プランツ・ドール


腕のいい人形師が魂を込めて作り上げた"生きる人形"。
とある一店舗でしか取り扱っておらず、その数は少数であり、値段もかなりの高額。
しかし仮にどれほどの大枚と引き換えであっても手に入れたいと望んでしまう程、恐ろしく美しい容貌をしている。
基本的な形は、長い髪の天使のように美しく愛らしい幼女の姿。

観用少女プランツ・ドールは基本、動くことなくまさに人形のように眠りについている。
その瞳が開かれるのは、波長の合う人間と出逢った時だけ。
目を醒ました観用少女プランツ・ドールはその人間を唯一の主として無償の愛を差し出してくる。
つまりは、眠りながら自分だけの人に出逢うことを待ち続けている。

観用少女プランツ・ドールは波長と合う者と出逢わない限り目を醒ますことはなく、それ以外に目を醒ます方法もない。
一度目が醒めたらその人間以外には目を向けなくなってしまうため、観用少女プランツ・ドールを引き取る、または購入しなかった場合"枯れて"しまう。
再度眠らせることも可能ではあるが、メンテナンスを必要とするため推奨されていない。

観用少女プランツ・ドールは自立歩行が可能であり、トイレ、着替え、入浴など身の回りのことも自分自身で行うことが出来る。
基本的に言葉を発することはないが、環境と持ち主次第では言語を発することも可能ではある。

観用少女プランツ・ドールの返品、下取りも可能ではあるが購入した際よりもその金額は格段に下がってしまう。

ミルク


主食は特別なミルク(とても高い)。
もしもミルクが用意できない場合は、通常のミルクやケーキでもどうにかはなる。
ミルクは一日に三度与える必要があり、呑み終えると極上の麗しい笑顔を浮かべる。
基本、ドールの所有者はこの笑顔にぞっこんである。

ミルクは観用少女プランツ・ドール専用のものがある。
質が良く市販のものより栄養価が高いが、その分驚くほど高価。
場合によっては、市販の牛乳等で育てることも可能である。
また、ミルクだけを与えても、そこに観用少女プランツ・ドールに対する愛がなければ食事にすらなることはない。

食事に置いて一番重要なのは"持ち主からの愛情"であり、それが不足するとミルクを飲まなくなり、次第に衰弱していき"枯れて"しまう。
一度枯れてしまうと、観用少女プランツ・ドールが蘇ることはない。

砂糖菓子


観用少女プランツ・ドールの肥料である。
基本的一週間に一度程度与えればいい。

砂糖菓子は適量を肥料として与えてると色艶を保ち観用少女プランツ・ドールの美しさを継続させることができる。
万が一、ミルクやケーキ、砂糖菓子以外のものを与えてしまった場合、観用少女プランツ・ドールは"育って"しまう。
その場合、元の状態にまで戻すことは不可能である。

天国の涙


持ち主に深い愛を注がれた観用少女プランツ・ドールのみが流す涙。
それはこぼれ落ちると結晶化し宝石のように美しい玉となる。
観用少女プランツ・ドールが涙を流すのは非常に希少であり、観用少女プランツ・ドール本体よりも高価に取引される。
その色は様々であり、観用少女プランツ・ドールが最後に見た光景、心の残った光景の色を映すことが多い。




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